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ギリシャのユーロ脱退は可能?
- ギリシャのユーロ脱退は、現実的に可能なのでしょうか?緊縮か脱退かで再選挙が揉める中、私は疑問を抱いています。
- ギリシャ政府が非常に理不尽なことをすると思われるため、預金者はお金を守るために外国の銀行に預けたり、自国通貨に交換したくないと考えています。
- また、ギリシャ政府が通貨を刷り過ぎるような状況では、商売においてもギリシャ通貨を使いたくなく、ユーロ払いやドル払いを希望することが考えられます。さらに、国民が預金を拒否し、海外銀行に逃避することで基本的な金融システムが成立しなくなる可能性もあります。
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ギリシャがデフォルトしたら非合法にドルやユーロなどの外貨が流通する事になるでしょう。デフォルトした国というのはそういうものです。そして政府もそれを容認するようになります。なにせ政府のお偉方こそドル依存、外貨依存の人々なのですから。その一方で自国通貨の安定に向けた政策を積み重ねてゆきます。そして自国通貨使用による多くの優遇政策を付け加え徐々に自国通貨を浸透させて外貨の締め出しを図ります。またこの時の優遇策にメリットを受けるのは政府内部の人々とそことつながりの深い財界人となります。これは汚職や収賄と全く同じものですが、これらなくして再建はあり得ないでしょう。 ただしこれらを遂行するには強力な政治力が必要です。その為、こういった局面では民主主義的な手続きを重んじる国ほど失敗し、独裁的な国ほど短期回復を見せます。
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- potatorooms
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仮の話だけど。 ユーロに留まるなら、消費税を70%にして、福祉をすべてやめろ、という条件がついていたら、ご質問者さんのお話のようにユーロは魅力的だから、この条件を飲もう、と考えます?
お礼
ユーロに留まるなら、消費税を70%にして、福祉をすべてやめろ と ユーロ離脱によって、増税もされないし、福祉もそのままだし、自分の金融資産も目減りしない ならば ユーロ離脱の方がいいです 回答ありがとうございます
- seble
- ベストアンサー率27% (4041/14683)
緊縮は拒否するけど、ユーロは使いたいって? そんな調子の良い事。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE84F05H20120516 どうするんですかね?
お礼
ギリシャ国民は結構自分に正直なんですね こういう風になってるなら、この動きが連鎖的に拡大しそうです 明日か明後日ぐらいには取り付け騒ぎぐらいまで起こりそうで不安になります 回答ありがとうございます
- trajaa
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ギリシャが自らの意思で脱退するような書きっぷりですが、実際にはギリシャ(国民)自体は緊縮は”うんざり”だからユーロ諸国から資金援助してもらってもう少し楽な暮らしをしたいと考えているだけ。 恐らくは、ユーロ離脱の混乱を避けるために、多少の約束違反をしても資金援助は継続されると見込んでいるのかもしれない。 あるいは、先がどうなろうと構わない。とにかく今の緊縮状況を続けるのだけは嫌だ!ということなのかもしれない。 結局、ギリシャへの更なる資金支援をすることを独仏のリーダーが自国民に納得してもらうことが出来るかどうか次第。 説得するのが出来なければ、ギリシャを離脱させるしかない。 自分たちで選択したのだからギリシャ国内が混乱するのは仕方が無いと考え 混乱が他のユーロ諸国へ拡がることを防ぐ為にも切り離しに動き出すのは確実で、水面下では切り離しの方法を探っているはず。(当然検討している事柄は厳重に秘匿してるだろうが) 先ほどのニュースでは、既にギリシャ国内では富裕層を中心に銀行預金(ユーロ)の引き出しが始まっているらしい。 結局、将来の結果が見えていても目先の利益によって判断を誤らせてしまうのが人間という生き物だと再確認した。
お礼
回答ありがとうございます 緊縮はしないけどユーロ諸国からの援助を求めると ユーロ諸国も”うんざり”してそうですね どちらの”うんざり”が勝つのか静観しようと思います
- KappNets
- ベストアンサー率27% (1557/5688)
ニューヨークタイムズ: http://www.nytimes.com/2012/05/15/world/europe/greek-turmoil-may-spur-new-bargaining-in-euro-zone.html?pagewanted=1&_r=1&ref=world&src=me にギリシャのユーロ離脱についてその難しさが論じられています。 離脱の手続きが定められていないため、離脱するとすれば「不渡り」が出たときなどにまるで花瓶が壊れるように破壊が始まるということになります。大地震か核爆発のようなことになるわけです。放っておけばそうなるという意味では「可能性」は大です。 ユーロからは完全に離脱することになり、難民の問題が発生し、ギリシャの会社に対する裁判が延々と続くことになるようです。 数兆円のお金がかかわっていますので、ギリシャ以外の欧州は神風特攻隊に襲われた戦艦のような状態になります。ギリシャの外では European Commission, European Central Bank, International Monetary Fund (IMF) などが多大の影響を受けて対策に追われることになります。むろん一般の銀行も多大の影響を受けますし、地震の余波は世界中に及びます。 ところで世論調査によるとギリシャ国民はユーロ離脱を望んではいないそうです。あくまで緊縮政策の緩和が望みなのです。従ってまだまだ国際的交渉が続くという可能性があるようです。難しい政治情勢ですし、選挙をやっている間にも借金の期限が迫ってきますので、綱渡りのようですが。
お礼
ふむふむ。まだ手続きは定まっていないし、国民も離脱を望んでいないんですか。 ギリシャがユーロ離脱することによって、ヨーロッパ諸国が大混乱になるなら もっと良い条件での話し合いもできてしまいそうですね 日本にも害悪を与えそうで不安です うまくいけばよいのですが
補足
解説及び記事の紹介ありがとうございます
- seble
- ベストアンサー率27% (4041/14683)
ところが、ギリシャ国民はそうは思っていないからこそ旧与党が選挙で惨敗したのです。 右派(日本で言えば右翼にかなり近い)も躍進したように、日本よりかなりせっぱ詰まっている状態なので、ユーロの削減案を受け入れるぐらいなら離脱したほうがマシ、と思っているわけです。 それでうまく行くかどうかは別にして、世論がそちらへ傾いている以上、ユーロ脱退の可能性はあります。 すぐには無理だし、簡単な事ではありませんが、絶対無いと言い切れるほどではありません。 ヨーロッパは中世から大規模な戦争を何度も何度も経験していますから、そもそも、それほど銀行に信用が無く、まして外国などとんでもないと思っている人も大勢います。 また、それほど金を持っているなら経済危機がここまで深刻化したりもしません。 日本が1千兆円の借金を背負っていてさえ、円が純金より安全と言われる所以ですね。
お礼
なるほど。ギリシャの情勢を理解する上では ヨーロッパの歴史も踏まえた上で考えないと上手い具合に理解できませんね ユーロ脱退の可能性がありうることがわかりました 回答ありがとうございます
お礼
なるほど。自国通貨と外貨が共存するような状態になるんですね そして政策によって自国通貨の比重を高めて最終的には外貨を駆逐すると かなり時間がかかりそうですが、やりようはあることがわかりました そしてこれらは集権的に決断していかなければならないと ギリシャの場合はある程度民主的なので、権力がまとまらず、政界が混乱しそうですね 回答ありがとうございます