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日本化学会・意表をつかれる疑問。科学教育。
書店のブルーバックスで日本化学会の著作の本を立ち読みしたのですが、卵とコルステロールの疑問のところで、先生役のお父さんが子供に次のように教えます。 体にあるコルステロールの総量に比べたら卵2個のコルステロールは○○%だからと。 それはトンデモ科学の論法ですよね。そんなふざけた考え方を子供に学ばせたら科学力が低下すると思います。 日本化学会という看板を付けたら批判されない権威主義の国なのでしょうか? 私は権威の間違いほど厳しく事挙げされるのが正しい姿勢だと思いますがどういう実態なんですか。 こんな程度は科学教育者離れした方が正しいんじゃないですかね。
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日本化学会というか化学の人は結構権威的だと思います。医学ほどではないですけど。 以前、日本化学会主催の学会に行ってみたら、質疑応答で「あなたの結果は違うと思います。~先生の研究をご存じないんですか?」みたいなことを言っている人がいて、ちょっと引きました。 物理のほうがリベラルですね。 あとブルーバックスとかの本は査読があるわけではないし、著者の勝手な意見を書けますね。 もちろんブルーバックスでもちゃんとしている著者もいますけど。
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発売日は「発売日: 2001/7/19」(アマゾンより)ですね。その時期と、今でのコレステロールの説明は非常に異なります。その時期での血液検査でのコレステロール基準値は、まだ変わっていませんが、ずっと異論続出です(上限値以上のほうが健康で長生きという相関研究も多数ある等々)。食品に含まれるコレステロール総量が、食品の種類に関わらず同じとしてよいかも、いろいろ議論が続いています。 コレステロールだけでなく、医学、生理学では患者や一般向けへの提唱が、多種多様で議論が多いのは、少し気を付けていれば分かります。糖尿病について、たとえば極端な低糖質食は、もう百年以上議論が継続されています。胃がんに着目して味噌の摂取を勧める医学者がいて、そして循環器系医学研究者から強硬な反論があったこともあります。 そうしたことを詳しくは説明しません。権威だからどうの、科学者離れしたほうがどうの言う前に、自分できちんと調べるべきでしょう。また、論文ではなく商業誌ということも考慮すべきです。 ご質問に簡潔に答えるなら、当時の一般向け書籍としては問題ないんじゃないですか、ということになります。それ以上お知りになりたいなら、調べてみるといいでしょう。今では、たとえばネット検索でかなり分かります。それらでご判断なさってください。
- joshua01
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こんにちは。 楽しい議論ですね。ご指摘の書籍の文章の目的を正確には把握できないのですが、私もちょっと混ぜて下さい。 ポイントとしては「不正確さの屈辱を我慢して、科学に目を向けてもらう発言をしたい・・・」 私は、いろんな分野の「オタク」と呼ばれているおじさん(別名知ったかぶり(笑))です。そして、かつて、仲間との議論においては、質問者さんのご指摘とよく似た感覚で批判を展開することも多かったのです。 曰く、「”○○は××と同じ”という表現は愚かだ。”○○は、△△が□□であって、かつ・・・・の場合には××によく似ている”と言うべきなのに、世の中の奴はバカだからこういう表現を言うのだ・・・」等々。 まあ、それは、「科学を志す者として当然の正確性を追求する正義感」でもあり、「オタク的なこだわり」でもあり「若さ故の攻撃的優越感」でもあったといえるでしょう。 しかし、最近、若い後輩を指導する機会も多くなり、さらには、科学技術に興味の乏しい現代の子供たちを指導する機会をもらえられるようになると、この「正確さ」が邪魔になり、科学・技術への興味を誘発できないばかりか嫌悪感さえ与えてしまうことがわかってきたので、自分の満足感を放棄し、「彼らの充実感・わかった感」を演出する戦略的省略が重要と思うようになりました。 例としては、 ・赤信号で車が止まると、コーヒー1杯分の熱湯を捨てることになる ・アルミ缶1本には単三電池50本分の電気が入っている ・PSK変調の電波の帯域幅は伝送速度bpsをHzに書き換えた値と同じ ・抗生物質は結局は細胞壁の構造の差に着目した”βラクタム系”に頼らざるを得ない etc.