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最高の辞書は「広辞苑」?

お世話になります。 少し前に部屋を借りて一人住まいを始めたのですが、自分チには国語辞典がまだないことに最近気づきました。買おうかどうか、迷っています。 どうせ買うなら、収録語句数が最高で権威も最高で解説の精度も場所の取りぐあいも最高の、「完全無欠な」辞書がゼヒ欲しい。「これが日本語のスタンダードだ」と呼べるような、所有欲を不必要なくらい過度に満たしてくれるような辞書が欲しいと思います。 もしも値段を度外視できるなら、「最高の国語辞典=広辞苑」という認識でよろしいのでしょうか? 文を書くことを生業としてらっしゃる方がたの中には、違う出版社の辞書を何冊も、コレクションのように買い集めている方もいるそうだ、という話を聞いたことがありますが、これはどんな辞書でもひとつだけでは不足がある、てことなのでしょうか? どう思われますでしょうかー

質問者が選んだベストアンサー

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  • cmr4
  • ベストアンサー率47% (87/182)
回答No.7

私の持っている本に、広辞苑と他の同程度の辞書を比較した内容の本があります。 仮に、ある辞書で「キス」を引くと「口づけ・接吻」になり、「口づけ」を引くと「キス・接吻」、「接吻」を引くと「キス・口づけ」。こうなるといつまでたっても意味は分かりませんよね。 こういった、それぞれの辞書の親切度を総合的に比較した内容のものです。 書かれてある内容を一つを紹介しますと、広辞苑で「へんずつう」を引くと「偏頭痛」、大辞林・大辞泉・日本語大辞典では、それぞれ「偏頭痛・片頭痛」とされているそうです。 どういう事かというと、「偏頭痛」で間違いではないが、現在、医学会では「片頭痛」と表記する事を決定しており、新聞もこれを採用しているということです。 広辞苑だけを見た人は、「片頭痛」の表記を見たときに、これは間違いだと思ってしまいますよね。 事実、手元に広辞苑の第5版がありますが、そのように書かれてあります。もう一冊、大修館書店の携帯版の国語辞典がありますが、これには「偏頭痛」とされ、表記例として「新聞では、片頭痛と書く」とされています。 こういったことから、言葉にこだわりのある方や専門家の方は、各出版社の辞書を揃えているのでしょう。広辞苑だけでなくどの出版社もそれぞれの特色、こだわりはあると思います。 私的には、内容はともかく広辞苑のようなサイズの辞書は重い。日常、分からない漢字や意味を調べる程度であれば、携帯版の小型辞書で十分だと思います。そうなるとネットのgoo辞書などで事は足りてしまうかもしれません。 この本の著者によるベストランクは、本人の偏見も入っていますが、三省堂国語辞典、大辞林、大辞泉、広辞苑の順です。

deadman
質問者

お礼

詳細なご回答、感謝です! なるほど~おっしゃるとおりですね。まるで役所窓口名物のたらいまわしの如く、「あっちで訊いてくれ」と言われて行ったら「いやそっちで訊いてくれ」の堂々めぐりでは用を為さない。納得です。 そう考えると辞書の執筆というのは相当な大事業ですね。あんだけ膨大な数の語句をそれぞれの方面の執筆陣が細大漏らさずフォローし、なおかつ辞書全体として統合されていなければならないんですから。頭の下がる思いです。 文末のランクの記入、大変参考になります。 ありがとうございましたっ!

その他の回答 (6)

回答No.6

 最高の国語辞典=小学館の「日本国語大辞典」というご意見は正しいと思います。  旧版なら古書店で安く買えますよ。私の周りでも3万円程度で買った人がいます。ただで貰う手もあります。図書館が本の整理で市民にあげることがあります。近所の市立図書館で見かけました。私は持っていますので貰いませんでした。  書籍のものよりもパソコンで使う辞書のほうをお勧めします。使い勝手が断然良いからです。スーパーニッポニカが良いとおもいます。

参考URL:
http://ebook.shogakukan.co.jp/scatalog/ssn2003/index.html
deadman
質問者

お礼

なんと3万円!もしくはタダ!いろいろ抜け道はあるもんですね 確かに小型の辞書なら思い立った時にヒョッと取ってチャッと引く、という軽快な使い方ができますけど中型以上になると道楽で引く気にはなれないかも知れないですね。 う~ん、下でもPC辞書を推されたんですが、電源が入ってない時の方が多いもんで… ありがとうございました

  • kequ
  • ベストアンサー率62% (76/122)
回答No.5

大体、回答が出揃っているようなので、補足だけですが、広辞苑はあれで 小型国語辞典なのですね~。序文かどっかに書いてあると記憶しますが。 で、あのサイズの中では広辞苑が最高のものか、と問われれば、 答えは否です。広辞苑は、研究者の間では大変評判が悪いのです。 その最大の理由は、用例・用法が少ないこと。言葉というのは実際に 使われて始めて意味を持つものですから、用法が載ってなければ 話になりません。ま、岩波ブランドのおかげで、なんか良い物として 世間で信奉されてるようですね~。このサイズでは、「大辞林」が 定評がありますね。 あと、小学館の日本大辞典に載ってなきゃ日本語でない云々ってお話。 そりゃ、嘘です(笑) 辞典というものは、現象の言語をあくまで抽出して 記述したものに過ぎないのですから、辞典が現象の言語を規定・限定 することなどありえないのです~。

deadman
質問者

お礼

そっそうだったんですか!広辞苑ダメダメですか!ビックリ!しかもあの図体のデカさで小型!ビックリすること多いですね 参考になりました、ありがとうございました

  • 100Gold
  • ベストアンサー率27% (284/1018)
回答No.4

ネットで調べるのが安上がりで早くて便利です。 もう辞書はいらないのではないでしょうか。 広辞苑はタホイヤというゲームに使えるので、買うのもありだとは思います。 あと笑える辞書として「新明解国語辞典」を推薦しておきます。

deadman
質問者

お礼

そうですねー、でもちょっとした調べ物のたびにPCの電源を入れて立ち上げないといけないので、ちょっと自分にとっては面倒かな… え、笑える辞書?なんか面白そうなんで見てみます。 ありがとうございました

