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決算書の見方について
- 決算書の見方について勉強中ですが、A社のケースについて教えてください。
- A社は工場移転により借入金が増加し、自己資本比率が低下しています。
- しかし、純資産は増加しており、業績も堅調です。一般的にはどのような見方をするのでしょうか?
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B/SやP/Lの全体像なしに財務分析をするのはなかなか難しいのですが・・・ 借入比率の増加は間違いなく財務比率の悪化要因であり、安全性は低下したとは言えるでしょう。 ただ、B/Sの膨張により自己資本比率が低下したとは言え、25%程度確保出来ているのであれば悪くない水準にとどまっていると言えると思います。 新たな減価償却の負担がありながら利益をきちんと確保出来ているのであれば、尚更悪くないということでしょう。 つまり、前期比財務内容は悪化したが、絶対水準としても今後の方向性としても悪くない、という感じでしょうか。 ただ、本当に財務分析をしたいのであれば、キャッシュフローを押えることが必要になってくるとは思います。 こんなところでしょうか。 蛇足ながら補足だけしておきますと、決算書を見ることは一面の真実を知ることに過ぎません。 財務の安全性だけを重んじすぎると、成長性や効率性を損ねたりすることになりかねません。 この事例で行くとなぜ工場の移転が必要だったのかを知らずして会社の内容を語れないと思います。 工場設備を増設する為に広い土地の場所に移ったのか、設備が老朽化して待ったなしだったのか、よりコストの安いところに移転することにしたのか、雇用に問題が生じたのか、主要取引先の要請等々いろんな可能性があります。 その意味合いに応じて決算書の内容も判断することとなります。 ご参考まで。
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- miles3912
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少々質問内容の数値に不整合があるようです。 また、前提条件にも疑問を感じます。 例えば… 純資産の増加額と当期純利益が整合していないのではないでしょうか? もちろん、純資産の増加要因は利益のみではありませんが、ご質問を拝見した限りにおいては、増資や資産の評価差額金があるとは思えません。 また、借入金の増加により自己資本比率が低下しているとのことですが、こちらも金額的に不整合を起こしていませんでしょうか? むしろ、債務の増加は設備投資に対する債務が多額に計上されていることに起因していませんか? もっとも、これはいずれは借入金の増加に反映されることになるとは思いますが… 以上、私の誤解でなければ、少々質問内容を再検討される必要を感じました。 ところで、この会社さんの営業状況を勘案しますと、資本金として払い込まれた現金がプールされていないと仮定した場合、財務内容は決して良好とは言いがたい状況なのではないかと思います。 つまり、当面は資金繰りに少々苦慮する日々が続くのではないでしょうかね。 以上のようなところですが、如何でしょうか?
お礼
ありがとうございました。