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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:窒化ホウ素と窒化アルミの熱伝導率)
窒化ホウ素と窒化アルミの熱伝導率についての質問
このQ&Aのポイント
- BNとAlNの熱伝導率について、資料によって値がバラバラな理由や測定方法、さらにBNとAlNの熱伝導率の異なる主要因について教えてください。
- BNとAlNの熱伝導率のバラバラな値の原因や測定方法、さらに熱伝導率の異なる主要因について説明してください。
- BNとAlNの熱伝導率について質問です。資料によって熱伝導率の値が異なる理由や測定方法、BNとAlNの熱伝導率の異なる主要因について教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
20年ほど前窒化アルミのセラミックスの研究をしていました cBNに関してもその10年ほど前研究をしていました。 その頃の記憶なので、いささか的外れであるかもしれません。 (1)窒化アルミニウムの熱伝導率は、不純物の含有量(主として酸素量)、焼結助剤の含有量さらには焼結体のポロシティによって左右されます 十分に酸素含有量が少なく、かつポロシティが少なければ100W/mK程度から、高品位な物で300W/mK程度であった記憶があります。 390W/mKというのは工業製品ではかなり困難な数字ではないかと思われます。単結晶の窒化アルミニウムも作ったことがあります。レーザーフラッシュ法で測定したところその程度の数字は出た記憶があります。 なお、この手のセラミックスの熱伝導率は通常レーザーフラッシュ法で四苦八苦しながら測定します(熱伝達係数で許してくれないお客さんが多かった 若干のごまかしですね)。 なお「絶縁体である窒化アルミの熱伝導率が金属並みに高いのがおかしいのでは」とのご質問ですが、絶縁体でもっと熱伝導率の高い材料があることをお忘れでしょうか。ダイヤモンドです。小生の記憶では1,500W/mK程度ではなかったでしょうか。 (2)いろいろな理由があると思いますが、個人的にはBとAlの結晶半径の差が大きいと感じています Siとダイヤモンドの差と本質的には同じ事ではないでしょうか。 分子軌道法がお得意ならば、訂正的には導きだせそうです。
お礼
大変ためになるお話しありがとうございます。 なるほど、なんとなくイメージはしていたのですが、サンプルの作り方によるところが大きいのですね。単結晶を使った研究かどうか確認しないと、文献記載の数値を流用するのは危ないですね。 ダイヤモンドの熱伝導率は、質問のあと別件で気づきました。 BとAlの差は結晶半径なのですね。固体物理を勉強しはじめたばかりで、結晶構造のイメージがまだまだ分からず難儀しています。 ありがとうございました。