- ベストアンサー
脱原発、脱火力、どちらが先ですか?
- 再生可能エネルギーの開発が人類のエネルギー問題の最終形であることは論を待ちません。
- 緊急に核エネルギーの活用を終了させ、化石燃料エネルギーの依存度を高めるか、逆に化石燃料エネルギーの活用を終了させ、核エネルギーの依存度を高めるか、どちらが良いかは議論が分かれます。
- 科学的な立場から、再生可能エネルギーの開発・利用度合いの向上が進むことで、化石燃料エネルギーと核エネルギーを終了させることが望ましいと考えられます。
- みんなの回答 (13)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No3です。 説明の仕方が悪かったようで、失礼しました。 前半の説明は、現時点の技術での案2の実現性を考えたものです。将来の原子力発電所の出力調整技術の可能性を否定しているつもりはありません。 もう少し補足しますと、原発の場合は、燃料がほとんど不要なため、発電してもしなくてもかかる費用があまり変わりません。従って、できるだけフル稼働させる方が、経済的に有利です。ですから技術開発も、出力調整のしやすさを追及するのでなく、できるだけ大規模で効率的に発電するというような方向で進められる傾向にあるでしょう。 また、火力発電の中にも、出力調整がしやすいものと、そうでないものがあります。詳しい説明は省きますが、出力調整がしやすいのは、比較的出力の小さい設備です。出力を自由に調整しようとするのであれば、そのような小規模の火力の方が技術的に簡単だし、経済的ということです。 将来の技術の進歩によって、原発でも小型で出力調整も容易でかつ安全性も高いというような画期的なものができるかもしれません。そうすれば、案2の方向に向かうことはあり得ますが、その場合でも、案1の問題を解決する画期的な技術が開発されることを否定できないので、現時点でどちらか一方が有利であると断定することはできないということを説明したかったのです。
その他の回答 (12)
こんにちは。 火力発電って二酸化炭素を発生するんですよね!? 地球温暖化が進んで嫌です。 核の平和利用は出来ないのでしょうか?
お礼
ありがとうござます。 >核の平和利用は出来ないのでしょうか? 前政権を取っていた民主党は核の平和利用を否定しておりましたが、新しい政権は世界の潮流に回帰し、日本でも核の平和利用の可能性を否定しないようです。
- sporespore
- ベストアンサー率30% (430/1408)
現在の化石燃料の内、原油や天然ガスについての話が多いのですが、実際化石燃料には原油の総埋蔵量よりも多い石炭や今開発が進んでいるシェールオイル(原油の埋蔵量よりも多い)などがあり、今すぐなくなるような状況ではありません。原油や天然ガスは現在5消費すると1新しく油田が見つかる状況ですので、生産量が減少し始めるのが2050から2070年頃と計算されています。しかし、石炭やシェールオイルがある現在、核エネルギーなしではという状況ではありません。米国でのシェールオイルの技術開発が世界の原油事情を変えつつあるのが現状です。実際、原油価格が下がり始めていますよね。
お礼
有難うございます。 アメリカやフランスやロシアの原子力発電所も一斉に中止して、フルに化石燃料に依存する状況にしてから、再生可能エネルギーの開発状況におうじて化石燃料の依存度を減らしてゆくアプローチでしょうか。 でも、アメリカやフランスやロシアの人々に核エネルギーの利用中止をさせる科学的な根拠がないと実現できません。 お礼欄で質問して申し訳ありませんが、彼らを説得する科学的な根拠があれば、ご教示いただければ幸いです。
- 1
- 2
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 大変良くわかりました。 燃料コストより設備コストの比重が高い原子力発電でベース電力を供給し、設備コストよりも燃料コストが高い化石燃料発電でピークの需要に対応しようという考えは王道と思います。 その為には、ベースをになる核エネルギーと、ピークをになう化石燃料発電の両方の技術開発に投資するべきということになりますね。 しかし、設備費比重が高く、燃料費比重が低い原子力発電の電力を、需要ピーク時にあわせて供給し、ピーク時以外には、アルミ精錬や、揚水発電や、水の電気分解で水素燃料生産に使うなど、多目的に使う方法はいかがでしょうか? 化石燃料の燃焼による発電がゼロになれば、地球環境の激変は緩和され、また、自動車や航空機などの移動体向けに水素燃料が供給できる世の中になれば、数億年の時間をかけて地球が蓄積した化石燃料を数百分の一の時間で使いつくすの愚は避けられるのではないでしょうか。 原油や天然ガスは燃焼してしまうのではなく、石油化学やガス化学の必須原料として、長期間かけて細々と人類のために使うのが正解のような気がしています。 有難うございました。