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海溝の誕生
今プレートテクトニクスと造山運動について調べています。岩波の『地球惑星科学』を読んでみましたが海溝の誕生について記載がほとんどなく、また、ネットで検索してもそれらしい書籍が見つかりませんでした。 海溝の誕生を扱った本をご存知でしたらお教え願います。
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詳しいことはわかりませんが、次のような本はご覧になったのですね。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4000069896.html http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4000069993.html プレートテクトニクスと造山運動について調べておられるのなら、下記のようなこともわかっておられる。 http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/platetectonics-01.htm 海洋底拡大・プレートテクトニクスは同じことで、大陸移動、海洋更新説、海嶺、海溝の形成、造山運動の説明ともなっていると思います。 海溝の誕生というのは、一番最初の地球上最古の海溝の形成のことなのでしょうか。海がなくても、マントル対流のような動きがあり、表面が硬化した岩盤になっていれば、褶曲や地溝、山脈はできるでしょう。海洋底のような地質や重さの岩盤であれば、大陸地塊とは異なって、収束境界で沈み込みに伴って溝ができるのは必然でしょう。当然、そのときの地塊は深く沈み込むものが大半でしょうから、海溝に残るのは新しい海底地塊が多くなってしまうでしょう。あるいは海溝位置が後退すると、もとは海溝だったところに地塊が下附けされて付加体として残るかもしれません。 山岳でも、今残っているのは上が浸食されて残っている残骸のようなもので、誕生したときの山岳はもう岩屑や砂になって低地や海底を埋めていると思います。誕生した陸や山地が沈降して海底になっているものもあると思います。 海溝のできる力学的な説明がされた本を探しているのでしょうか。 【海溝の誕生について】という言葉で、なにに注目しているのかを明確にされたら、詳しい方が書籍や論文を紹介してくれる可能性も高まると思います。 http://ext-web.edu.sgu.ac.jp/koide/chikyu/Lec05.pdf > 海洋地殻 1 海洋地殻形成のメカニズム:プレートテクトニクス 海洋地殻は、中央海嶺にマントルが上昇してきて、形成される。中央海嶺で形成された海洋地殻は、化学的に均質なもの、どの時代に似た岩石、どの海嶺でも似た岩石、が形成される。海嶺で形成された海洋地殻は、海溝でマントルに沈み込む。 このようなサイクル、プレートテクトニクスが働くために、海洋地殻は常に更新されている。古い海洋地殻は、海洋地域には残っていない。 2 オフィオライト 現在の地殻の断面は、深いほうから、かんらん岩(マントル)、斑れい岩、岩脈玄武岩、枕状溶岩(玄武岩)、チャート(堆積岩)となっている。 このような岩石セットで、陸地に持ち上げられたものを、オフィオライト(ophiolite)という。 現在の海洋底では、一番古いものでも約 2 億年前のもの。さらに古いものは、大陸で探す。オフィオライトがあれば、海洋地殻であったことが判別できる。 グリーンランドのイスア地方には、セットは、ばらばらになっているが、海洋地殻のセットがある。38 億年前ものである。 現在の地殻と同じセットである。海洋地殻を形成するメカニズムが、38 億年前から同じである。
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- kamobedanjoh
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海溝は,海嶺と密接にと言うより,連動して活動しています。 地球がほぼ球形であり,外側から大気・地殻(大陸地殻と海洋地殻)=プレート・マントルの順で層構造に成っており,地殻はマントルの上に浮いている。海嶺からマントルの熱でマグマが噴き出し,火山活動として新しい海底地殻を作る。新しく誕生した海底は比較的高温で軽く,海嶺軸の左右に押し出されるが,移動する間に冷やされ重くなる為,マントルの熱対流に乗って大陸に向かって移動し,大陸地殻に衝突するとその下に潜り込んで行く,その潜り込みの場が海溝になる。 プレートテクトニクスを論じた書物なら,その程度のことは書かれている筈なのですが。 私の手元には前世紀末のやや古い書籍が何冊がありますが,少なくとも今世紀になって刊行されたものが良いでしょう。 著者名,出版社名からHP を覗いてみて下さい。 藤井洋一郎=地球物理学専攻 放送大学教授?共著『変動する地球と生命の起源』新日本出版社 宇津徳治=地震学専攻 東京大学名誉教授 共著日本被害地震総覧』東京大学出版会 吉井敏尅=地球物理専攻 日本大学文理学部教授 『日本の地殻構造』 同上 宇津徳治=地震学専攻 東京大学名誉教授 『日本被害地震総覧』 同上 共著『地震の事典』朝倉書店 杉村 新=地球物理専攻 元神戸大学教授 『グローバルテクトニクス-変動地球学』東京大学出版会 その他の理数学系出版社 丸善株式会社出版事業部・岩波書店・集英社・筑摩書房 等。
お礼
分かりにくい質問で済みません。書籍の紹介ありがとうございます。参考にしてみます
お礼
質問がわかりにくくすみませんでした。ご回答ありがとうございました。
補足
≫海溝のできる力学的な説明がされた本を探しているのでしょうか。 すみません。その通りです。 調べた範囲では海嶺がどのような力学的作用で生じるかは各書に解説があるのですが、 海溝はもとからあるものとして扱われているものしか見当たらず、 一般的な海溝がどのように形成されるかの解説は全く見当たりませんでした。 地球が熱機関であることから海溝が誕生すること自体に疑問はないのですが、 どのように海溝が生じるのか、その過程を調べたく思いここで質問いたしましたわけです。