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どうして、日本の企業はそうなのかな?
先日、ネットでシャープの経営の記事をよみましたが、こういう記事がありました。 >>「1年前(12年2月ごろ)に片山社長(=当時)は、『リストラをするなら自分は辞める覚悟だ』と仰っていた。まだ辞めていらっしゃらないので驚いている」<< こういう経営者は果たして何を見ているのでしょうか?シャープは現にリストラを行いましたが なぜ、自分のいった言葉に責任を持たないのか?あきれかえるほど不思議です。 私の勤めていたアパレル会社(一部上場)でも、アメリカブランドの依頼もあり新しい会社を作り、従業員は出向→転籍と言う流れで進んでいました。だがそのアメリカブランドの人気低迷と 莫大な費用をかけたフラッグシップの影響でいきずまり、粉飾決算まがいでしりぞき、新たに本社から社長がきました。が、結局はその会社は破綻しました。そのおり、社長、副社長は自分は 本社に戻りやっていくがその他の社員は切り捨てると名言しました。ほぼその通り切り捨てにされました。 なぜ、見込みもないと全員がわかっているフラッグシップを先導し、指揮した経営者が残り、その下で休みなし、サービス残業のもと働いていた社員が切り捨てになるのでしょうか? 日本の大きな企業は自分とその上しかみず、下の物や、市場などみずやりたい様にやって、それが成功すると一流経営者とよばれる?日本マクドナルドでもつい一年前までは一流の経営者と言われてた方も、今や業績悪化で給与削減と2流の経営者のレッテルをはられています。 日本の企業は駄目なのは、一つの事で成功しそれを引きずる経営者達であり、自分しか見ず、 幅広い層の方や世界を見れない経営者達の責任ではないでそうか? シャープなどサムスンに資本提供を受けたりするのは、今まで開発に従事した人など成果を切り売りするには、日本にとっての国賊ではないでしょうか? みなさんはどう感じられますか是非教えてください。
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シャープはかわいそうなところがあって、インターネットの記事によると「中国に工場を立てようとしたら経済官僚が技術の流出を危惧して国内に工場を立てるようにいってきた。もし、中国に立っていれば、サムソンの負けだった可能性が割と大きい」 のようなことです。 昔は日本の美学があり、統率者は部下の責任を取りました。現在は崩れてきていてその点、醜い国になったのかもしれませんね。 日本では情報が氾濫している反面、現在国民の大まかな同じ視点というのが見つからなくなり、多様化していて価値観もぐらついているように思えます。それが判断、責任の取り方などの劣化が生じている原因にも思えます。 シャープの町田さんやパナソニックの中村さん、ソニーの出井さんなどは当時すごいと言われ、今は2流とされてます。 当時は合理化、欧米的意思決定が流行った時期で時流にのったあるいは試行錯誤の経営だったのかもしれません。 副作用とか後でわかったことですし。 確かに世界に対しての愛かもしれませんが、日本人が培ったものを海外に伝承していくというのは、どうなのかなって思いますね。 アジアは人間関係に対する考察の伝統がありますね。欧米がよしとされ、個人ということになって人間関係の希薄さが目立ってますね。経営者も従業員を守らないとという意識もだんだん希薄になっているのかもしれません。 短期の利益を追いかける姿勢が強くなっているとすれば、欧米が数十年前不調だったときに、彼らの国で流行した風潮を今の日本は取り入れていることになります。出る杭をたたくところだけ昔の日本のままで。 これではよい会社も現れにくいですよね。
- Ciccino
- ベストアンサー率38% (155/405)
肩書き、資格、免許、家系(コネ)などに弱い人種だからかもしれませんね。 仕事できてもできなくても東大卒=凄い、偉い、間違いない みたいな式が成り立つというか・・・ 一度成功した時の記録しか重要視しない、、、というかできないというか。 本人も周りも現在進行形の変化などに弱いのかも知れませんね。 しかも一度成功すると過去の名誉を守りに入る人が多い。 一度成功したらすぐにマニュアルにしてしまう。 周りも一度の成功例でマニュアルを信じすぎてしまう。 文化の面でも外国だと大学でも名門校に入学すると入るよりも卒業する方が難しいみたいにトップの座を勝ち取っても座り続けることの方が難しいので常に努力しないといけないのに比べて日本だと一度座ったら安心安泰みたいな感じの部分もあるので。。 ある意味そういう文化的な部分もあるのではないかと。