・・・ どれをとっても本当の開発や研究の場面では不正確でお怒りを買いそうなのもわかって自尊心が痛むのですが、聞く側のレベルにもよるものの、このくらいの単純化をしないと「こちら」に目を向けてくれなくて・・・・。 では、質問者さんのご懸念の、「・・そんなふざけた考え方を子供に学ばせたら科学力が低下すると思います。・・」とどのように折り合いをつけているかというと、私も悩ましいですが、概ね次のような考え方をしています。 (1) まず、「難しくてボクには関係ない」という子供(若者)を減らしたい。これが何より優先。 現代は、技術志向の子供がおそろしく少ないのはお気づきでしょう。「虫少年」、「天文少年」、「アマチュア無線少年」、「模型少年」・・・。過去、クラスには数人はいたこのような理系の○○少年・少女はほぼ全滅で、親の側も「数学が得意でもなく、将来の希望もあいまいな奴が理系を選択するのはバカだ」と言ったりします。本当は、将来への意志が乏しい奴ほどしっかりした技術/知識を身につける必要があるのに。 (現在の科学・技術を支えてきたのは「技術なんぞは好きでもなく才能もなかったが農家の4男坊なので追い出されて鉄工屋に丁稚に入った少年から成長した頑固オヤジ」の力も大きいはず。) (2) 間違った覚え方をして恥をかいた子には申し訳ないけれど・・・ その場合は本当にごめんなさい。まあ、多少言い訳させてもらえば、 ・そもそも、私としてもリスクを冒して単純化しているのに、それでも相当部分は忘れられ、覚えていてくれることのほうが希(泣)。 ・”4割正しいエッセンス”なら、通常は致命的なミス(恥)などにつながる可能性は低い。 ・恥をかいた場合にはその際に指摘した相手が相当に不寛容な者か、その子が向いていなかった可能性が高く、偶然の不幸を嘆きつつも、一つでも覚えてもらったことにのみ感謝する。 ・他方、この分野の能力のある子は、「全くの間違いなのか、省略の不正確なのか」を自分で分析でき、恥の経験で「基本モデルを大雑把に理解しつつ、例外・誤差に目を向ける」能力の育成になる。(逆に、「恥」や「勘違い」が良い方向に向くような”戦略的な省略”をこころがける) (3) 話し手(私)に対してその場で矛盾・疑問を指摘することがあった場合、それこそ私の喜び。 例えば、「おじちゃんのウソつき!アルミ缶が電池50本分なら、アルミ缶が1000円くらいするはずでしょう!」といった指摘があった場合には(多少、カチンとくるけれど)大いにほめる良い機会です。「ほめること」は「教えてあげること」の十倍以上のパワーがあるので、「おまえ、すごいことに気がついたなあ。おーい、みんなあ、後で説明するけど、コイツはおじちゃんの間違いを見つけ出したぞお」と大いにほめてあげる良い種になる。 (実際には”省略による不正確さ”の一部をこのような”ほめる種”にして戦略的に撒いておくものの、拾い出してもらえないことも多いけど・・・) そんなわけで、後輩たちにはいわば「フェルミの式」の感覚を持ってもらおうと思っているところです。(ご存じかもしれませんが、エンリコ・フェルミは大物理学者・数学者で、初の人工核反応を成功させ、その際、ある部材を何mmまで差し込むと反応が始まるかまで予言した天才(後には原爆も)・・・。ところがその名を冠した「フェルミの式」はトンでもない意味で(キーワードはピアノ調律師(笑))・・・) さてさて、すっかり長くなってしまいましたがいかがでしょうか。 お役に立てば幸です。
お礼
現代は理科離れがそんなに進んでいるのでしょうか。その意味を理科少年の絶滅として認識していませんでした。テレビゲーム世代が親になってからでしょうね。 一科学オタクのおじさんが乱暴な立回りで少年を喜ばすのはいいと思います。おじさんの思考回路が堕落しているわけではないからです。 優しい科学おじさんと違って、昆布の出汁やコレステロールの解説はそれが有力な説明だと自負して披露した執筆者だと思うのです。 警戒していたブルーバックスでしたが著者が日本化学会というのが目に飛び込んでどういう事だろうと手にしたのが今回の発端なのです。キャッチーで影響力があるのです。 結局私が一番、化学会に対する憂士だったのではないかという気がしてきました。 日本人の【大人】の気風は科学的集団をも堕落させるという現実問題をガキの理科離れより懸念するのが基礎ではないかと。 長文たいへん参考になりました。ご教授の趣旨のとおりに思っていますのでご理解ください。 今後ともご指導よろしくお願いします。
