世界共通ではないですが、文化圏には結構見られる仕草(ジェスチャー)です。
宗教とも密接な関係があり、膝と手を付いて顔面も伏せる、膝と手を付いて頭を下げる、立ったまま体を曲げる、立ったまま膝を曲げる、などその様式は様々です。
ただ相手が誰であれ挨拶として頭を下げるのは、今となっては日本特有かも知れません。
キリスト教圏のお辞儀はかつて君主と神の前で行われるものでした。
今でもウィンブルドン選手権やヴァチカンなどで見ることが出来ると思います。
有名?というか私の好きな言葉に「英国紳士は女王陛下と妻以外に頭など下げない」というのがありますね。
言葉ではなく映画ですが、タイ国王に五体投地を要求された英国人女性の家庭教師が銃剣を突きつけられても拒否するシーンがあります(王様と私)。
中東圏では神様以外に頭を下げてはいけない、という考え方があったり、アジアではかつて日本人もやった五体投地とかが地方や冠婚葬祭に生きています。
纏めると、「お辞儀」という仕草は世界中にあるようです。
しかしその様式は異なるので、誰もが日本人の想像する「お辞儀」をするわけではありません。