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1970年にハイブリッドカーがタイムスリップしたら
仮にレクサスの最上級車とします 大阪万博の真っ最中、電卓がやっと10万円をきり、トヨタ2000GTが発売された5年後の日本に オーバーテクノロジー、特許の塊のようなハイブリッドカーがタイムスリップしてきたら (中に搭乗している人のこと、タイムスリップ自体は別の話として) 1970年の各国、各企業の開発者はそのハイブリッドカーにどんな反応を示すでしょうか? また金銭的価値(現代通貨で)いくらぐらいになりますか? ご回答よろしくお願いします
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大変面白い発想の、興味を惹かれるご質問ですね。 いろいろ楽しく考えさせて戴きました。 > 1970年の各国、各企業の開発者はそのハイブリッドカーにどんな反応を示すでしょうか? > また金銭的価値(現代通貨で)いくらぐらいになりますか? 40年未来の画期的技術ですから、どの国・企業も我こそがと独占したがるでしょうから、万一競売になれば天井知らずに競り上がることでしょう。 購入が不可能なら非合法に実力で奪取しようという勢力も出てくるだろうし、それも不可能ならば敵国(ライバル企業)の手に渡るくらいならいっそ破壊してしまえ、というヤカラも出てくることでしょう。 ……SFのストーリーを考えるなら上記のような社会派的展開にしないと、リアリティに欠けると批判される事でしょうね。 それはさておき、もし1970年時点の科学者・技術者がレクサスを眼にしたとしたらどういう感想を抱くだろうかという点だけに絞って考えてみます。 まず、他のご回答にもあるように「オーバーテクノロジー」と定義できるかどうかは微妙な所ですね。 タイムスリップした先が1960年以前であれば、LSIは誰も見た事がないものなので、最初は原理も用途も見当の付かない「オーバーテクノロジー」と言っても良いでしょうが……。 しかし、そうではあっても当時の技術者であれば誰だって、まさかの夢が現実になった以下のような技術を眼にしたら、興奮のあまりうわごとを口走りながら、狂喜して手と眼と頭をフル回転させて構造や機能を調べ回ることでしょう。 そして構造が判明するにつれ、驚愕のあまり絶句してしまうこと間違いありません。 そのとき当時の技術者が抱くであろう感想は…… 「赤外線ビデオカメラ、レーダー、加速度計などの機器が、どれも驚くほど超小型かつ高性能だ!」 「センサから得た情報を同時並列処理する内蔵の電子計算機はこのモジュールらしいが、こんなに超小型でありながら、どうやら会社の大部屋を占領しているIBMの大型電子計算機よりも演算速度・記憶容量とも数百~数千倍も高性能らしい!」 「演算結果は電気信号に変換されてこれらの信号線を通って、ハンドル・アクセル・ブレーキ・サスペンション・ヘッドランプ・ロールスタビライザー等々を独立に制御しているようだ。これなら完全無人運転も可能なのではないか?」 「集中入出力装置は、このパネルか?液晶らしいが、総天然色で、しかも触れると反応する!」 「全国の道路地図が表示されるようになっている!……しかし、自車の現在位置はどうやって把握するのだろう?。道路沿いにロランCのような基準位置算出用無線局を無数に設置しないとならないだろうが、それ用の無線送受信機が見当たらないのは謎だ……」 「ガソリンエンジンと電気モーターを併用して走行するシステムになっているようだな。しかしエンジンで発電機を回したのでは、総合的に燃料のエネルギー効率が低下するのは明らかなのに、何故こんな面倒なシステムをわざわざ組み込んでいるのだろう?」 「いずれにせよ、これは自動車というよりも、自動車の形をしたロボットと言うべきである」 ……などなど。 タイムスリップした先が、電信機も発明されていない200年以上過去ならば、ANo.4のご回答にある「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」(→アーサー・C・クラークの第3法則。アジモフの言葉ではありませんね^^)ということになるかも知れませんね。
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- foomufoomu
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1970年なら、オーバーテクノロジーとは言えないです。 今の技術の大部分は1940~70年ごろに開発されたものの改良ですから・・・1969年には人は月面に立っているのですよ。 製品として作り出したことは評価するでしょうが、発想自体はそれほど斬新なものではありません。 それがタイムスリップして来たことを知れば、「21世紀の技術はこの程度なのか。」とがっかりすることでしょう。1940~70年の技術進歩の速さから見れば、今は技術の進歩は完全に止まっているといえるぐらいなのです。
