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強い兵隊の条件
毎日の職場などでのいろいろな場面から受ける感じから戦場で強い兵隊になるだろうと思われる若い人はどのような人でしょうか。あえて歴史のカテでお願いしました。どういう観点からのご教示も結構ですが、とくに実際のご経験からのご教示も期待しております。
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第二次世界大戦のとき、アメリカ陸軍の一般的な部隊では、銃撃戦闘のさい、敵に対して実際に発砲したのは6人中1人で、精強とされていた部隊でも4人中1人だったそうです。 そこで、朝鮮戦争後、強兵と弱兵の違いをテーマに370名の兵士をサンプルに、おもに家庭的背景を通して調査を行ったということです。 以下その結果をまとめて書くと、 会話をすると、強兵のほうは誠実で、実直で、協力的だが、弱兵は依頼心が強く、凡々としていて、服装がだらしない。自信がない。話しぶりも頼りない。つまり強兵は、自分というものをしっかり持っており、それを意識しているが、弱兵は多少なりとも自己喪失的であった。 どんな職業についていたか、といって強弱に関係はない。強兵のほうは自立して仕事をしている家庭が多い。学校を途中でやめて仕事についているような者は弱兵が多い。 調和があっていざこざのない家庭は強兵に多い。強兵のしつけは父親から受けており躾がきちんとされているからものの言い方や態度も穏やかで折り目正しくなる。母親はどんな人かと聞くと強兵は非常な温かさを感じている者が多い。強兵の家庭は向上心に富み、自由な空気にあふれている。 若い時に父親を失い、あるいは離婚によって母親だけの躾を受けてきた者には弱兵が多い。これはぶたれたり、のべつ叱り言を言われたり感情の赴くままの躾を受けたりするからだと思われる。長男はあまり強くないのが一つの傾向である。 強兵のほうが生活力が旺盛である。たとえば貯金を始めたのも弱兵に比し早い。将来の希望は、と聞かれると強兵は人の上に立って、責任のある地位に就きたいとか管理する仕事や自分で事業を経営しようとおもうという。弱兵は軍隊にいても俸給で家族を養っている者が多い。仕事についても目的がないものが多く、どんな仕事があるのかも知らない者がいる。 強兵は実行力があり、社会活動に関心を持ち、冒険心があり生活体験を増やそうとするが、弱兵は料理を作るのが好きだったり、殻に閉じこもってすぐに座り込もうとする。 平均して強兵のほうが弱兵よりも体重が約3キロ重く、身長も3センチほど高い。弱兵は疲れやすいとか、背中が痛いなど身体の痛みを訴える。 学校の種類に関係なく、成績の良いものは強兵が多い。強弱の区別がはっきりとするのは知能である。これは顕著だ。とくに高校時代は勝手気ままにスポーツに打ち込みのびのびと生活している。 資料:「戦場ではだれが強く誰が弱いか」 『丸』エキストラ版 第十集 所収 1970年(昭45)
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- eroero1919
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あれですぁね、メシの美味い国はあんまり戦争は強くないですね。フランスとか、イタリアとか、中国とか。 一方、メシマズな国は戦争は強いですね。アメリカとか、イギリスとか、ドイツとかロシアとか。ドイツとロシアがメシマズかというと異論はありそうですが、料理のレパートリーは少ないです。ドイツ在住経験がある人から聞いた話では、「あいつら(ドイツ人)はパンとスープとじゃがいもとソーセージとザワークラウトしか食べない」そうです。ロシア人も粗食で有名ですね。 あと美人が多い国も戦争は強くない気がします。イタリアとかスペインとか美女だらけだったけど、アメリカって本当に美人がいない国だったからなあ。あ、でもベトナム人女性は美人が多いらしいですが、戦争は強いですね。 でも昔から貧しい地域の兵隊が強かったのは本当です。かつてスイスは傭兵で有名な国でしたが、その冬至のスイスはヨーロッパでも最も貧しい国のひとつでした。アルプスの少女ハイジでもおばあちゃんが柔らかいパンを食べたいけど貧しくて買えないってやってたでしょ。他の方が回答しているグルカ兵も、山奥の非常に貧しい民族です。グルカ兵を称賛する人は多いですが、グルカ民族に生まれたら山奥の農村で貧しく暮らすか兵隊になるかどちらかしかないのです。イギリス人のひどいところはそうやって植民地の民族をこき使うのですが、学校を建てるとかそういう教育を施すことは絶対にしないのです。台湾やパラオに学校を建てた日本人との違いです。だから今でもグルカは貧しいままです。 日本でも精強で知られるのは新潟とか鹿児島のような雪深かったり僻地だったりして貧しかった地域の人たちです。ただ大阪の人はほんまにアカンらしいよ。まあ阪神タイガースを見ればなんとなく分かりますが。 元兵隊さんの手記によると、戦場で強い兵士かどうかは戦争してみないと分かんないらしいですよ。ただ、普段景気のいいことばかりいってる奴はいざ戦闘になると意気地なしになることが多いようです。 また、元自衛官の人が書いた本にあったのですが、訓練で仲間が倒れると「もうこいつには水は必要ない」といって倒れた奴の水筒から水を飲む奴と、自分の水筒の水を倒れた仲間に飲ませてやる奴の二種類に分かれて、中間はいないそうです。
お礼
人を使い捨てにするかどうかにも関係するように思いました。ご教示感謝いたします。
- PENPENMAKKY
