貴方が
1.就職を控えた学生の方・転職希望の方か論文参考かと言う背景が解りかねる(実務論か学術論)点
2.国内外とも企業格差で見事に特徴が異なる点
で回答が絞り込みにくく一般論でお話しするのを容赦くださいね。
==外資系の特徴==
1.意思決定の早さ
2.能力主義の重視
3.個の尊重のに基組織論がある
4.労働の流動性
==日本企業の特徴==
1.意思決定の経路時間の長さ
2.年功序列要素の大きさ
3.家族主義的全体主義傾向
4.労働の安定(長期・終身雇用)
等が過去において対比されやすい点でした。
==現在の企業周辺環境==
しかし
1.マーケットの国際化
2.IT技術の進歩
3.e-businessの拡大
4.国内人口構成の変化
5.政府の財政悪化・場当たりな政策による各種企業負担・個人化処分所得の変化
(1~3は大きく相関関係がありますが)等により、
個別企業の取り組みは変化せぜる得なくなりました。
==環境変化による企業改革==
競争力維持(企業の生き残り)のため、日本企業においても特徴2~4の欧米化は進行しています。
また環境変化の1~3への対応も進んできました。
*ITによるBtoB(企業間取引)の合理化迅速化
*CRMやeBusinessによるBtoC(企業対個人)への川下への展開
*また企業間や個人へのLTV(生涯収益)への方針変更=瞬間的な全体的シェアだけでなく、相手が自分と末永く利益ある取引をしてもらう方針へと
これらの複合で規模の大小を問わずブランドイメージの確立と顧客の囲い込みによる安定的収益確保を目指しているのです。
==これからの姿==
企業の本能は
1.収益(利潤)の追求
2.継続性
にあります。が
本来あるべき企業の使命感
1.社会貢献
2.最終消費者の支持
なくしては生き残れなくなってきました。
==結論は長所≒短所なのです==
以上を踏まえて、特徴の2~4は個人のライフスタイルによりどちらが良いかは決め付けられませんが
*能力主義重視には若手登用や利益配分の公平感の長所と自身が高年齢化した際の同一組織内での過去の貢献度の賃金へ反映することの難しさと言う短所
*個の尊重においては、権利の行使がしやすい長所と行き過ぎると逸脱した個人主義化と言う短所や、家族的であるがゆえに助けられる家族主義の長所
*雇用の安定においては好ましいことですが、企業の販売管理費の硬直化による収益体質の弱体化につながり、ひいては全社員への悲劇(倒産や雇用賃金・条件低下)へとつながります。
==あなたが望むものは?==
実務においては
*貴方の望む選択肢が今の実力を正当に評価し、個への還元を重視するか?
*職場の雰囲気は自由化家族的のどちらが過ごし易いか?
*職務権限の以上レベルを組織単位で見るかプロジェクト単位や個人責任で見るのが遣り甲斐と感じるか?
これらにより”良い””悪い”は変わりますね。
但し、冒頭にお話のとうり国内においては ますます変化の努力に差が出ており、
1.組織論では
日本的長所と欧米の合理性の融合を目指す企業
欧米化に進む企業
従来型から大きく外れない企業
2.環境インフラにおいては
IT化のレベル
同じシステムでも運用内容や活用方針の格差
において
個別企業の格差激しくなりました。
今こそ、雇用者・顧客・のいずれであっても慎重に企業の選別が必要なのです。
今後、名門とされた多くの企業が淘汰されます。
あなたにとっての良い企業を発見できるようお祈りいたします!
学術的観点のご要望であった場合は、ごめんなさぁ~い。
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございます。ちょっとCRMとかのような専門用語の意味がわからないのですけど、後でよく調べておきます。まだまだ教えていただきたいところですので、またチャンスがあったらよろしくお願いします。