お礼
確かに1940~70年の技術進歩の速さから見れば現代では車が空を飛んでいてもおかしくないかもしれないですね ご回答ありがとうございました
- TT414
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車よりDVD、カーナビなどの方が反応は大きいでしょう。 車の部分は充電池、モータなどに使われている磁石程度でしょう。 Yahoo知恵袋の方で質問を削除して、こちらで質問しなおして、また削除するのでしょうか。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1488612009
お礼
ご回答ありがとうございました
補足
知恵袋で解決されぬまま締め切り間近になった為こちらで新たに質問させていただきました もちろんこの質問を削除する気はありません
- fba
- ベストアンサー率26% (64/241)
…それなりに反応は示すと思いますが。 トヨタが1977年のモーターショウにスポーツ800(いわゆるヨタハチ)をベースにガスタービンエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド車を出展してますが、開発は1965年から行われていたとの事ですから当然興味は示すと思います。 電子制御システムとインバータとリチウムイオン電池については当時の技術水準からはかなりかけ離れているので、億円単位は下らないんではないですかね。 ナビゲーションシステムは評価してもらえないと思いますけど…GPS衛星が飛んでないし有効な地図データもないので。
お礼
ヨタハチのハイブリッドカー検索して調べました 1977年といっても侮れないですね ご回答ありがとうございました
- Kirby64
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脱線話で、すまんニャ。 ロータリー・エンジンを実用化した東洋工業(現マツダ)は当時既にロータリー・ハイブリッドを研究していたニャ。 その頃にアメリカでは排ガス中の有害成分を一気に1/10に減らすマスキー法が議論されていたニャ。 ロータリーエンジンはHCとCOの排出(HCとCOは参加触媒を使えば当時の技術でもクリア出来たニャ)は多い物の、その頃の技術では低減が難しかったNOxの排出が少なかったニャ。 1970年代に東洋工業はロータリーハイブリッドを真剣に研究していたニャ。ただしマイクロコンピュータも発明されていない当時の技術では現在のように発進・加速時にモーターが補助動力として使われるのではなく、燃費が最高になる回転でロータリーエンジンを使って充電し、動力は100%モーターを使うという方式だったニャ。 ただその後2度にわたってオイルショックが起こり、1970年頃はレギュラー\45/L位だったガソリン価格が1970年代終わりには100円近くに跳ね上がったため、ハイブリッドの研究は終了し、ロータリーエンジンはスポーティーカー専用のエンジンに特化してしまったニャ。
お礼
「プロジェクトX」で私もマツダのロータリーエンジンに対する熱い思いに感銘をうけました ご回答ありがとうございました
- kishn_an
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1970年当時トヨタでハイブリット開発を担当していた中村健也技師は喜ぶでしょうね。 トヨタは1965年からハイブリット研究を始めて1969年には試作車を製造し、1977年には東京モーターショーに出展しています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84800#.E3.83.8F.E3.82.A4.E3.83.96.E3.83.AA.E3.83.83.E3.83.89.E8.A9.A6.E4.BD.9C.E8.BB.8A まだガスタービンハイブリットの市販車は出てていないのですから、1965年のハイブリット車構想に時代はまだ追いついていないのかも。
お礼
中村健也さん「プロジェクトX」で紹介されてましたね 現役バリバリ時代にレクサスを見たときの驚愕ぶりが目に浮かびます ご回答ありがとうございました
