- ベストアンサー
はね 弾力
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ANO.2です。 だいぶ長い文章になりますが、お許し下さい。 >F3=F4があまり理解できません。 (略) >ばねBは、上の重りから30、下の重りから40でひっぱられて >結局下の方向に10gひっぱられるんじゃないのかと 考え方を修正しましょう。 思い込みから、正しくない事柄を導入してしまっています。その、思い込みを断ち切る必要があります。 >ばねBは…下の重りから40でひっぱられて… 「重りの重さ」でバネが引っぱられている… と考えていませんか? これが最初の 危険な思い込み=勇み足 です。そのように考えて良いという根拠はありません! まずは、「バネBは重りDと接しているから、Dから力を受けている」はずだ、という事実だけを見つめます。この時点で言えることはここまでで、この力がいくらの大きさなのかは、わからないのです! 大きさがわからないので、取りあえず f とでもしておきましょう。 >ばねBは、上の重りから30…でひっぱられて… ここでも、同じです。 「バネBは重りCと接しているから、Cから力を受けている」のだなぁ、と考えるのです。それ以上のことは、この時点ではわかりません。つまり、この力もいくらなのかはわからないのです。 大きさがわからないので、取りあえずこちらは F とでもしておきましょう。 バネBに接続している物体はC,Dだけですから、バネBが受ける力は、fとFだけです。(バネは軽いと仮定されていますから、バネ自体の重さは考える必要がありません) くどいですが、f,Fがいくらなのかはまだわからないのです。 重りの重さとの関係は、バネBを見ているだけの今の時点では、不明なのです! 勝手な推測は自ら禁じておかなくてはなりません。 さて、バネBは静止したままの状態です。これは、バネに働く力が釣り合っているということを意味しています。(もし、釣り合っていなければバネは運動(伸びたり縮んだりしつつあるはずです) 2つの力 fとF が釣り合う条件とは、「f,Fが互いに正反対向きで、同じ大きさ」 ですから、 ここで初めて f=F という関係が導かれます。これは単に バネBに働く力が釣り合っている という事実の表現に過ぎません。Bだけを見ている段階では、これ以上の情報は何も得られません。 次に重りDに着目してみましょう。 DにはバネBが接続していますから、DはバネBから力を受けているはずです。 ここで、作用反作用の法則を思い出して下さい。 バネBはDから力Fを受けていました。作用反作用の法則によれば、DはBから力Fで引き上げられているはずです。 また、Dは質量がありますから、重力(W2としましたが、40[g]の質量が受ける重力です)を下向きに受けているはずです。 DにはFとW2の2つの力だけが働いています。 そして、Dも釣り合いの状態にあることに注目します。 つまり F=W2 という関係が、ここで初めて明らかになるのです。 ここまででわかったことをまとめると f=F F=W2 ここまでたどり着いて初めて、 バネBには重りDの重さ(W2)と同じ大きさの力が下向きに掛かっていたのだなぁ ということが判明するのです。 このことと、 バネBには重りDの重さ(W2)が下向きに掛かっていた ということとは、似ていながら、違うことを意味していることがおわかりでしょうか? 以上のことを重々承知している場合に限って、 バネBには重りDの重さ(W2)が下向きに掛かっていた という表現を使うことも許されます。あくまでも便宜的な言い方としてです。 しかし、 重りCがその重さで、バネBを引き上げている という表現は、絶対に成り立ちません。力の大きさをどういこう言う前に、重さは常に下向きの力ですから、重さが上向きに働くということは絶対にあり得ないのです。 >上の重りが40gなら、下に40gの力でひっぱられるというのは理解できるですが >例えば、ばねの両端に40gずつ、つけた場合 >片方を壁と思い、壁が40gでひっぱる >だから釣り合っている これは バネの両端に働いている力の大きさは同じだ ということをおっしゃっているのですね。 上の行論で f=F と書いたのは、正にそのことを意味しているわけです。 しかし fが30[g]の重りの重さだ とか、 fが30[g]の重りの重さと同じ大きさだ ということには、全く根拠がありませんし、間違っています。 実際、上の方の議論の結論から、CがバネBを引き上げている力 f は Cの重りの重さとは全く無関係に定まり、Dの重さ(W2)と同じ大きさの力だ、ということが判明しています。
その他の回答 (3)
- hitokotonusi
- ベストアンサー率52% (571/1086)
バネじゃなくてロープを考えてください。 あなたは崖から落ちかけてひもでぶらさがっています。 あなたの腰にはロープがまきつけられていて、そこからたれ下がったロープにはあなたと同じ体重のB君がぶらさがっています。 この場合あなたとB君の体重が同じなので、 あなたとB君の間のロープにかかる力は0になるでしょうか? バネでも考え方は同じです。 というより、ひもやロープは伸びが非常に小さいバネと考えることができます。
お礼
回答ありがとうございました。 なんとなくですが、理解できました。
- Quarks
- ベストアンサー率78% (248/317)
