セントラルドグマとは
[DNA→RNA→タンパク]
という遺伝情報からタンパク質ができるまでの流れをいうのはご存知だと思います。
教科書的にはDNAは複製されますが、タンパクは複製されない、つまりタンパクを元にして同じタンパクが増えない事になっています。
なので、異常型プリオンが正常型を異常型に変えて、異常型を複製する事から、セントラルドグマの例外と言われるわけです。
しかし、私からすれば、別に例外という事もないと思います。
というのは、以前は最初に書いた流れで通用しましたが、
今は逆転写酵素によってRNA→DNAにしたり、
RNA依存的RNAポリメラーゼによってRNAが複製したりする事も分かってきました。
このような過程を考えれば、現在では見つかっていませんが、逆翻訳なのどの技術も出来るようになるかもしれません(出来ないかもしれません。少なくとも今はできません)。なので、プリオンは例外というよりは、「セントラルドグマの修正」するのも一つの考えではないでしょうか。