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批判心は低く、優しさを多少持っていて、論理的に判断し、大人、協調性が高い人です。 エゴグラム上でcbbcaないしcbacaというタイプになります。 司令官はacaacが向いています 参謀はacaccです 司令官のパートナーはcbbbaなど右上がり(ガキ丸だしタイプ)が良いと言われます 司令官タイプは冷徹で頭が切れる子供タイプでして、司令官が心休まるのがガキ丸出しタイプなんだと言われてます。
お礼
子供がよいモデルなのですね。ご教示ありがとうございました。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
強い兵隊という時に 強い軍隊を構成する兵個人という視点と個人的に強い兵という視点 前者で強い軍隊になるための条件の一つが、戦闘意志の確立とか徹底性とか、ベクトルの統一とか言われている奴。 指揮官レベルで言うと、「二人の名将より一人の愚将」というやつで、優秀な奴が二人で指揮をとると、式がバラバラになるので、一人の愚将が指揮したほうが強いというもの。 これを個別の兵のレベルで言うと、他の方が指摘している、「迷わず実行する兵」ということになります。 ナポレオン曰く 軍隊とは 兵力×速度 というのは、戦闘の方向性の統一とも解釈できます。 個人的に強い兵とう後者になると、前者とは意味あいが変わってきて、一人でゲリラ戦を戦えるようなヤツ。イメージ的には映画のランボーのようなやつです。これは肉体的資質もレアですし、教育の時間がかかるので、兵としてはコストが高くなってしまいます。
お礼
強い兵という意味の多様性を教えていただきました。ご教示感謝いたします。
- missshitsumon44
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中国に限っては政治犯の人かなぁ。 No.1の人の回答を見ていたら朝鮮戦争の中国義勇軍を思い出しました。 なんでも政治犯ばかり集めてアメリカ軍の地雷原に突撃させたとか。 しかも大地を埋め尽くさんばかりの大群を。 共産党幹部からしてみたら人民なんか死のうが生きようが知ったこっちゃない訳ですから、惜しくもなかったんでしょうね。 増してや自分の地位を脅かすかもしれない政治犯。 死んでくれた方がむしろありがたい。 こうなると個人の資質と言うより、指揮官の冷酷さが強い兵隊の条件なのかも。
お礼
なうほど。会社でもありそうだと思いました。鋭いご指摘だと思いました。どうもありがとうございました。
高さ5メートルから「とびおりろ」と命令されて、 1、逃げるのはダメ兵隊 2、安全を確かめて飛び降りるのは、普通の兵隊 3、躊躇しないで飛び降りるのが強い兵隊。
お礼
なるほどと思いました。そういう分類があるのですね。ご教示感謝いたします。
- nacam
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歴史上強い兵隊を求めた国は、崩壊直前の弱小国です。 強い国では、兵が強い事よりも、有能な指導者を求めるものです。 強い兵を求めるのは、既に有能な指揮官が離反し、まともな将軍がいなくなってしまった場合に限ります。 兵士に求められるのは、強い兵士ではなく、指揮官の命令どうりに行動できる兵士が求められます。 逆に、一部に強い兵士がいた場合、隊列が乱れたり、一部が突出したりしますから、戦場では逆に不利になってしまいます。 均一な兵士の質が維持できなくなったり、兵士を指揮するまともな指揮官がいなくなってしまった時、一部の精強な兵士を集めたエリート部隊を作りたがり、エリート部隊の活躍により、大勢を覆そうととしますが、それが成功したことはありません。
お礼
そういう国が現在でもありそうですね。ご教示感謝いたします。
- hekiyu
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強い兵隊、というのは勇敢な兵隊でも、頭脳明晰な 兵隊でも、腕力の強い兵隊でもありません。 上官の命令があれば、素直に何でもやる兵隊が最強 です。 これは英国将軍の言葉です。 世界最強の傭兵といわれるグルカ兵というのがおります。 ネパールの山岳民族ですが、英国と契約を結び、何か あると駆り出されて最前線に送り出されます。 大東亜戦争時、日本軍が実際に戦ったのは、このグルカ 兵が多かったと言われています。 英国の捕虜になった日本兵の手記が残っておりまして それによると、このグルカは非常にぼくとつで、捕虜になった 日本人にいいように遊ばれていた、ということです。 こういう素朴な人間が強いのです。 旧日本軍でも、東北出身者で構成された部隊が最強でした。 逆に、大阪出身が最弱でした。 またも負けたか八連隊、というのは有名です。 グルカ兵は、命令があればどんな死地にも黙って飛び込んで いきます。 英国とアルゼンチンが戦ったホークランド紛争でも 彼らは大活躍しました。 彼らは夜間、アルゼンチン軍陣地に忍び込み、ククルと いうナイフでアルゼンチン兵士の首を斬り飛ばしまくりました。 そのため、アルゼンチンはパニックになり、あっけなく降伏 してしまいました。 ミサイル飛びかう現代戦争では、こういる原始的攻撃は 効果があるようです。 これはソ連の話ですが。 タイムズの記者が某将軍にインタビューしました。 「ドイツの地雷原には苦労してでしょう?」 「いや、全然」 「え? どうやって地雷を処理したんですか?」 「簡単だよ。兵隊達を横に並べ、勧め、と命令した だけだ」 こういう兵隊は強いですよ。 ちなみに、私の知人で自衛隊の幹部がおりますが。 彼はこういうことを研究しております。 その彼が言うには、私は理想的な兵士になれる ということでした。 あまりいい気分ではありません。 参謀希望です。
お礼
兵隊と将校の違いも考える必要があるのかと思いました。興味深いお話を伺いました。どうもありがとうございます。
お礼
大変示唆に富むお話でした。どうもありがとうございました。