お礼
ありがとうございます。 大学ですね、確かに日本は入学の為の努力をしますが、はいればさほど勉強せずとも 卒業できます。海外では卒業する為の勉強が大変ですからね。 終身雇用、年功序列 学歴社会が日本の3代特徴といわれてた、バブル崩壊前の体質から、いまでは、学歴社会だけが影をひそめながら存在してますね。 1度良い環境ですごしたら、その環境を手放すのは難しい事ですね。
- simotani
- ベストアンサー率37% (1893/5080)
シャープは企業体力的に問題がありました。 損益分岐点がはっきり判る極めて珍しい会社として多くの投資家に知られています。 損益分岐点がはっきり判る=固定費ばかりで変動費がほとんど無いに等しい。つまりは人件費や固定資産ばかりでロスが出て、変動費に出来ていないのが最大の弱点です。 売れている時は固定費率が高い事の利点で利益も配当も良い会社でした。が、一旦損益分岐点を割り込むと人員整理が追い付かない、工場は既に売れなくなっている、と変動費に転換不能になっていたのです。 シャープは堺の新工場や大阪本社を売り払い、亀山工場内に本社機能を移転するだけの覚悟が必要でした。主要都市の営業拠点もリースに下げて目先の現金調達をすべきでした。 が、シャープは寧ろ亀山工場を売る決断をして、失敗しました。技術を持つなら技術ととことん心中する覚悟が必要なのに(シャープの強味は液晶技術です)中途半端に動いて失敗したとも言えます。 亀山でテレビは作らなくても良い。液晶で携帯電話や太陽光発電ユニットを作れば良いのです。今売れている白物家電(冷蔵庫や洗濯機等)は日立やパナから買えば良い。それだけの割り切りが必要な時代です。 下手するとサムスンさえも投資家の立場で手を引く可能性も有り得る事態です(破綻処理で堺工場を安く買えばより有利だから)。中国企業が手を引いたのはそれだけ魅力が無かったから。なら韓国も同じ判断する可能性はあります。 私がサムスンの立場だったら、会社を無視してひたすら市場から話題の20回CBを買いあさります。でCBの過半数を超えて押さえてしまえば良い。90円だったら充分過半数取れます。 で「償還に応じますか?それとも白旗揚げますか?」と押します。投資資金は900億円(でも債権は1000億円)ですが、正に首根っこを押さえつけるやり方です。 債権回収となれば株主より強い。特許権全てでも堺の工場でも自由自在に処分出来ます。だから会社側は乗り換えを申し出るしか無い。どんなに酷い条件でも呑むしか無い。たった900億で会社まるごと自由自在に操れるのです。
お礼
凄い考え方ですね、債権の買い占めですか? ある意味恐いです。
- nasi000
- ベストアンサー率19% (100/514)
私はそれ以上に20年あまりに放置されたデフレ環境というのが最大の問題であったと思います。資産デフレが続く中ではどんなに良い商品を作っても業績が悪化してしまうという問題があります。 例えば倒産には大きく分けて2種類ある。 企業が倒産した場合に多くの人は商売に失敗し物を売ることができず財務が悪化して倒産したのだろうとそう理解する。だから倒産はしかたないと考えるし、市場全体としては必要なことと解釈される。 しかし倒産にはもう1種類ある。本業はまだ健在だが資産価格の下落を受けてバランスシートが債務超過になってしまった場合などだ。ここ20年の日本はこのような資産デフレによる倒産の危機に大多数の企業が置かれてきた。 本業はまずまず良好だが資産デフレによりバランスシートが悪化して経営に問題をきたしているという企業は、あらゆる部分でコストカットを優先することになる。事業を縮小し投資を最小化、人もできるだけ雇わず人材を最小化、これらで浮いた資金は借金返済という行動に迫られ、それが生き残りのための最適の解となる。 多くの日本企業はここ20年このような資産デフレの悪循環への対応に迫られることで、本業とは全く別の次元で経営危機に立たされて来た。 そしてこのようなデフレの悪循環よって、多くの企業がこうした行動をとり経済全体に悪影響を与えデフレによる不況を更に悪化させるということを繰り返した。 正常な経済状態で資金を設備投資や新商品開発などの事業拡大に使っていた状況に比べ、デフレ環境では事業を縮小し投資を縮小する債務の最小化がデフレ環境で生き残る最適な解となるため、経済全体の需要は減少する。総需要が縮小すれば当然景気は悪化する。景気が悪化すると資産価格はさらに下がり、そうすると企業のバランスシート問題はいっそう悪化する。するとまた、企業側はコスト削減と借金返済努力を一層強化しようとする訳だ。 しかし、そのような努力をすればするほどさらに需要は落ち込み、景気は雪だるま式に悪化してきたというのが日本のここ20年。