補足
こんにちは。ご回答ありがとうございます。そういう方向性の質問であるのをご理解いただけて助かります。 そう「わかった感」です。 節操なき「わかった感」で商売してるのですからトンデモ科学者批判以上の指摘がなければおかしいです。 私の関心事はこの著者の非科学性よりも日本化学会なら許されるという権威信仰についてです。 発言内容ではなく発言者主義の科学者は全く信用できません。今回の主語の日本化学会だからこうした回答が集まったと思われませんか。 日本では科学教育が精神的に意味をなしていないのです。そこが課題なのに、主語が日本化学会なら、議論不十分などと弁護する実態です。 回答者さんご指摘の「正義感」はトンデモ狩りをしている人らです。私は逆です。雑であってもいいから本末転倒になるな、現実的に責任を持て、という事です。端的には、数理や専門用語で、的外れを説くなです。 昆布の出汁が出ないのは「選択透過性」じゃなく海がお湯じゃないからでしょ。お湯じゃないからという奴が馬鹿で、「選択透過性」が厳密だ、尊敬する、ベストアンサーだ、では狂った人類でしょ。 この気さくな感じの本に、意外にも、慢性的権威主義の出発点を見たのです。そういう事です。 西洋人の欠点まで輸入することはありません。 コレステロールの摂取制限の議論を有用性や存在比率でしてもピント外れだよという事です。科学知識が正しくても間抜けになったら専門馬鹿でしょ。 ちょうどマニアを自称される回答者さんがそういう類になりそうなんですが、卑下される人は分かった上での方便なのですから違うのですね。権威側の論理に身を置く短絡キチガイが、トンデモ科学よりはるかに有害だと思います。 道具立てが高級ならば貴人の短絡を無節操に受け入れる?それでは科学じゃなくて儒教を学んだのです。 数学や理論物理はフェルミ推定のような出来レースです。全ての科学を出来レースするような教育が科学離れを増やした真犯人だと思います。自然科学は自作自演の数学と違って分からないから面白いのに安直で終わってしまうのです。ウサギと亀で、なぜか分からないのですの方が科学好きを増やします。日本人に歴史好きが多いのも分からない物への好奇心が強い民族だからです。
- NiPdPt
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現実問題として多くの人はその本を読んでいないでしょうが、その本を読んだ人に回答して欲しいということでしょうか? もしもそうであればその旨を始めから書いておけば読んでいない人からの回答がなくなり、すっきりすると思いますよ。 そうではなくて、広く一般からの意見を尋ねたいのであれば、あなたが書かれている内容は断片的で評価のしようがありません。 「体にあるコルステロールの総量に比べたら卵2個のコルステロールは○○%だから」という記述だけであれば、単に、量を比較しているだけなので、何の問題もないと思います。だから、「どうなる」という部分など、それ以外の所に問題があるというお考えでしたら、具体的に示してもらわなければわかりません。 まあ、その本を読んでいない者は黙っておれということであれば黙りますけど。
お礼
対話文による読み物なんですよ。それが分からないと困ります。日本のニュース番組が掛け合いで伝える卑怯さと同じです。だからどうだというのは私ではなくこの対話文の著者・日本化学会のやり方を批判されるべきです。不純です。 今後とも宜しくお願いします。
お礼ありがとうございます。 そこまで言われると、逆に読んでみたくなりますね。 図書館にあるかな・・・ 日本化学会が出してる本ですね。 ちょっと注意してみます。
お礼
今後とも宜しくお願いします。
何にキレてるのですか? そもそもブルーバックス読んでる時点で、 科学どうこうと言える立場にありません。
お礼
質問文はキレてないです。ただトンデモ科学者以上に厳しい要求がなければ著者の帰属する立場で判別しているだけに感じるところがあるからです。 そこまで指摘されながらブルーバックスって何だと言うのを曖昧にされると困惑します。私自身長年読むのを止めていたのですが立ち読みするにもろくな本のない今日の本屋でつい。 いずれにしても内容ですから出版者ではなく著者の問題です。 立場は日本化学会について考えてください。
- Tacosan
- ベストアンサー率23% (3656/15482)
その部分は間違っているといいたいの?
