先ほど社内でTOEICのテストが終わったところです。
さすがに問題文全文は思い出せないのですが、どうしてもわからない文章がありました。
どなたか教えていただけましたら幸いです。
問題はメール文で、あるクリニックが患者さんに出しているものです。クリニックの電話番号・メールアドレスが変わり(オフィスの改装があったような感じです)、その連絡と次回予約の確認をしている本文の中の一文です。うろ覚えですが、ポイントになるところだけ抽出するとこんな感じです。
Your next appointment is currently scheduled at 10 am on May 3. If it _______ convenient for you, please contact us.
この下線部にはいる選択肢として、以下の4つがあげられていました。
1 was not
2 will not be
3 has not been
4 would not have been (この4つ目はうろ覚えです)
本当なら、It it is not convenient for you.... と普通に現在形にしたいところですが、その選択はありませんでした。
どう考えても、2以下はありえないので、消去法で1を選びましたが、その文法的説明がうまくできません。文法書も調べてみましたが、帰結節にwouldやcouldがある例文しかなく、時制の一致という原則にはあいません。
そこで、これは話者(書き手)の心理上の時制を表現しているのかと思い、無理やりにメールを書いている人のココロの中を想像して、「前にきたときに予約をされて、それがそのままになっていますが、これまでの間に事情が変わり、実はこの日はご都合が悪いということでしたら、お知らせください」 というふうに解釈してみました。
たぶんクリニックが電話番号やメールアドレスを変えている期間中は連絡ができない状態だったと思いますので、その期間(過去)に(患者さんの)事情が変わって都合が悪くなったということであれば、条件節は過去形で、「なので連絡してね」という帰結節は現在形というのもありえるのかもしれません。
この解釈はあっていますでしょうか?
あるいは、「ありえない」と思った 2 にも可能性はあるかもしれません。このメールを書いている人のココロが、読み手のココロに移管して、「今は大丈夫だけど、この予定されている日までに、もし都合が悪くなったら」といっているとしたら、今からこの予定日までの間=未来形も成り立つでしょうか?
たいていのことはあとで調べて自分で納得できるのですが、どうしてもこれは腹に落ちなくて、今夜は眠れない夜をすごしそうです。
何卒よろしくお願いいたします。
「もしも」という「条件を表す副詞節」としての if の中では未来のことでも現在形
というルールがあります。
なぜか,というと,未来のことは本来,不確定でそれを will で表すわけですが,
if ~では未来のことで不確定なことを「もしその場合には」と確定させないと
話がすすみません。
だから,確定した現在形で表します。
If you are late, please call us.
(そうなっては困る,どうなるかは不確定だが)
「遅れた場合には,電話してください」
たとえば今,2時で,5時に来てもらう予定とする。
未来である,4時くらいで,さらに未来の5時に向けて遅れそうだ。
未来の4時の話で不確定な未来だけど,確定したこととして話をすすめる。
ただ,その4時からみて,5時は未来で,「遅れそうだ」
こういう「遅れそうなら」は
If you will be late となります。
これと同じ理屈でいくと,今月曜日で,木曜日に行く予定。
それが未来の水曜日くらいに,まだ未来の木曜日に行くのが無理そうだ,
というのであれば
If it will not be convenient ということになります。
仮定法がこびりついている日本の方の選択は、1.was not でしょう。
If は単なる接続詞としても使われるので、2.will not be です。
むしろこの方が自然です。アメリカにしばらく滞在していたので
このような場合には、2で表現します。1は、思いつきません。
現在の予約で不都合になれば(未来)連絡ください。
とそのまま言えば十分です。
TOEICは、日本の英語教育内容と言うよりも米英語の日常的表現、状況に基づきます。
このような日本の方の質問は、あまりにも必要以上な仮定法にこだわりで
生じます。
> if 条件節が過去形で帰結説が現在形はありえます?
⇒ありうると思います。
つまり、条件節が非現実的で、帰結節が現実的な場合で、
If it was not convenient for you, please contact us.
「もしも(万が一)ご都合が悪いようなら、ご連絡ください。」
というようになる場合でしょう。
> 未来形も成り立つでしょうか?
⇒ふつう、If-clause中に未来形は用いられませんよね。
ということで、質問者様の解答が正解だったと思います。
質問者
お礼
さっそく回答いただき、ありがとうございます。
私も英語歴がそれなりに長く、ネイティブの方との会話もある程度こなせるので、どうしても自分が聞きなれている・言いなれている表現に頼ってしまいます。その意味で、If節で will を使うことは少なくとも日常会話ではありませんので、しっくりいきませんでした。
一方、条件節が非現実的で、帰結節が現実的な場合は過去形もありえるという解釈は、とても納得がいきます。ご教示ありがとうございました。
ただ、今回のメールのトーンでは、それほど「非現実的」なことでもないところが迷うところです。
お礼
さっそく回答いただき、ありがとうございました。 If節にwill を使うことができるというのは、目からウロコでした。ご教示ありがとうございました。 ご説明も明確で納得です。私が「ありえない」と思いながらも、理屈をこねた「今は大丈夫だけど、この予定されている日までに、もし都合が悪くなったら」の解釈が当たらずとも遠からずということだったんですね。 英語の道はどこまでも深く、遠いです。 でも、だからこそこんな嬉しい気付きがあります。 これからも勉強に励みます! ありがとうございました。