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質問者が選んだベストアンサー
まったくの偶然説なら「自転している」でもいいかもしれません。 月が同じ側を見せて地球の周りを1回転するから自転しているという説明は、回転座標系をさらに別の座標系から眺める必要があり、その時の回転座標系の回転がそれぞれの物体の自転に加算されることを要請しています。これでは回転座標系に属しているどのような物体にも個別に1回転が加わり、太陽系やさらに外側から見るたびに回転しているものすべて座標系の取り方で「自転している」と表現できてしまいます。 月に限らず、物体の回転を「自転している」と「自転していない」に分類しろと言われたら、他の力を受けて回転が変化しているかを考えた末で使い分けをすると思います。慣性力だけでどれだけ速く自転していた物体も、重力やモーターなどの影響で加速や減速している最中なら、「自転している」だけで片付けてしまうのは正確でないと思います。 単独の回転座標系だけで説明できない回転は、他の力が加わっている証で、その影響の度合いを理解したうえで「自転している」から「自転していない」まで意識的な使い分けが必要ということではないでしょうか。 特に、なぜ月が同じ側を向けているかというテーマが含まれ、さらに「自転」というキーワードが出てきたら、他から力を受けているかが必然的に問題になるはずです。 太古の月が慣性力で自転していたとして、現在に至るまで地球の重力が月の自転を抑制するように働き、その効果は現在でも続いているという説明を尊重するとした場合、慣性力による自転をほぼ完全に抑制して地球主導になっているという意味では、もはや月は完全に「自転していない」という表現の方が正しいと思います。
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- LancerVII
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こんにちは。 自転していなかったら地球から見ると違う面が見えると思いますがいかがでしょうか。 (質問者様の載せた絵も、地球から見て違う面が見えてませんか?) 公転周期と自転周期がほぼ同じため、ずっと同じ面を向いています。
補足
私の載せた図は、重力傾度安定法の原理を示したもので 重心位置が地球に短いほうが向いていても、 長いほうが向いていても、どちらも安定した動きに なることを示したものです。 この原理を使って、人工衛星の姿勢制御を行う場合が あります。 (人工衛星の姿勢制御の方法にはいろいろありますが)
お礼
貴方の回答がなければ、この質問を終えるタイミングが 見つかりませんでした。 ありがとうございます。 それにしても、子供のころに洗脳されると言うことは 恐ろしいことですね。 それから解放されには相当の時間がかかることを 身をもって経験させられています。
補足
>慣性力による自転をほぼ完全に抑制して地球主導に >なっているという意味では、もはや月は完全に >「自転していない」という表現の方が正しいと思います。 それが、物理力です。 ただ、それだけではまだ物理力のある方の 直感です。 やはり、自転とは何か、公転とは何か? はたまた回転とは何か と順を追って考察しなければ なりません。 ですが、ここが重要です。 「真実は必ずその疑問に自ら答えてくれます。」 私はその「真実」のすごさに、むしろ驚いています。 --------- 実は、「月は自転していない」の決定的な証拠を 手に入れています。 ですが、ここでは語りません。