お礼
大丈夫の科学的説明にならないということです。ミイラ取りがミイラなんです。そんな説明を伝道したくて自問自答する本を出版したのですかね。 多分新刊のブルーバックスなので、一読されてみては。
補足
お礼文の後になりますが補足します。 ネットで調べたら10年以上前に出た本かも知れません。よく今も店頭に置かれていたものです。昆布の出汁がなぜ海水に出ないか?という本です。同じネタを漫才師がなんでだろうとやっていましたね。選択透過性がその答えだそうです。実に下らない。鍋との対比でしょうが鍋とは条件が違うのに科学してるのが悪性です。 要するに馬鹿化学者視点。
- windwald
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その一説だけを切り取ってきても何の意味もありません。
お礼
何の意味もない?切り取る??その短いワンフレーズ投稿に意味がないでしょ。参考にはなりようもないし。 すごい権威主義です。 トンデモ科学者でさえそんな言い訳はしない。 本にするなら意味のある科学にして欲しいよね。 トンデモ科学者のインチキ本でさえこんな子供騙し論法を使わないのだから、これだけでも十分に思考の非科学さなんですが、これ以外にも色々書いてありましたよ。ちょっと思い出せませんがほぼ一冊丸ごと無責任な説明だった印象です。 疑問を解消できない人らがなんでこんなテーマの出版をするんでしょう。 権威主義社会の人々のおごりと予定調和が生んだ印税収入でしょうか。
- KoalaGold
- ベストアンサー率20% (2539/12475)
科学だけを信望しているひとは風邪を引いたら生姜湯に蜂蜜を入れて飲みなさいというおばあちゃんの知恵を鼻からバカにします。臨床実験が行われていないから意味がない、と。 誰でも知っていることでも、科学的根拠がないとか論文で発表されていない、と。例えば健康にいい料理、温泉の効果、マッサージ、どれも胡散臭いとひとくくりにされます。 研究者が論文を書くまでに費やす年月と金額はスポンサーなしでは支え切れません。支えるのは確実に利益を得られる製薬会社や生活用品や食品会社です。純利益を上げるためには「石鹸と重曹と酢でほとんどの掃除ができます」では困るのですよ。 薬品名と効果を数字で出して、頭痛にはマッサージが効くけれどそんなことよりこの薬を飲めば一発でケロリと治る、と。 生活の中の科学とはマーケティングの小手技です。政治にも数字の魔術師が入り込み失業者数や放射能汚染の患者数を次々と変化させて見せて観客の目を回します。 コレステロールの話はそんな屁理屈で博士号を取得した人達の、その学位を支えた人達の事を考えさせてくれました。
お礼
全くご指摘のような観点とは関係なく純粋に記載内容と著者名のギャップから質問投稿しました。何だかんだいう私の方が蓋を開けたら性善説だったという事かなと。 今後ともご指摘よろしくお願いします。
補足
なるほど。なんとなくそんなイメージがわきます。 よくはしりませんが医師の方もリベラル(対等)だと思いますよ。権威者を馬の骨が学問の名を借りてトッチメ批判できる唯一の場です。学会はそういう人が楽しむところと思うのですが。 著者集団は物理学会に比べて仲良しクラブのナーナーなんでしょうかね。そうなる理由があるんですかね。薬を浴びすぎですかね。 想像ですが獣医系の権威志向出世意識は同類かも知れません。結束集団的な。 腐敗しますよ。 ノーベル賞学者が海外に逃げ出すような学界の実態は日本の科学にとって害ですね。 今回の本は日本化学会の名前で出されていますが。なんか馬鹿教師を先生先生というPTAに近いヒエラルキーが支配してるんじゃないでしょうか。 医師は独立開業した方が儲かります。 私は日本化学会を非難するつもりで投稿していません。あまりにもノリの軽い本で著者名とのギャップに驚き、どうなってるのかと不思議でしたが、ご意見然りかも。