弾性力など、多くの力は基本的に、接している物体間で作用します。 例外は重力などの少数の力で、物体が地球と接していても接していなくても作用します。 また、力は、2物体間で作用するという特性も持っています。 さて、本題です。この系にはどんな力が働いているでしょうか? すべての力を、しらみ潰しに調べてみましょう。 上側のバネをA、下のバネをB、2つのバネの間に吊られている物体をC,最下端の物体をDとします。 以下、図を描いて、個々の力(矢印)を、何が及ぼす力かを色分けして区分してみて下さい。 Aは天井とCと接していますから、Aの作用を記述すると (1)Aは天井を引いている。力の大きさはF1とします。 バネは伸びているはずだから、元の長さに戻ろう(縮もう)として、天井を下に向かって引いているはずです。 ご注意 「天井には、物体Cの重さが掛かっている…」などと考えてはいけません。力は、接している物体から働くのですから、天井に接していないCが天井に直接作用するなどということはあり得ないのです。 (2)AはCを引いている。力の大きさはF2とします。 縮んでいるバネは元の長さに戻ろうとして、Cを上に向かって引いているはずです。 BはC,Dと接しています。Bの作用は (3)BがCを引いている。力の大きさはF3とします 向きは下向き。(バネBも伸びているはずだから元の長さに縮もうとして、接している物体Cを引き下げるように作用するでしょう) (4)BがDを引いている。向きは上向き。力の大きさはF4とします。 CはバネA,Bと接していて、さらに地球上にありますからいろいろな力を受けています。 (4)地球がCを引いている。いわゆる重力を受けているわけです。その向きは当然下向きです。この重力の大きさをW1とします。 (5)Aから、上に向かって引かれている。これは(2)の力そのものでした (6)Bから、下に向かって引かれている。これは(3)の力です。 DはバネBと接していて、重力も受けています。 (7)Bから、上に向かって引かれている。これは(4)の力です。 (8)地球から下向きに引かれています(重力を受けています)。 その重力の大きさをW2とします。 作用反作用の法則から、上記の力には、その反作用があります。 (9) (1)の反作用:天井がバネAを引き上げている力。大きさはF1と同じ。 (10) (2)の反作用:CがAを下に引いている力。大きさはF2と同じ。 (11) (3)の反作用:CがBを上に引いている力。大きさはF3と同じ。 (12) (4)の反作用:Cが地球を上に向かって引いている力。大きさはW1。 (13) (7)の反作用:DがBを下に引いている力。大きさはF4と同じ。 (14) (8)の反作用:Dが地球を上に向かって引いている力。大きさはW2。 ごちゃごちゃと書きましたが、力は、上記で、すべて数え上げられています。これら以外の力はありません。 上に書かれたことをチェックすると、ご質問の、「下のばねの弾性力」は、「Bが…」と表現されている力ですから、 (3),(4)だけだということがわかるはずです。 つまり、質問文に添付された図で言えば、緑色の矢印がそれだということです。 赤で示された力は、Dに作用している上向きの力は、Bからの弾性力ですが、天井から引かれた矢印は、上の説明文から、(1)の力、つまりバネAからの弾性力なので、Bの弾性力としては認められないということです。 以下はおまけ: C,Dが静止したままになっているとすると、これらに働く力は釣り合っています。 Cに作用している力は、F2,F3,W1 ですから、向きを考慮すると F2=F3+W1 という関係が成り立っています。 Dについても同様に、力F4,W2が働いていますから F4=W2 と言う関係が成り立っています。 また、バネA,Bについても(静止状態なら)同様に、バネに働いている力も釣り合っていますから Aについては F1=F2 Bについては F3=F4 という関係が成り立っています。 まとめると W2=F4=F3 F1=F2(=W1+F3)=W1+W2
お礼
回答ありがとうございます。 丁寧な回答ありがとうございます。 上の重り(C)30g、下の重り40g(D) F2かF1に70gの重さがかかり、ばねAが伸びる。 その力が70g F3=F4があまり理解できません。 ばねBは、上の重りから30、下の重りから40でひっぱられて 結局下の方向に10gひっぱられるんじゃないのかと 勘違いをしてしまいます。 上の重りが40gなら、下に40gの力でひっぱられるというのは理解できるですが 例えば、ばねの両端に40gずつ、つけた場合 片方を壁と思い、壁が40gでひっぱる だから釣り合ている この場合、重さDには下に40gの力がかかるよな でも、F3=F4やから40-30だから、残り10が下にかかるのではないか? アホで申し訳ないです。 よければ、この考えを治してもらえないでしょうか?
- hitokotonusi
- ベストアンサー率52% (571/1086)
今ひとつ質問の意図が見えませんが、 上下のバネ共に緑の矢印のように両端に力が働きます。 だから、両方のバネが伸びているという状況の場合、 40gのおもりには下向きの重力と上向きのバネの力が、 30gのおもりには下向きの重力と下向きの下のバネからの力と上向きの上のバネからの力が働きます。
お礼
回答ありがとうございます。 よければ、上の回答者様にお礼をしたところに疑問があるので見てください。 疑問に思ったのは、下のばねは、上の重り30g.下の重り40g 結局、40-30で10g 下にかかるのではないか? ということです。 この勘違いを治してもらえませんか? お願いします。
お礼
回答ありがとうございました。 丁寧に解説していただき、本当に感謝します。 理解ができました。 またわからなくなったら、この解説を読みたいと思います。