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天体写真の星の輝線はどうすれば写る???
天体写真を見ていると、星に十字の輝線が出ているものを見かけます。 一方、輝線は無く、星が単に丸く写っているものも見かけます。 輝線が写っているものは、冷却CCDカメラで撮影されたものに多いように思われます。 冷却CCDカメラで撮影すると自然とこのような輝線が星の周りに現れるのでしょうか? それとも、普通の写真で言うところのクロスフィルターみたいなものを付けるのでしょうか? 輝線の写真の事例です。 http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5f/Messier-42-10.12.2004-filtered.jpeg
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質問者が選んだベストアンサー
ご質問で引用されている写真に写っている明るい星の十字輝線は、反射式望遠鏡で写した事で発生したものです。冷却CCDカメラだから発生する・・という事ではありません。 反射式望遠鏡はその構造上、光が通る経路中に副鏡やフィルムフォルダ(またはCCDカメラ)が入る物が殆どなので、これらを支持する為に三方向か四方向から薄い板や棒で支えています。この板や棒の影響で生じた光の回折がご質問の輝線の原因です。この輝線がシャープに写るほどピントが合っている事になるのでピント合わせのテクニックとして利用する人も多くいます。 因みに上下左右の対角4方向からの支持であれば十字になり、3方向からの支持であれば6方向の輝線になります。 同様にカメラのレンズで撮った写真も特に明るい星には、レンズ内の絞り羽根が光路に入るので、絞りがきれいな円形で無い多角形の場合は、その角数に応じた輝線が発生します。 屈折式の望遠鏡では原理的には光路中に回折原因になる物が無いので輝線の無い星像になります。質問者様が言われる丸い星の像は屈折望遠鏡やきれいな円形絞りのレンズをつかって写した写真と考えて良いでしょう。 ところで望遠鏡を使った天体写真の技法としてクロスフィルターを意図的に使用するケースはほとんどありません。最近は見かけませんが昔は夕焼けの中に輝く金星やシリウス等の特別に明るい星を強調する表現手段として使用する事はありました。
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- 中村 拓男(@tknakamuri)
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冷却CCDは関係ありません。 反射望遠鏡で副鏡を吊っている「スパイダー」の影響だと思います。 干渉像は暗いので明るい星の周りにしか映りません。
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スパイダーの影響納得です。 もともと、反射式はメンテナンスが必要なので、屈折の大口径にあこがれていました。しかし、この輝線の写る写真かっこいいですね。あこがれます。 反射を使うことも考えないと・・・
- nananotanu
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光学系が反射式なら、スポークの回折像でしょうね。当然ながら暗い星は回折像も暗いので写りませんが。
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スパイダーの影響納得です。 もともと、反射式はメンテナンスが必要なので、屈折の大口径にあこがれていました。しかし、この輝線の写る写真かっこいいですね。あこがれます。 反射を使うことも考えないと・・・
- poomen
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輝線が写っている星と写っていない星との明るさを比較して下さい。乱暴にいえば輝線がでている星は露出オーバーと考えればいいのです。暗い星をや作例の星雲を移すためにかなりの長時間露出をしています。 そのため明るい星は露出オーバーで輝線が発生します。で、輝線は正確には4本以上あるはずです。これは絞りバネの枚数に左右さえれます。
お礼
回答ありがとうございます。 天体望遠鏡の場合、特に、望遠鏡に直接カメラを取り付ける直焦点撮影の場合、望遠鏡に絞りは存在しないので、回答者様の回答は少し違うようです。 他の回答者さまのおっしゃるように、反射望遠鏡のスパイダー(反射鏡の支柱)の影響なんですね。
お礼
スパイダーの影響納得です。 もともと、反射式はメンテナンスが必要なので、屈折の大口径にあこがれていました。しかし、この輝線の写る写真かっこいいですね。あこがれます。 反射を使うことも考えないと・・・