カタログなども一緒だとかで、その開発年代も性能も分かるとして、という仮定で。 もちろん、将来はそういう車の需要があるということは分かります。 困難かもしれませんが、技術的な解析はできると仮定します。CPUなどのLSI内部レベルまでですね。 すると、未来についての膨大な情報が、その車にはあることになります。もし、未来からのものと分からなくても、1970年ではオーバーテクノロジーであることに違いはありません。 まあ、何かの映画で見たような事態になりますね。もちろん、ターミネータシリーズ(特に2で明かされた歴史など)です。 おそらく誰しも、「何でこんな技術があるのに、こんなつまらないものに使ったんだ?」と首をかしげつつも、車をバラバラにして、その個々の要素技術については、値段が付けられないでしょう。 もしカーナビを装備していたら、それは衛星あってのものですから、理解できないかもしれませんし、そこから衛星を利用したポジショニングに気が付くかもしれません。ICBMでにらみ合っている米ソに取って、恐るべき軍事技術になります。 1970年の世界情勢と言えば、東西対立の冷戦時代です。両陣営が国力を傾けてでも欲しがるでしょう。物騒なことになりそうです(^^;。 以降、余談です。 実は、そうしたことは全世界規模ではなく、地域レベルでは既にあったことです。先進技術文明が、他の文明圏に接したとき、その文明圏が崩壊することがあったのです。 アイザック・アシモフに「高度に発達した科学技術は魔術と見分けがつかない」という名言があります。 それは極言なのですが、たとえば望んでも得られないとして魔術で気持ちを誤魔化している文明圏があって、そこへ「簡単にできますよ」と言う科学技術文明が入ってきたら、元の文明が文化を含めて崩壊することがあります。 その恩恵にあずかる前に、先進技術に対応しようとする社会の変化に耐えきれず、衰退や滅亡もあり得えてしまいます。技術レベルに対応して考え方を変えるのは、すぐにはできないということですね。追いつける個人はいるでしょうけど、集団全体、社会としては難しい。
お礼
1970年当時の人達からするとハイブリッドであることの重要性を理解できる人は少ないのかもしれないですね 確かに米ソ睨み合っている状態でのカーナビの出現は危険ですね・・・ ご回答ありがとうございました
- santana-3
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登載されているカーナビに興味を示し、精度の高いミサイル誘導システムを作りたがる。 車はバラバラにされて二度と組み立てられない。
お礼
バラバラにされて部品ごとに別分野で研究されそうですね ご回答ありがとうございました
- born1960
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1960年代後半の日本は「公害」という大きな社会問題が出てきました。1970年の時点では、公害に対する考え方が一般庶民にも浸透していた時代です。 まだ1970年の時点では排出ガス規制については準備段階でしたが、1973年頃から徐々に厳しくなり、車が全く走らない時代となりました。車にとっては暗黒の1970年代だったと思います。 ただ、トロリーバスというものをごぞんじでしょうか?道路の上に架線が張られ、バスの上にポールがついてて、架線から電気を供給し走るバスです。 今はもう黒部ダムの関電トンネルのなかでしか走っていませんが、実は1960年代の大阪市内を走っていたんですね。万博の始まるまでに全て撤去されましたが、すでに電気を利用して走る公共交通機関はありました。架線が必要で、走る車線も決められ、市電ほどでもないにせよ渋滞の原因にもなったことで撤去されました。 自分で電気を作り、電気とガソリンをうまく使い分け、低燃費で環境にやさしいのなら、まずはバスなどの公共交通機関に利用され、その後民間の車もそういうふうになったでしょうね。 石油の埋蔵量は昔からあと何十年でなくなると言われ続けてきました。もちろん新しい油田の発見などで、埋蔵量はどこまでが本当かわからないのですが、1970年でのハイブリッドカーの出現は、ひょっとしたら原子力発電までに影響を与えたかもしれませんね。
お礼
あの時代はオイルショックがあったんですよね 環境という観点からご回答してくださりありがとうございました
企業はあまり興味を示さないかもしれませんね、 オイルショックの前で ガソリンは湯水のように使える値段で 燃費がどうとか省エネとかに意識は行っていなかったはずですから、
お礼
ご回答ありがとうございました
お礼
これは「ど真ん中」「どストライク」の回答ですね 1970年の科学者たちの驚愕ぶりが映画のワンシーンのようで読んでいてこちらまで興奮してきました 私はこういった科学の知識が疎いので裏づけされた妄想力を飛躍できるphobosさんを尊敬します