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「中立的」は、良い意味ですか?

「中立的」とは、良い意味に使われますか? ・「すべての状況は中立である。人生の出来事は、何が不運で何が幸運か、一見しただけでは分からない」 ・「時流を読み、中立的に物事を判断する」 「中立」の意味がよく分からないので、上の2つの意味が分からないです。 「偏見なく」という意味に置き換えれば大体分かりますが、それで良いですか?

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  • hakobulu
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回答No.4

これらの場合の「中立」は、 対立するどちらの側にも味方しないこと。また、特定の思想や立場をとらず中間に立つこと。 という意味です。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E4%B8%AD%E7%AB%8B&stype=1&dtype=0 ・「すべての状況は中立である。人生の出来事は、何が不運で何が幸運か、一見しただけでは分からない」は、「人間万事塞翁が馬」という故事の解釈として使えそうですね。 http://mizote.info/image/02profile/30kaisetu_jinkan.html つまり、 人生に起きる全ての状況というものは、(対立する概念である)不運にも幸運にも味方していない。 といった意味になるでしょう。 ・「時流を読み、中立的に物事を判断する」は、 「時流を読み、特定の思想や立場をとらず中間の立場で物事を判断する」 という意味。 他の方のご回答にもありますが、「中立」という言葉自体に良いとか悪いとかいう意味は含まれていません。 あくまでその言葉が使われている文の内容次第で「良いか・悪いか・どちらでもないか」が決まります。 「すべての状況~」という文の場合は「どちらでもない」。 「時流を読み~」という文の場合は「良い」。 ということになるでしょう。      

noname#150121
質問者

お礼

中立とは、対立するどちらにも味方しないという意味なんですね。 「人間万事塞翁が馬」と考えたら、意味がよく分かりました。 また、「中立的に」を「中間の立場で」に置き換えたら、よく分かりました。 「中立」自体に良い・悪いの意味はなく、前後の内容で、良い・悪い・どちらでもないが決まるんですね。 とてもよく分かりました。国語力のある方々を尊敬します。御回答ありがとうございました!

その他の回答 (4)

  • TANUHACHI
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回答No.5

 少し問題の視点をいじくってみることをご容赦いただけるならば「中立的」との言葉に私はいささか懐疑的な立場をとります。  「裁判」に例を求めるならば、法廷での“Judgement”つまり「判断」が下される場合、裁判官は「何に基づいて判断を下す」のでしょうか?。一人は規範としての法に重きを置きそれを厳密に適用する裁判官もいれば、もう一方には過去の判例に規範よりも重きを置く裁判官もいるでしょう。更にはこれらの判断材料を参考にしつつも実際の案件の持つ意味を重視する裁判官もいるかもしれません。  「中立」との言葉は東洋では一般的に使われる言葉ですが、欧米殊にヨーロッパでは逆に余り肯定的なイメージでは採り上げられない表現です。単純に言えば、ある問題に対して「あなたの考えはどうですか?」と聴かれた場合に答えに窮してしまう姿勢と同様であるとの理解もしくは判断されてしまう可能性もあります。  日本では「波風を立てず」「黙して語らず」の様な姿勢が美徳であると教えられてきた世代の方々もいらっしゃり「意見あるいは異見をいうこと」が時として異端視される光景もまだまだあります。こうした前提を踏まえるならば御題の例文は  (1)「良い」とも「そうでない」とも言い切れない。なぜなら「その時点での選択」が「その後に絶対的な影響を及ぼす」とは誰も予測はできない、からです。  (2)この場合は“裁判官の3つのタイプ”が適用できます。そして“ヨーロッパ的な基準”が成り立ちます。判断する「主体」が本人であるならば、その「基準」が「本人の価値観」に基づく、からです。そしてこの「ヨーロッパ的基準」の前提には「個人と社会の距離感」「個人と社会の関係」を如何にとらえるかとの問題もあります。  日本の伝統的な道徳観念を端的に表す言葉に「長いものには巻かれろ」「寄らば大樹の陰」などがありますが、別な面から見ればそれは「あなた任せ」の反映であり僕は決して「好ましい姿」であるとはいえないと思います。

noname#150121
質問者

お礼

確かに、中立的は、欧米の価値観では必ずしも好まれなさそうです!あまり肯定的な意味ではないですね。 大変に参考になりました。御回答ありがとうございました!

  • Pinhole-09
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回答No.3

スイスは永世「中立」を貫いている。 対立する A と B のどちらにも付かないという 信念で善悪は別にして立派な態度です。 「中立的」はこれとは違います。 A と B のどちらにも付かない「ような」態度で 1. 煮え切らない、信念のない奴 2. いずれどちらか形勢のよい方に付くのだろう   日和見的な打算的な奴 と非難されることが多いようです。 冷静な判断をしたと褒められることもありますが。

noname#150121
質問者

お礼

スイスの永世中立は立派だと考えられていますよね。 また、A、Bのどちらにも付かないような態度ですと、非難されますよね。 大変参考になりました。御回答ありがとうございました!

回答No.2

ご質問の「偏見なく」という意味と被ることもありますが,本質は少し違います. 例文ではあまり大きな違いにはならないようですが. 中立とは,対立する何かしらの間の真ん中に立つことです.どちらか一方に与しないということです.単純にそれだけの意味しかありません. それが良いことの場合もあればそうでない場合もあります.最初の例文にある通り,「人生の出来事は、何が良くて何が悪いか、一見しただけでは分からない」からです. 最初の例文は,状況だけで良し悪しを判断できないという内容です.「通勤の電車が遅れた」としても,そこから遅刻→減給,ならば不運ですけれど,そこから,乗り換え電車に乗り遅れた→事故に合わずに済んだ,ならば幸運です.このように電車が遅れたことそのものは「幸運でも不運でもない」,それが「中立だ」ということです(この例文では「偏見なく」という表現には置き換えが難しいですね). 次の例文は,例えばTPPの話であれば,賛成意見と反対意見がありますので,賛成派の気持ちになったり反対派の気持ちになったりして判断しましょうということです.最初からどちらか一方の意見だけを考えずに「両者の立場を公平に考える」事,それが「中立」だということです(「偏見なく」という表現に置き換えてもまま意味の通る例ですね). 中立であることが良いことかどうかについて,もう少しお話します. 中立的に物事を判断した結果,賛成・反対のどちらかに自分の意見が落ち着くこともあります.その場合,判断は中立的でも,判断した結果は中立ではないということです.賛成反対のどちらの立場にも身を置かないのが中立的な立場となりますが,みんながみんな中立では物事が決まりませんので,「中立=良い」とは限りません. また,友達が何の非もなくイジメに合っている時に中立の立場を貫くということは,イジメっ子の味方もしなければ友達の味方もしないということです.イジメに加担しないのは良いことですが,非もなくイジメにあっている友達の味方になってあげないことはどうでしょう.この場合,「中立=悪い」と言えるだろうと思います.

noname#150121
質問者

お礼

中立とは、対立するものの真ん中に公平に立つ、という意味なんですね。 また、中立が良いとも限らないのですね。イジメの例を考えると、中立でいることは悪い事ですね。 とてもよく分かりました。御回答ありがとうございました!

  • Turbo415
  • ベストアンサー率26% (2631/9774)
回答No.1

通常「偏見無く」という意味でいいと思います。 使い方で微妙に変わると思いますけど、「どちらでも無い」という意味合いになることもあると思います。

noname#150121
質問者

お礼

「偏見無く」それから、「どちらでも無い」という意味もあるんですね。アドバイスありがとうございました!