• ベストアンサー

社会党はなぜ過半数をとれなかったか?

55年体制下 自由民主党が一党優位の状況でした。 しかしほかの政党はなぜ負け続けたのでしょうか? 特に社会党について気になります。 社会党は護憲・軍隊不保持を掲げる政党です。 自民党の党是である改憲再軍備(まもなく棚上げになり今、浮上してきましたが) 議席の3分の1を確保して阻止してきました。 社会党は3分の1をとれる力しかなかったのか(自民党がそれほど勢力があった)、 それとも政権与党になるのを嫌がったのかどちらなのでしょうか? 実際 村山内閣時 政権与党となりましたが、 党の方針を変えました。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#178467
noname#178467
回答No.2

 いくつかの点で申し上げますね。 (1) 自由民主党という政党自体が、保守合同と言って  当時、勢力を伸長させていた革新勢力(社会党、共  産党)に対抗するために意見の違いを超えて1つに  まとまりできたのです。つまり自民党は国会内で  過半数を得るために結成されたのです。アメリカの  強力な後押しがありました。 (2) 55年体制の一方の「雄」日本社会党ですが、この  党も幾つもの潮流の「社会主義者」「労働運動家」  たちが意見の違いを超えて結成されました。 (3) 55年体制ってご存じないと思いますが、永年  冷静な目で政党政治を見てきた者として知ってほしい  事があります。それは日本社会党の本質です。社会党  の多数派は年収何千万円も保障されている労働組合の  幹部連中と自民党から金を貰いながら「反対」をして  おいて頃合いをみて自民党の強行採決を許す戦術を  とった職業的な議員団幹部の連合体だったことです。   つまり、闘うそぶりを組合員や社会党支持者に見せ  贅沢な暮らしを得ていたのです。  (僕自身、組合活動のさなか幹部連中が企業側と決裂  する演技を見せられてしまいました) (4) 55年体制というのはアメリカの意思を体現するための  自民党とそれを補完する社会党の政治体制と言えます。 (5) ところが自民党の支持は減り続け、ついに一党では  政権を保てなくなったときに、自民党は驚く奇手を、  見せました。このころマスコミもさかんにそれを支持、  田原総一朗なども強引な議事進行でもちあげました。  要は自社政権(村山政権)です。社会党から総理を出す  かわりに政策は自民党の政策で行く。これを社会党は  了承したのです。 (6) この社会党の変節は半数近くの国民を失望させます。  現に社会党で贅沢を味わっていた連中は民主党に結集、  「良心」的な連中は社民党に集まりましたが弱々しい  ことこの上ないしなおかつ辻本清美や安倍知子など、  自己の保身に走る議員が後を絶たない。 (7) 結論です。戦後の体制はアメリカの利益にかなうよう  常にコントロールされてきてそれにのっかり自社その他  のいくつかの政党議員は甘い汁をすってきた。社会党は  初めから自民党の政権を補佐するためにあった。自民と  社会の幹部は裏で交渉をしてきたことはもう自明の事、  そして社会党幹部は自民政府からはした金を得てきた。  そんな政党に国民は信頼を寄せない。組合の組織率が  急激に落ちていく。

その他の回答 (11)

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.1

>>社会党はなぜ過半数をとれなかったか? 多くの人々は、社会主義、共産主義が政権を取れば、国民はどんな扱いをうけるかということを、世界のニュースを見て知っていたからです。 つまり、独裁政権となって、数百、数千万の人々が収容所に送られたり、虐殺されたりするし、さらに軍備もするし、戦争もする。 結果として、国民は幸福にならない。

dn1994
質問者

補足

社会民主主義を掲げていてもやはり 国民には社会主義の意識があり怖いからでしょうか? でも北欧では社会民主党が多いですよね

関連するQ&A