危険かといわれれば、危険ではない、ということができます。心配は個人の尺度が違いますので、なんとも。
輸入果実を含め、少なくともここ数十年でヒトに危害が及ぶほどの残留農薬が検出された例を知りません。検出されることはままありますが、ほとんどが基準値以下です。
「基準値以下だって安全とは限らない!」と叫ぶ方もいるんですが、残留農薬の基準値はヒトが一生涯その量の農薬を摂取し続けても影響が出ないであろう数値をさらに1/100に厳しくして設定されることが基本なので、科学的にはまあ問題はないかと。気持ちの部分ではまた別ですが。
残留農薬なんてまず出ないよ、っていう実態からは、オーガニックとの差は実際にはほとんどないと言っていいと思います。そもそもオーガニック=農薬なし、ってわけではないですし。ただ、オーガニックは生産者が普通の農産物より大事に育てたものであるには違いないので、残留農薬以外の部分で価値はあると思います。
気になるのはその認定を行う機関で、ここのところ結構な件数でサボタージュ(きちんと検証していないのに認証を与えている)が摘発されています。
それでも農薬が気になる場合は、湯または中性洗剤による洗浄をするといいと思います。表面に付着している農薬は半減以下にできるという実験結果もあります。ただし果皮にまで染み込んだものは除去できませんので、そこはご注意ください。
余談ですが、「これで洗えば農薬を落とせる」なんて洗剤も市販されていますが、これはまあ、価格に見合うものかどうか微妙なところです。
えらそうないいかたですみません。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。 もう少し勉強して、自分でどの程度までなら許容できるのか線引きしていきます。 そのためのヒントをたくさんいただけてとても勉強になりました。 ありがとうございました。