まあ、その本の回答はどうかいてあるかは放っておき...
もうすこし真面目に考えてみると、
*一般にある自然数aが自然数bの約数である時、aの約数はすべてbの約数です。これはまあいいでしょう。
*さらに、自然数c, dが共に自然数eの約数で、かつ『cとdが互いに素』な場合、cd(cとdの積)もeの約数です。素因数分解の一意性から考えてみてください。
この事を踏まえると、8がnの約数であることから、少なくとも1,2,4,8は全てnの約数、また14がnの約数であることから、1,2,7,14は全てnの約数です。
この段階で、nの約数で8以下のものを洗い出してみると、すくなくとも1,2,4,7,8がnの約数であることが分かっています。8以下の約数は6つであることから残り1つしかありません。
で、残る一つが何かを考えてみると、
*先ず3がnの約数であるとすると、2と3が互いに素であることから、2*3=6もnの約数でなくてはならず、そうするとnの約数で8以下のものが少なくとも7つになって不適です。
*同様に6がnの約数であるとすると、6の約数である3もnの約数となって、やはりnの約数で8以下のものが少なくとも7つになって不適です。
で、結局残るは5しかありません。で、結局nの約数で8以下のものは1,2,4,5,7,8です。ここで2と5が互いに素であることから、2*5=10もnの約数です。この段階で14以下の約数は1,2,4,5,7,8,10,14の8つあり、これで全てです。
で、結局nはこの8つの数(1,2,4,5,7,8,10,14)の最小公倍数です。
そこで解説に戻ってみると、解説では
*自然数c, dが共に自然数eの約数なら、「cとdの最小公倍数」もeの約数になる
ことを使っています。つまり、8と14がnの約数なら、8と14の最小公倍数である56もnの約数になります。よって56の約数は全てnの約数なのですが、56の約数で8以下のものは1,2,4,7,8の5つで、8以下の約数は6つあると言っているのだから、のこる3,5,6のうちどれかがさらにnの約数になる、ということです。後は同じです。
結局、私が*記号で書いた事が分かっているかがポイントです。
お礼
とてもわかりやすい解説ありがとうございました! 数の仕組み、グラフ、立体図系はにがてなもので… 残り2ヶ月受験まで頑張りたいと思います!