また政府もこのデフレを後押しする政策ばかりを優先的に行なってきた。金融再生プログラムなどというのがその典型だった。 このようなデフレ環境で積極的な投資を行えた企業はほとんどない。そのため投資を最小限に行い、リストラを優先し、内部留保を拡大した企業が市場で有利になるというおかしな事が進んできた。 日本市場というホームがそんな状態で、海外へ大規模投資を行い市場開拓をと言ってもそれは自殺行為となる。投資や債務の最小化に努めなければバランスシートが更に悪化し経営危機に陥ってしまう状況で大きな投資をしろ、失敗も許容しろというのは無理な話なわけだ。 市場全体の資産デフレ問題が解決しない限り、企業は投資を最小限に行い、リストラを優先し、内部留保を拡大するようになり、それがデフレ環境を生き抜く最大の解という状態が続いてしまい、それに対応出来なかった企業は淘汰されることになります。 そんなデフレ環境でジリ貧となったのが現在のシャープでもあるでしょう。だからこそ日本はデフレ脱却を優先しなくてはいけないのですね。こういったデフレ脱却が優先された政策が進められなければシャープはゾンビ企業とレッテルが貼られ倒産してしまうでしょう。そしてまたひとつ日本から製造技術が失われ国力が下がることにもなるのです。 そういうことからもまずはデフレ脱却が安定的になることが最重要であり、これから3~5年が大きな山場です。以前のように少し景気が回復し始めると政府が緊縮財政を行い景気に冷水を浴びせデフレを悪化させるなどということを繰り返してはならないのです。
お礼
ありがとうございます。 日本の経済、バブル崩壊から10年間、2012年は空白の10年、リーマンショック後の2012は空白の20年間、言われ日本の経済はどこまで空白なんだよとツコミをいれたくなるしまつですね、やっとアベノミックスなどでリーマンショック前の株価、円にもどりましたが・・・・ 回答者さんのおっしゃる様に、デフレ下で多角化による倒産や事業撤退などが目立ちま すね。例えばJALなどが良い例ですね、ホテル事業などの多角化が本業を苦しめたなど そうですね! シャープについて例をあげたのは亀山、堺の液晶工場を築き液晶事業を拡大させたのが 片山氏である事が問題であることです、円高や意図的ウォン安の影響があったにせよ、 『世界の亀山』の功績を未練たらたらで持ち続け、堺工場の閉鎖などや大規模なリストラにおいやり。 >>「1年前(12年2月ごろ)に片山社長(=当時)は、『リストラをするなら自分は辞める覚悟だ』と仰っていた。まだ辞めていらっしゃらないので驚いている」<< といいながら、自己の経営責任をとらない経営者が多い事です。 リーマンショック後のデフレ対策で資産低下によるバランスシートの悪化が要因にせよ 経営者の質が他の国と違い悪すぎます。 あの円高の際にもトヨタなどは78円台でも利益をだす経営戦略をたててました様に優秀な企業や経営者がいるのも現実です。 液晶テレビなど10年前など20インチで10万もしてましたしが(液晶のシャープなど言われ)、地デジ化などですぐ32インチ位が4-5万で変えるからと液晶ではなくブラウン管のテレビを購入してました、私など無知なものでさえ想像がつく様な事でさえ気づかない経営者が日本の経済を駄目にしてると思います。 次は電気自動車の価格崩壊ですね、今EV自動車が300万ほどですが、10年後には100万を切る価格になると予想されます。トヨタの動向が心配です。 回答者さんの言う様にデフレを脱却し社内留保を整え日本経済の復活に期待してます。 まぁ、3-4年かかるデフレ脱却前の消費税のアップと物価上昇がはたして、消費者の賃金アップにつながるまで持つかが心配です。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
>どうして、日本の企業はそうなのかな? 日本の企業だけじゃないですよ。 日本の企業も世界中の企業とそんなに変わりませんって。
お礼
ありがとうございます。 海外の企業もおなじですよね! ただ、日本よりバッシングが強いと思いますが?
お礼
ありがとうございます。シャープも昔は面白いアイデアの出る企業だったのにね~ ザウルスとか、イオンクラスターとかね!今ならイグゾーとかね! どうして、経営責任を取らないのでしょうかね?経営者が決めた計画を技術者さんが頑張って成し遂げた功績が成果が出ないと下の人に責任をとらすなどかわいそうですね! 最近はそういった優秀な技術者が日本の企業にあきれて、海外メーカーに転職なされてるのももっともだと思いますね。 ある程度、経営陣も責任をとってもらってから、従業員達の整理を行って欲しいです。