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インクジェットプリントが外で色が変わって見える
建物の壁にインクジェットプリントした製作物を貼ったのですが、 出力物を室内で見た時と屋外の壁に貼ったときと色が違って見えてしまいます。 色自体はサンプルを作って校正をしてもらったので問題はないのですが、 外に貼るとなぜ色が変わって見えるのかと、 屋内で見た時の色に見えるように出来るのか 以上の2点の説明を求められています。 使用したプリンターはミマキJV-3 インクは純正品でメディアは3Mの塩ビ、ラミネートは塩ビのグロスをかけています。 よろしくおねがいします。
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- ORUKA1951
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色に対して、根本的に間違えています。 物体の色とは、「それに白色光が当たったとき、何色の光をどれだけ吸収するか」という性質です。 白い紙は、朝昼夕、晴天、曇天、室内であろうと、白く見えているはずです。あなたの目は、それがすべての波長の光をすべて反射する表面--いわゆる白---と認識しているのです。 とてもよくわかる動画が「同じ色だって信じられる?3匹の犬の錯覚(動画):らばQ ( http://labaq.com/archives/51749646.html )」にあります。同じグラデーションに塗られた犬の絵が、まったく異なるグラデーションに見えています。 これを錯覚と呼ぶと、色について誤解してしまいます。もし、この動画のように本当にあのような色に見える2匹の犬が目に見えたら、人はこの2匹の犬は異なる毛色と判別できなければなりません。・・・・難しいので繰り返し読んで理解してください。・・・・ 色は「その物体の表面の可視光線に対する特性」でしかありません。実際にどのようなスペクトルの光が目に届いているかとは、極端に言うと、まったく無関係です。 方法としては、周囲を同じ白色の背景にするか、同じ色に見えるよう試行錯誤して色調整をするしかないのです。人の目を騙す方法をとりなさい。 ただし、天候が変わればまったく違う色に見えるでしょう。これは人が作った色である限り仕方ありません。 ★ ( http://iruka.la.coocan.jp/old/science/light/light1.html )も見ておくと良いかも
- c80s3xxx
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太陽光は均等にすべての可視光を含んでいるわけではありませんよ. 緑辺りが強く,波長の短い方,長い方ともになだらかに下がっています.
- chie65536(@chie65535)
- ベストアンサー率44% (8740/19838)
>回答いただいた方法ですと太陽より明るい蛍光灯を当てればいいということになるんですかね。そんなものないですよね(笑) 違います。 太陽光線は「すべての波長の光が均等に含まれている白色光線」です。 太陽光線より明るい光であっても「すべての波長が均等ではなく、偏っている」ならアウトです。 逆に言うと「太陽光線より弱くても、すべての波長の光が均等に含まれている」ならオッケーなんです。 >あと追加ですが出したい色(プリントした色)は室内ですとベージュから茶色のグラデーションなんですが外で見ると緑っぽく見えてしまいます。 蛍光灯は、黄み、青みが多く、緑成分が少ないので、太陽光線で見るよりも緑が減って見えます。 逆に言うと、太陽光線で見ると緑が強調されて、緑っぽく見えるのです。 太陽光線は蛍光灯よりも「緑が強い」ですから、緑っぽくなって当たり前なのですね。 同様に、白熱灯は赤みが多くなるので、太陽光線で見ると赤以外が強調されてしまいます。 詳しくは http://rock77.fc2web.com/main/color2/color2-1-1.html をご覧下さい。 屋内でも「撮影スタジオ」なら、太陽光線に近い「どの波長も均等な光」を当てる事が出来る可能性があります。
お礼
なるほど、緑っぽく見えてしまう訳がよく分かりました。 そうするとRGBの調整ができる投光器で緑以外の色味をあてるとかすれば多少はよくなるんですかね~
- c80s3xxx
- ベストアンサー率49% (1634/3294)
産業用プリンタではインクが何種類か使えるものが多いので,プリンタの種類を出されてもインクがなんだかわからないというのはありますね. いずれにしても,原因は二つしか思いつきません. 第一は#1で指摘されている,照明光の違いによるもの. 条件等色といいますが,物体の色は照明光の輝度スペクトルと物体の反射スペクトルの積に,さらに人間の視覚特性から出てくる等色関数というものをかけて,波長軸で積分して求められる,三つの刺激値が一致すれば同じ色と知覚されます (等色関数が三種類ある).逆に言うと,照明側のスペクトルが変化すると違う色に見えてもよいのです.ただし,やっかいなことに,人間の色知覚には恒常性という補正が働くために,色温度の異なる照明下で,物理的には違う色で知覚されるべき場合も,心理的には同じ色に見えることもあります.たとえば,白い紙は,たいがいの照明下で白く見えますね. いずれにしても,この場合は,色校正を行う照明環境を屋外に近いものにするか,それこそ屋外で行うかすれば解決できる可能性があります. もうひとつは,インクまたはベース(かラミネート)に蛍光性の成分が含まれている場合です.室内光では紫外線強度が低く,傾向の影響が問題にならなくても,紫外光の多い太陽光下では蛍光が目立つために色味が変わってくることはありえます. この場合はインク等の材料を変える必要があるでしょう.
お礼
ありがとうございます。 次回からは屋外用のものは屋外で色校正するようにします。
- chie65536(@chie65535)
- ベストアンサー率44% (8740/19838)
>外に貼るとなぜ色が変わって見えるのか 太陽光線と、人工の照明器具では、発光している光線の「スペクトル」が違います。 簡単に言うと「含まれている光の色の成分が違う」のです。 インクの色と言うのは「色の反射と吸収」によって発色しますから、インクに当たる光の成分が変わると、色が変わってしまいます。 >屋内で見た時の色に見えるように出来るのか 室内に「太陽光線と完全に同じ色成分の光線を出す照明器具」を置いて、その光で見れば、屋外で見た時と同じ色に見えます。 ぶっちゃけ「太陽光線を屋内に引き込むしか方法はありません」です。 なぜなら「太陽光線とまったく同一の成分の光を出す照明器具は、この世に存在しない」ですから(太陽光線と似た成分の照明はあるが、所詮は「似た」なので、同一にはならない) >使用したプリンターはミマキJV-3 >インクは純正品でメディアは3Mの塩ビ、ラミネートは塩ビのグロスをかけています。 問題は「使用している照明器具にある」のですから、これらの情報は「まったく無意味」です。 校正時に「この色だ」と確認してもらった色サンプルと、印刷した実物を屋外で太陽光線に当てて見比べると、「まったく同じ色」に見える筈です。 そのまま屋内に移動して照明器具の下でみると、やはり「まったく同じ色」に見える筈です。 しかし「屋内の照明器具で見た色と屋外の太陽光線で見た色」は「同一の物体なのに、違う色に見える」のです。 屋内から屋外に持ち出すと「魔法で色が変わっちゃう」のです(笑)
お礼
回答ありがとうございます。 光線のスペクトルが違うというのは具体的にいうと色温度の違いとかそういうことなんでしょうか? それから同じ色に見えるようにしたいのは屋外に貼った印刷物のほうなので、回答いただいた方法ですと太陽より明るい蛍光灯を当てればいいということになるんですかね。そんなものないですよね(笑) それからメディア等の情報を書いた理由はなにか透明の、紫外線を通さないとかそういった類のフィルムを貼ったりして対応できる。等のの情報用に書いたのです。 あと追加ですが出したい色(プリントした色)は室内ですとベージュから茶色のグラデーションなんですが外で見ると緑っぽく見えてしまいます。
お礼
犬の動画、大変ためになりました。 色の特性が大体分かりました。ありがとうございました。