人事院総裁の居座りについての疑問
人事院の谷総裁が政府から辞任を求められても無視したそうですが、
http://www.j-cast.com/2009/02/03035320.html
ぼくが不思議に思ったのは、人事院総裁の身分は法律で保障されているのだと思いますが、与党は衆議院の過半数を持っているはずであり、法律もその気になれば変えられると思います。参議院で過半数に満たないとは言え、「官僚主導から政府主導」へとか「行政改革」という大義名分がありますから、野党もついてくる可能性が高いと思います。それにも関らず谷総裁は居座りを続けました。なぜ、政府は彼を辞めさせることができなかったのでしょうか?
そういえば、小池百合子も次官の首を飛ばすのに苦労して最後は、相討ちになったと思います。民主党はマニフェストで政治主導をうたっているようですが、官僚の首の一つも飛ばせないようではどうにもならないと思います。政治主導なら政府の命令に従わない官僚は無条件で解任できないと意味が無いですから。
政治家が本気になればこのへんはなんとかなるのでしょうか? 本気というのは政治家の伝家の宝刀である法律を変える権限を使ってという意味です。なんともならないのなら、民主党のマニフェストも実体が無いことになります。
まさか、国会議員ともあろう者が官僚の助言が無いと法律案すら作れないなどというような無様なことはないでしょうね。国会は立法府であり、国会議員は法律を作るプロのはずですから。
補足
白川氏は退任の予定です。