ガリレオ・ガリレイをガリレオと略称するのは何故?
有名な自然科学者ガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei)をガリレオと略称するのは何故ですか?
一時期、イタリア語では、名前が日本式に「姓+名」なのかと勘違いしていたことがありました。つまり、ガリレオが姓(家族名)でガリレイが名(個人名)なので、ガリレオという呼ぶのかと思っていました。
しかし、人名事典などでは、姓はガリレイで名がガリレオということなので、通常の欧米式の「名+姓」と同じです。そうであれば、ニュートンとかアインシュタインという呼び方に準じるのであれば、「ガリレイ」が適切ですよね。「ガリレオ」であれば、「アイザック」とか「アルバート」と呼んでいるのと同じことにはなりませんか?
また、ガリレオはガリレイの単数形だとの説明もありますが、(イタリア語は全く無知なので)そうだとしても、複数形の「姓」を単数形の「名」で代用しても構わない、という論理あるいは慣習がイタリアにはあるのでしょうか?
実際の使われ方は;
『科学者人名辞典』はガリレオ(ガリレオ・ガリレイ)が見出し。
板倉聖宣『僕等はガリレオ』。
アレクサンドル・コイレ『ガリレオ研究』。
物理学用語では、「ガリレイ(ガリレー)変換」「ガリレイの相対性原理」など。
「イタリア語版Wikipediaなどでは略し方はGalileoで統一されている」(日本語版Wikipedia)
などが分かりました。
イタリア語に詳しい方、あるいは西洋人の名前の呼び方に詳しい方にコメントを頂けると幸いです。