終身保険で保険金額減額のデメリットの説明がなかった
保険会社から全く誠意のない対応をされていますが、何か訴える方法がないか、アドバイスがいただけると嬉しいです。
今後、生命保険協会の裁定審査会で審議してもらおうと考えていますが、どう準備していけばいいのか、真剣に悩んでいます。
某大手日本保険会社で昭和63年2月に終身保険(1,500万死亡保障・60歳払込)を契約しました。
その当時私の保険知識は乏しく、終身保険と養老保険の違いもよく知らず、ただ、保険設計書を見ると保険金額とほぼ同額の解約返戻金、年金は保険金とほぼ同額の額が原資となって受け取れる、と書かれていました。
その当時の予定利率は高く、終身でも養老保険のような内容の保険金額が記載されていました。
60歳時になると以下の中から選択ができると、その当時の保険設計書には載っています。
(1)そのまま終身部分を生涯保障
(2)年金として終身・10年確定・5年確定を選択
(3)解約返戻金として一括受取 が選択できる
その当時の保険は予定利率が5%以上で、現在「お宝」保険と呼ばれ、保険会社としては転換にするか、解約させたいような保険です。
平成15年8月に保険金額を減額するにあたり生保レディに相談し、その時に「保障内容は変えずに、保険金額を減額する場合の下限はいくらか?」を調べてもらい、1,500万 → 500万 なら保障内容は変わらないと説明を受け、それを信用して500万に減額しました。
ただし、その時に保険金額を500万円に減額すると(2)の年金を選択するときには責任準備金(原資)が少なくなるため、5年確定のみしか選べない、旨の説明はありませんでした。
(そのため、今回保障内容を確認して、大幅減額を初めて知り、大変ショックを受けました。)
今年になって、知り合いに数年前の保険金減額をしたことを話したときに、
「自分の考えているような保障内容で減額されていない可能性があるので、一度確認した方がいい」
とアドバイスを受けました。
手元に保険証券が見当たらなかったこともあり、保険証券再発行の手続きとともに現在の保障内容を確認するため、今年2月に保険会社のコールセンターに電話しました。
保険証券の再発行手続きの書類送付を依頼、保障内容については1週間ほどかかると言われたので、確認次第連絡をもらうことになりました。
しかし1週間以上たっても連絡がなく、あらためて私から連絡をしたところ、私が送った書類が届いていないことを知り、その後調査をしたが見つからなかった、と言われ、調査打ち切りを告げられました。
(ちなみに、その後再度書類を生保レディに直接手渡した書類で、再発行は済んでいます)
(1)
見つからない、届いていない、と一方的に調査打ち切りされても、これは正当なやり方なのでしょうか?
(2)
保険証券の再発行申込書が保管会社に届いていない、調査しても見つからない、なので調査は打ち切ります、と言われたことに関して、このまま引き下がるしかないのでしょうか?
また、保障内容を確認したところ、(当初の予定利率では運用できていないことを理由に)考えていた半分以下の解約返戻金、年金を選択する場合は5年確定のみしか選択できないことを知りました。
保険金の減額を相談した時に「保障内容は変えたくない、特に年金の選択肢が残しておきたいが、その場合に減額できる下限はいくらか?」と相談しているにもかかわらず、減額することで責任準備金が減るために年金移行も5年確定しか選択できなくなることの説明もないまま減額させられました。
(3)
このことは、保険会社として契約者の不利益になることを伝えていないことになり、問題にはならないのでしょうか? 保険会社には何の責任もないのでしょうか?
(4)
このことは、契約者の不利益(デメリット)は説明しなければならない、という保険業法とか法律には抵触しないのでしょうか?
保険会社側(本社・お客様相談室)は保険会社としての立場を繰り返すだけで、現在平行線になっています。特に私の担当者と称するI氏は、こちらの神経を逆なでするような言動、威圧的な態度で接しています。
「あなたのような失礼な担当者とは話したくありません。他の担当者に変えてください」と伝えても
「私があなたの担当者ですから変えられません」と一方的に会社側の立場を繰り返されました。
保険会社に都合いい流ればかりが作られています。
保険契約する前の設計書に書かれている一括保険金や年金移行選択の年金額は、その当時の高い予定利率をもとに計算されていて、現在予定利率が低いため全く納得できないような内容になってしまっていますが、それでもこの件に関して
「記載の数字は今後変動することがあり、将来のお支払額を約束しておりません」
の一文が小さく書かれていて、その一文で保険会社のリスク回避が行われ、契約者は悔しい思いをしていながらも、そのことで保険会社と争っても勝てないことは聞いていますし、私はその件で争うつもりもありません。
(5)
ただ、保険金額の減額のタイミングは平成15年ですし、その当時は保険金額減額により契約者の不利益になる事項は説明する義務が保険会社にはあると思うのですが、説明義務はないのでしょうか?
(6)
減額によって契約者に不利益な情報が説明されていないまま、減額契約させられたのは不当であり到底納得できなることではありません。
減額契約はなかったことにすべきで、その代り受領した解約返戻金や未払いの保険料を支払うことで当初の保険内容に戻してほしいと保険会社には伝えましたが、案の定保険会社のI氏は
「本人が納得したうえで減額したので、それはできません」
と拒否しました。この言い分は本当に正当なのでしょうか? 私にはそう思えないのですが・・
分かりづらい相談内容かもしれず、大変申し訳ありませんが、なんとかよきアドバイスがいただけることを願っております。