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熱を受け続けた物質は炭化してモロクなる?
物質は熱を受けつづけることで劣化が早く進むのでしょうか? 木材が熱を受けつづけると「炭化」が早く進み劣化するのも早いと聞いたことがあります。 そこで質問なのですが、木材以外の物質も基本的にはそうなのでしょうか? 最近ステンレスの焚き火台を使用して焚き火をする機会が増えましたが、直接火の熱が伝わらないようにアルミホイルを巻くことで劣化を遅らせることは可能でしょうか?
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ステンレスが炭化するかということでしたらしません。まぁ、表面に煤がついて黒くなることはありますけど、ステンレス自体は炭素を含んでいない(ごく微量はあるが)ので炭化のしようがありません。炭化と言うのは炭素を多く含む物質の中の炭素以外の成分が抜けてしまう(木炭などはこれ)ことによって起こる現象ですので、もともと炭素を含まない物資では起こりようがありません。 ステンレス製のものであれば焚き火程度の熱で特別劣化が早まるとは思えませんので気にする必要はないでしょう。煤がついても問題のない部分は無理に磨かず煤を付けたままにしておいたほうが良いでしょう。煤が断熱材の役割を果たしてくれます。 おまけ。 ステンレスというのは錆びないといわれますが、実は誤りです。実際はどのステンレスもほぼ間違いなく錆びているんですよ。ただ鉄に生じる赤錆びなど違い、内部に進行していくような精してのさびではなく表面に非常に丈夫な皮膜状の錆を形成するんです。この錆が内部を保護するので内部まで錆が進行することはありませんし、錆といって金属光沢を持ったものですので錆びているようには見えないのです。また、ステンレスが強固な皮膜を作るには水があったほうが良いんです。非常に乾燥した状態にステンレスを置くと皮膜が作れず、鉄のような赤錆が出る場合もあります。 おまけ2。 炭化という現象はたとえば木材のようなものの場合、主成分である炭素と水素の結合が熱によって引き剥がされ水素は気体であるためその場で燃焼するか周囲に放出されていくことによって起こります。この性質をうまく利用したものに炭素繊維があります。炭素繊維は非常に強い繊維で、プラスチックと組み合わせて金属より強いプラスチックを作ることも可能で、CFRPとしてF1や飛行機や強度が必要で軽く作る必要のあるものを作ることができるのでとても重要な材料ですが、じつはコレを作るのに熱をかけて炭化するという方法が使われています。アクリル製の糸(洋服にも使われるアクリル繊維)を蒸し焼きにして炭素以外の成分を焼き飛ばして作るんです。
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- kimamaoyaji
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木材は炭素などで構成されているので加熱で炭化してと言うことですが、同じ木材を炭化させたもので備長炭はもろいでしょうか、叩くと金属のような音がして簡単には折れません、また炭素の結合体の最高峰であるダイヤモンドはもろいのでしょうか? 鉄に炭素を入れた炭素鋼(はがね)などももろいかと言うことで。 炭化のさせ方でもろくも、強くもなる訳です。 またステンレスは炭素を使ってないので炭化はしません、それ以前にアルミは耐熱温度が低い上に薄いので、焚き火で燃焼して酸化アルミになって灰のようになると思いますよ。
お礼
なるほど、そうだったんですか・・・ 以前キャンプに行った際に焚き火台にアルミホイルを巻いて使用している方がいたものでずっと疑問を持っていました。 前の解答者の方も仰ってましたが、アルミはさほど効果がないんですね。 ありがとうございました。
- HAL007
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>>木材以外の物質も基本的にはそうなのでしょうか? 炭化するかと言えばノーです。炭化すると言うことは炭素を含んでいるからに他なりません。 金属にも鉄の様に炭素が含まれるもののありますが微量で黒くなるどころか酸化して赤さびが出ます。 熱で耐久性に影響するかと言えば多かれ少なかれ影響は受けます。 >>直接火の熱が伝わらないようにアルミホイルを巻くことで劣化を遅らせることは可能でしょうか? 勘違いしていませんか?アルミは熱伝導が高い金属です。 直接火に当らない様にする意味でしかありません。 その結果劣化の進みを遅らせるほど効果があるか疑問です。 むしろ使い終ったら清掃したり雨ざらしにしないなどのメンテナンスの方がよほど効果的です。
お礼
わかりました ありがとうございました
お礼
そうだったんですか 煤も洗い流さず、そのままにしておいた方がよいのですね。 わかりました。 ありがとうございました。