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IFRS適用と投資有価証券

私が勤めている会社は上場企業です。 先日弊社の株を所有している会社から、来年度よりIFRSを適用するから御社の株を 売却したいと言われたそうです。 ここで質問ですが、なぜIFRS適用で株式を売却しなければならないのでしょうか? IFRSを適用すると純利益がなくなって包括利益となり、投資有価証券をそのままもっていると 目減りした場合包括利益が少なくなってしまうからでしょうか? 全く見当違いのような気がするのですが、なぜ売却しなければならないか教えてください。 よろしくお願いします。

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  • minosennin
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回答No.1

その株主企業さんでは、貴社株式は「その他有価証券」に分類されていると思われます。 「その他有価証券」は、時価で評価されその評価差額は損益計算書を経由しないで直接貸借対照表の純資産の部に計上されます。 この部分は、IFRSと日本基準(金融商品に関する会計基準)との間に違いはないようです。 しかし、その株式を売却した時の取扱いが違うのです。日本基準では、その他有価証券を売却した時は、その売却損益は損益計算書に計上されます。これに対してIFRSでは、その売却損益は損益計算書に計上しないでその他の包括利益の枠内で処理してしまうのです。 日本基準では、株式の含み益は売却によりいずれ損益計算書に計上されますが、IFRSでは、売却してもその売却損益は損益計算書に計上されません。つまり財務活動の成果が永久に陽の目をみないことになるわけです。 その株主会社さんか゛売却を考えられるのは、以上のような事情によるものではないでしょうか。 なお、こちらのサイトが参考になります。↓ http://www.tdb.co.jp/knowledge/ifrs/2_16.html

naohana_2005
質問者

お礼

ありがとうございました。 なるほど。勉強になりました。

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