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日本の住宅ローンはリコースローンですか?
- 日本の住宅ローンはリコースローン、すなわち売却額<ローン残債であれば、その差額を将来にわたって返済し、完済しなければならないと理解していますが、実際はそうでもないのですか?
- 知り合いがローン破綻して、競売にかけられました。競売の落札価格はとても低く、残債は賄えませんでした。しかし、その人は少額のお金を分割で支払うだけで終わりだと言われています。実質的にノンリコースローンと同じような扱いです。
- 審査基準は金融機関によって異なり、甘いところもあるようです。ですので、ぎりぎり審査に通りさえすれば、多少冒険をしてでもローンを組んでマイホームを取得することも考えられます。快適なマイホームを手に入れることができれば、アメリカ式の考え方とも言えます。実際、日本の住宅ローンは実質的にノンリコースローンと言えるかもしれません。
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>日本の住宅ローンはリコースローン、すなわち売却額<ローン残債であれば、その差額を将来にわたって返済し、完済しなければならないと理解していますが、実際はそうでもないのですか? 住宅ローンに限らず、債権者破たんした場合の債務の減免は普通に行われます。ただノンリコーすローンと異なるのは、保証会社の存在です。住宅ローンの延滞が3か月続い段階で金融機関は、債権を保証会社に売却しリスクを転嫁します。保証会社は先に高額な保証料を得ていますので仮に競売にかかって残債割れを起こしても残金を減免しても耐えうるようにできています。 >後は金融機関が損金処理するということでOKみたいです。 厳密に言えば債権を保証会社が100%保証するなら金融機関には損金処理は発生しません。保証会社は通常は金融機関の関連会社で、膨大な量の住宅ローンの保証を独占的に抱えているため、通常起きうる範囲のローン破たんで生じる損害など莫大な保証料収入のなかで余裕で賄えるということです。 >実質はノンリコースローンと同じですね?! 違います。ノンリコースなら、不況で失業したら大抵の人は家を捨ててローンから逃げますが、そうなったらサブプライムローン問題と同様我が国も金融危機に陥ります。ところがリコースローンゆえに、保証会社だけ倒産させれば金融機関への信用不安は直接的波及は防げる。(資本的なつながりがある以上厳密には防げませんが) >だったら、ぎりぎり審査に通りさえすれば、多少冒険をしてでもローンを組んでマイホームを取得した方が、得ってことですか? 皆そうしてますよ。 銀行も住宅デべもむりやりカネ貸してますから。おっしゃることに間違いはない。 >快適なマイホームを手に入れてしばしでもいい思いをできれば、だめもとで納得という考え方もできるような・・・アメリカ式でしょうか。 だからってローン破たんして快適というわけにはいきません。まず与信に傷がつくし、賃貸住宅だった審査に通りにくくなり易い狭い汚い賃貸に住むしかなくなる。むしろ必至で借金を返すしか道はないことに気が付くのです。 ノンリコースは、物件の価値までしか返済義務がないということですが、返済額自体が異常に多額であれば、ローン破たんはことのほか早くやってきます。すぐに破たんするのでなく、誰しも金策にかけまわり生活を切り詰め、住宅ローン返済のためカードローンやサラ金に手をだして悪あがきして破たんする。大抵は自己破産も伴うことが多いです。 無理なローンはやめておくべきです。それとも安倍さんの口車に乗ってインフレ期待でローン組んで物件値上がり期待しますか?
お礼
分譲地の住宅街に住んでいますが、昨年、その中の1軒がローン破綻して競売にかけられたそうです。 その以前の住人に街で偶然会いました。 残債もほとんどないのでと結構あっけらかんとしていらしたので、別にそんな打撃ではなかったのではという印象でした。強がりかもしれませんが・・・ いろいろご説明ありがとうございました。