  • mak0chan
  • ベストアンサー率40% (1109/2754)
回答No.3

>値段を度外視できるなら、「最高の国語辞典=広辞苑」という… これはちょっと違いますね。ご質問文の中程の条件を満たすのは、 『日本国語大辞典 第2版 全14巻』2001年(前後) 小学館 です。 国語辞典を大きく分類すると、「大型」「中型」「小型」の3種類になります。 このうち「大型」は前述の『日本国語大辞典 第2版 全14巻』で、ごく最近の新造語を除いて、「この辞書に載っていなければ日本語ではない」と言い切って差し支えないようなものです。しかし、20万円以上しますし、本棚のスペースも相当必要です。多くの公営図書館にありますから、一般的な市民が持つ必要はないように思います。 「中型」に分類されるものは、1冊にまとめられ机上におけるタイプのものです。そのうち、歴史的経緯から代表格とされているのが『広辞苑』で、ほかに『大辞林』や『大辞泉』そのほかいくつかあります。 「小型」は、中高校生が鞄に入れて持ち歩けるタイプのもので、無数といってよいほどあります。 まとめますと、ふだんは「小型」が1冊あればよく、ちょっと物足りないときに備えて「中型」を1冊買っておくのもよいでしょう。それでも足りないときは、思い切って図書館へ足を運べばよいと思います。

deadman
質問者

お礼

なんと、分類法があったとは。頂点はやはり「日本国語大辞典」のようですね。 そうですね、日常的な状況ではまず「小型では不足がある」ていう場面には遭遇しなさそうですね。 明快な回答ありがとうございましたー

  • liar_adan
  • ベストアンサー率48% (730/1515)
回答No.2

小学館の「日本国語大辞典」というのがあります。 全14巻。各巻一万五千円。おそらくこれが国語辞典で最大です。 「広辞苑」は、大きさの点では、 「大型辞書のうちやや小さい」ものだと思いますが、 ベストセラーだから、持っていても損はないと思います。 ただし、やはり広辞苑だけでは不十分でしょう。 日常的に、国語辞典を使う場面は、 「あの字はどう書くんだっけ」とか、 「この言葉は、この意味でまちがいないか確かめておこう」とか、 ちょっとしたことが大多数なのです。 そういうときに使うには、広辞苑は重すぎます。 最初に広辞苑を買うのもいいですが、 実用のことを考えると、小型辞典を先に買った方が便利だと思います。 私は日常的には「新解さん(三省堂・新明解国語辞典)」を使っています。 それに、権威のある辞書といったって、各項目を見ると わかりにくい説明だったり、まちがいがあったりします。 ひとつで完璧を求めるより、別の辞書をつきあわせて調べる方が、正確なことがわかります。 熟語などは、漢和辞典の方が調べやすかったりします。

参考URL:
http://www.nikkoku.net/
deadman
質問者

お礼

あっ、それ見かけたことあります、「日本国語大辞典」。しかもブックオフで。 どうやら全巻セット売りで、値段は失念しましたが正規の20万円超から考えれば破格の安値だったと思います。 ずっと気がかりな存在だったんですが、破格の値でも一般人にはチト手を出しにくい価格でして、そうこうするうちにあっけなく売れてしまいました。買っとけばよかったかな… 新解さん、本屋で見てみます。なんか親しみの湧く呼び名… ありがとうございました

回答No.1

「最高の国語辞典=広辞苑」という事は、実際にはまずありません。 といって、別に広辞苑にケチをつけようという魂胆でもありません。 ただ、ああいった価格帯の国語辞典では、一般に、もっとも知名度が高いのが 岩波書店の広辞苑であるという事ができる、という程度のことではないでしょうか? 広辞苑以外にも、例えば「講談社 日本語大辞典」、「小学館 大辞泉」、「三省堂 大辞林」等、だいたい似た感じの厚さの辞典が、書店の店頭で実際に御覧になれると思います。その中で、いくつか気になる言葉を実際にひいてみて、フィーリングの合うものを一冊お求めになればよいのでは? 各社それぞれに、例えばカラーの図版を増やしてみたり、簡単な英訳を添えてみたり、 色々それなりに工夫している事がお分かりになって面白いと思います。 どれも実用上の支障はありませんし、あまり難しい事を言い出せば、 実はどれもこれも中途半端、という面がある事も事実ですし(ですから、 何冊も各社の辞書を揃えて、いろいろひきくらべてみる人がいるのです)。

deadman
質問者

お礼

なるほど。これひとつでOK、ていうような辞書はないと考えたほうが良いようですね。 おっしゃるとおり。確かに、最終的には自分のフィーリングが最も重要な購入基準だと思います。 ありがとうございましたー

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