とにかく給与が安い!
優秀な人間は民間を第一希望にした。
アホばかりが公務員になったというわけではありませんが、現在のような「公務員試験合格のための予備校」などの存在はなく、試験対策本が市販されてた記憶がなく、通信教育があったかな?ぐらいです。
実家が裕福なので公務員としての給与を生活の当てにしなくてもいいというアルバイトみたいな人。
お寺の跡継ぎだけど、公務員になっておけという、少なくてもいいから稼ぎを確定しておけパターン。
資産家で就職などしなくていいけど、うちの跡継ぎは役所に行ってるという世間面を良くするため公務員。
試験に受かってしまった後に、希望の民間企業の面接で必死になるのが面倒になり、公務員になったという人。
試しに受けたら合格してしまい、無視してたら役所から「是非きてくれ」といわれたので、大学進学をやめて公務員になったという「拝み倒されてなった」人もいる。
この人は実際に地元国立大学合格したが、行きがかり上公務員にならざるを得なくなった。
強い進学希望がなくて、給与は安いけど、まぁいいやぁというノリで公務員になってしまった人。
受験する人が少なくて、役所の中で「親戚などで受験年齢にある人に試験をうけさせろ」という時代もあり。
「誰に云われて試験を受けた」かが重要な鍵。幹部の親戚なら「パス」。というか幹部が「頼むから公務員になってくれ」と頼むぐらい。
民間企業の同級生が貰うボーナスと、公務員の期末手当とは、お話にならないくらい違っていた。
同級生がクラウンに乗ってるときに、カローラの中古って感じ。
働いた分だけ給与がもらえるという民間企業に、覇気のあるのがどうしても流れていた。
以上、現実の知り合いのこと、少しイメージを混ぜたフィクションです。
事実ものべてます。
学力試験に合格してしまったので、公務員にでもなってやるかという人がいた時代かな、と。
合格するための勉強を専門学校まで行ってする時代が到来するなどとは、思ってもいなかった人が公務員になっていたともいえます。