摂食障害暦 22年
20歳で摂食障害となり、現在42歳、結婚12年目の専業主婦です。子供は9歳で小学4年生の男の子が一人います。私の摂食障害は噛み吐き(チューイング)というタイプです。
発病してから現在に至るまで完治することなく、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら過ごしています。
以前は、全く食事をせず、水すら飲まずに下剤だけを口にするという信じられない生活をしていましたが、現在は毎日同じ物ですが3食食べて下剤は服用せずお通じも毎日あります。薬は個人輸入をした鬱病の薬と食欲抑制剤を服用しています。
現在の体型は自分から見ればまだまだ痩せたいと思うのですが、母や姉から言わせると「ガリガリ」なんだそうです。
身長は155センチで体重は42kg~43kgですが、自分では40kgで落ち着きたいです。見掛けより痩せて見えるらしく、今の体重でも痩せすぎだと言われてしまいます。
確かに、思い切りお腹を凹ませるとあばら骨がくっきりと浮き出ているし、喉仏は男性以上に出ているし、腕は青白く血管が浮き出ていて半袖では外に出られないくらいです。頬はコケて瞼も落ち窪んでいます。全身を鏡で見て、自分でも「気持ちが悪い」と思うこともあります。
それなのに、体重が増えるのが恐ろしくてならないのです。「もう少し太ったほうが若返るのに」と思うのですが…。体重計の数字に囚われ、振り回される毎日です。
3食食べて、チューイングをすると太るのです。チューイングは主に甘いお菓子類や菓子パンで昼食後に2~3個、多くて5個程度なのですが毎日だと体重はジワジワ増えます。チューイングを4,5日我慢すると体重は元に戻ります。そして安心して、またやってしまう…の繰り返し。
チューイングは楽しいです。菓子パン1,2個でもできる日とできない日では気分が全然違います。体重を増やしたくないので思い切りできずに気分が落ち込み、元気の出ない日々を過ごしてしまいます。
何をどうしたいのか、自分でも気持ちを整理できないのですが、体重を気にしないでいられるようになりたいのです。
心療内科では「あなたの摂食障害は自分でコントロールできているので大丈夫です」と言われて余り話を聞いて貰えませんでした。
毎日の3食の食事は本当に美味しい。下剤で毎日腹痛に苦しんでいた日々に比べれば天国なのに。2年間生理が止まってしまったのに、治療なしで自然に回復し結婚もできて、子供も授かり元気に育っている。ずっと続けられる趣味にも出会い楽しいと思える。とても恵まれているのにどうしてこんなに体重計の数字に縛られてしまうのか、苦しいです。