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「したためる」と「書く」の違いについて
日本語を勉強中の中国人です。「したためる」は「書く」とどのように違うのでしょうか。「書く」の古風的な言い方でしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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【したためる】は古語辞典(岩波)には《シタタカと同根》とあります。 “抜かりなく”“しっかりと”準備する ことだそうです。 ですので、走り書きのメモではなくて、誰かに送るためにしっかりと書いた手紙・文書に本来は使うのではないでしょうか。 「書く」の婉曲表現であったのかもしれません。 今は手紙や後に残すための記録を書く場合に、わざと古風に言う使い方としてしか使われていません。(東京地方)
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- m2052
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「したためる」と聞くと 井上陽水「心もよう」をおもいだしました。 心もよう 井上陽水 作詞/作曲 1973年 さみしさのつれづれに 手紙をしたためています あなたに 黒いインクがきれいでしょう 青い便せんが悲しいでしょう あなたの笑い顔を不思議なことに 今日は憶えていました 十九になったお祝いに 作った歌も忘れたのに さみしさだけを手紙につめて ふるさとにすむあなたに送る あなたにとって見飽きた文字が 季節のなかで埋もれてしまう あ~ぁ~ 50年も前のことだったのですね。 「書く」よりも心がこもっています。 公(おおやけ)の文では使わないでしょう。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。日本語の「したためる」という言葉を覚えたきっかけは陽水のこの曲です。昔の言い方かなと当時に思いました。言葉というものは奥深いですね。本当にありがとうございました。
『したためる』という言葉は、おもに手紙を書くときにしか使いませんね。 『したためる』の言葉の意味は他の人が答えてくれているので、使い方と感じ方を言いますと、 「心を込めてお手紙をここにしたためさせて頂きました」等のように使います。尊敬している人やお世話になった人等への感謝のお手紙を書くときに使います。 相手の感じ方、捉え方としては、『とても丁寧に書かれている』や『心が込められている』など、良い印象を与えると思います。 でも、恩人や尊敬している人以外への手紙には、めったに使いませんね。 お役に立てたでしょうか。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- FEX2053
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「したためる」には「しかるべく処置する」「支度する」などの 意味があり(どちらも古い用法ですが)、どちらかと言うと そっちが語源です。 ですので、「手紙をしたためる」と書いた場合、その中には 「これこれこういうことをお願いする」とか「友人に近況を お知らせする」などの言外の意味があり、単純に「書く」と 言う場合と比べると「丁寧な、奥まった意味」があります。 とは言え、これらは「奥まった」意味でしかなく、現在では 「したためる」という言いまわしをほとんど使わないことも あり、単なる「丁寧語」として使われる場合も多いのです。 日本語は結構ダイナミックな言葉で、往々にして単語の 意味が徐々に変質し、元々の語源と離れた用法をされる 場合があります。「したためる」もそのたぐいの言葉だと 了解されると良いかと思います・
お礼
ご親切に回答していただきありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- kangaroo05
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「したためる」を漢字で書くと《認める》となります。したがって、単に書くより、確認するの意味が少し入ります。メールで出す文章には認めるとはいいません。手紙で出すようなものでは、したためる。といいます。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。よくわかりました。とても参考になりました。本当にありがとうございました。
お礼
ご丁寧に回答していただきありがとうございます。とても参考になりました。本当にありがとうございました。