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「おおざと」と「こざとへん」の区別の起源
「おおざと」と「こざとへん」をよく間違います。 例えば、左にある「こざとへん」を「ひだりざと」、 右にある「おおざと」を「みぎざと」、などのように言えばわかりやすいと思います。 なぜ、「おお」と「こ」で区別することになったのでしょうか。
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そもそも「おおざと」と「こざと」では、それぞれの文字の起源が違い、まず「おおざと」があって、これに対して「こざと」という言い方になったようです。 「おおざと(邑)」は、 「□(領地)+人の屈服したさま」で、人民の服従するその領地を表す。 中にふさぎこめるの意を含む。 のち阝(おおざと)の形となり、町や村、または地名に関する漢字の部首となった。 「こざと(阜)」は、 もと、ずんぐりとした形に土を積み重ねたさまを描いた象形文字。 「自+十(あつめる)」で、まるくふくれる意を含む。 従って、ずんぐりとした形にふくれたおかのこと。 現在は、双方とも似た文字(阝)になっていますが 「おおざと(邑)」の名称は、大きな村里の意を文字通りに示すのに対して、 「こざと(阜)」の名称は、「おおざと(邑)」に対して付けられました。 阝の部首(旁ツクリ・扁ヘン)の位置関係ではないのです。
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- kine-ore
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「阝(おおざと)」と「阝偏(こざとへん)」なので、実際上「左右に分かれる漢字の左側にあるもの」が「偏(へん)」であり、同様に右側にあるものを「旁(つくり)」と呼ぶ次第ですから、「偏(へん)」と呼ばれる方が左側であるとすれば、もう一方は「旁(つくり)」と付けなくとも右側と分かるのですから、今の呼称で十分に分かりやすいのではないでしょうか。 ちなみに、旁や偏も一緒に集められている部首一覧表においては、「阝(右)」と「阝(左)」という表示で仕訳してしている漢和辞典が多いですね。
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よく分かりました。 有り難うございました。
- f272
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同じだったものを区別して使うようになったわけではなく,もともと別のものだったものが同じような書き方をするようになったけれど区別して別の名前を使っているのです。 活字では字体の区別がつきませんが,手書きの場合だと「おおざと」は右下側の曲線部をいくぶん大きく膨らませて書きます。「こざと」は旁の邪魔にならないように右下側に膨らませません。
お礼
よく分かりました。 有り難うございました。
補足
言い方が下手で分かりにくくてすみません。 お尋ねしたかったのは、同じような形をした2つのものを、なぜ「おお」、「こ」という2つの言葉を付けることによって区別したのかということです。なぜ、「大」、「小」を連想させる2つの言葉を付けることによって区別したのかということです。 なぜ、「ひだり」、「みぎ」のような分かりやすい言葉を付けることによって区別しなかったのかということです。 本当にすみません。
お礼
よく分かりました。 有り難うございました。