「多少」に似た熟語
遠い記憶の中に残っている高校の国語の授業の一場面です。若手の教師が「『多少』という言葉は対義語を並べているにもかかわらず、通常は「少ない」ほうのニュアンスで用いられる。このような組み合わせの熟語で、後の漢字もしくは負のイメージが基調となるものが他にないか?」
教師の使った言葉は正確ではないと思いますが、第一の質問はこの教師の質問そのものです。
当時、私は答えに窮して、「始末」という回答を返したのですが、教師は「それはちょっと違うかな」といったものの、模範解答を出さずに授業が終了しました。記憶の中でははぐらかされた印象が残っています。
先日、国語教師の妻に以上の話をしたところ、「加減」のほうがはるかに類似性が高いというのですね。
犬も食わぬとはいいますが、こんなことで大激論をかわして、険悪な状況に陥ってます。(うちではよくあることですが^^)
確かに、品詞の観点や日常よく使われる言い回し、「始末記(書)」「始末する」「加減する」「いい加減だ」などを検討してみると、『多少』からはどちらも距離を置く例だと思います。ただ、妻の主張のように「加減」が「始末」より、『多少』に近い熟語だということには、納得がいかないのです。
第二の質問は、この後日談のくだらなく、的外れかも知れない議論にご意見をいただければ幸いです。
P.S.長文乱文ですみません。
お礼
ありがとうございます。 助かりました!