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「色は空 空は色との 時なき世へ」の解釈
市川團十郎さんが書き遺したという句「色は空 空は色との 時なき世へ」 が発表されました。 これはどうに解釈できますか? よろしくお願いします。
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#1の回答に同感です。 海老蔵さんは「色」を「いろ」、「空」を「そら」と発音されていたようですが、おそらく団十郎さんは「色」は「しき」、「空」を「くう」と詠んだのではないかと推測します。 色(しき)とはこの現象界の諸々、空(くう)とは実体の無いものであるとの意で、「色即是空」とはこの世の現象はことごとく移り行くものであって、実体は無く永遠のものではないということ。 般若心経は、つまりはこの「色即是空」ということを色んな表現で言い表しているに過ぎないのです。 そして、最後の句は我が身は色もなく時もない絶対的な世界へと旅立つと言っているのでしょう。
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- bakansky
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回答No.1
「色は空 空は色との」 の部分はもちろん 『般若心経』 の 「色即是空 空即是色」 から来たものでしょう。 「時なき世」 も含めると、現象界 (つまりこの世) から現象を超えた世界 (つまり彼岸) に赴く、ということを言っているような印象を受けます。