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地域型ネットショップの可能性
- 地域型ネットショップの可能性について考えてみましょう。
- 築地市場という名前のネットショップは複数存在しますが、実際の築地市場そのもののネットショップ化はされていないようです。
- もし築地市場のような地元の市場や商店街をネット化する企画がある場合、集客効果や売り込みの可能性が大いに期待されます。
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こんばんは 築地ではありませんが水産の市場関係者です 卸売市場のネット化という発想は非常に面白いと思います 実はかつて私も考えた事があるのですが、俗にいう「場外市場」であればともかく、 卸売市場そのもののネット化は非常に困難であるとの結論に達しました ・卸売市場は「卸売市場法」をはじめとする法令により、小売りを認められていない もちろん、業者専用のネット市場という想定もあるでしょうが、大幅な法改正が必要 ・卸売市場は単に物流拠点と言うだけではなく、価格形成を行っている つまりセリが行われる(朝6時過ぎごろ)まで、価格がきまりません ・商品によっては、当日になるまで入荷があるかも不明 ・アイテム数が多く、品質も基準を作ってランキングする必要がある 実際にサイトへアップする作業は膨大な手間と時間がかかる ・市場での買い物は「仕入れ」ですから、早い時間で手元に届く必要がある サイトアップを待ち注文、それから配達を待っていては間に合わない ・商品品質の確認が困難 市場に来る方は、魚一匹単位で品定めをしています(いわゆる目利き) 入荷したすべてをネットにアップするのは不可能 また現状のネットではプロの目利きを行えるクオリティがない ・定格の商品(加工品類)であれば、ネット化する必要はない 現状でも、価格の決まっている加工品などは電話注文で対応している 双方向の情報交換やお得意様の注文のし忘れなどは電話オーダーの方が防げる ・個別オーダーに対する仕分け・梱包・配送の問題 市場の仲卸はすべて個別の事業者です 一元的にそれを行うとすればスペースや要員の確保の問題が生じる 上げればまだまだありますが、今思い出したのはこのような事です 定型商品(加工品や冷凍品)を扱う仲卸、在庫を持てる冷凍マグロの問屋さんなどでは、 独自にネットでの卸売を展開したところもあります しかし、結局は電話での受注に戻ったようです