回答致します。
(1)「ドル高解消(是正)」の為です。
ちなみに為替の最高値は1ドル=80円で現行のレートから換算して約1.5倍の価値があった事になります。
その結果、当時イケイケお姉さんが世界中を闊歩しブランド品を買い漁った(現在の比ではない)
(2)A・公定歩合=日銀が市場銀行に貸し出す利息が下がり(安くなり)有り余りすぎて貸し出し先に困った銀行が個人法人問わず「貸し出し金利が安くなったので、とりあえず土地(住宅)でも」と融資を乱発する結果となり他の市場よりも上昇が激しかった不動産市場に資金が殺到した為。
B・日本人の「土地神話」信仰。
「とりあえず土地(建物)さえあれば何とか食っていける」的な考えや「地価は永久に上昇する(右肩上がり信仰)」という思い込みから、不動産取得に走った。
C・土地担保主義にもとずく旧態依然の金融システムによる土地取得ブーム
日本の金融機関は土地を担保にして貸し出しをすると言う方法が一般的(と言うより欧米の金融機関に比べて他の方法による与信能力が低い)だった為「その当時土地が無ければ何も出来ない=土地を取得したい=そう思っている人間多数=高く買ってくれる人に売りますよー=早く買わないと=皆こぞって殺到」の繰り返しに陥った。(銀行が昔からの商慣習に固執した為=新しい金融システムを構築出来なかった=創造性の欠如)
要は「銀行の蒔いた種」
(3)A・日銀による「総量規制」
日銀が市場に流す通貨量(マネーサプライ)を絞った為、公定歩合が上昇しそれまで湯水の如くあった資金が「限り有る物」になった為、より実体経済に近いものへ資金がシフトした為。
つまり、地価や株式、会員権の様な「売り手の言い値」的要素の強い物から資金が引き上げられて、より手堅い(投機性の低い)市場に資金が移動した為。
結果銀行が貸し出し先から債務を回収し、その為不動産の投売り的処分が横行した為。
言いかえれば「銀行の保身」的自衛手段?言いかえればある種の「マッチポンプ」
B・国民の消費マインドの低下
「この先どうなるか分からない=取りあえず使わない=貯金する=お金が市場を流れない=物が売れない」の循環に陥った為(デフレ(又はデフレスパイラル)状態)
(1)に関しては「円安ドル高の是正」
(2)に関しては「公定歩合」「日本人固有の土地神話」「市場貸し出し金利の低下」
(3)に関しては「総量規制」「「資金シフト」「消費マインドの低下」
のワードの組み合わせで対応出来るでしょう。
後は出題ボリュームに合わせて適当に肉付けしてみて下さい。
健闘を祈りつつ、取り急ぎ回答まで。