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コード進行
こないだ学校の総合の発表でコード進行について話したのですが、 先生に「次またbeatlesのyesterdayとかledzeppelinの天国の階段とかの実際の曲のコードしんこうについて発表してよ」と言われました。 正直その場しのぎのコードの知識しかなかったのでどのように解説すればよいか分かりません。 どうか助けて下さい。
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スケール理論とコード理論両方が必要なのですが、ダイアトニックコードを元にコード進行の比較や解説を試みるのが割とプレゼンしやすいのではないでしょうかね。 簡単に説明すると Cメジャースケール(ハ長調) ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・・・ これがCメジャースケールです。皆が知ってる音階ですね。 このCメジャースケールという音階(キー)で使われるコードは何なのか?これをスケールを元に導き出すことができます。 やり方は一個飛ばしで音を3つ拾います。 「ド」・レ・「ミ」・ファ・「ソ」・ラ・シ・ド・・・ ”ド・ミ・ソ”という3和音=Cというメジャーコードが出来ました。(この3音がどうしてメジャーコードに分類されるのかは長くなるため説明を割愛しますのでコード理論を勉強してみてくださいね) 次にレから一つおきに3音を拾います。 ド・「レ」・ミ・「ファ」・ソ・「ラ」・シ・ド ”レ・ファ・ラ”ですからDmになります。 このようにドからシまで全ての音で同じ作業を繰り返すと以下のコードが出てきます。 C・Dm・Em・F・G・Am・Bdim これがCメジャースケールにおけるダイアトニックコードです。 キーがCの楽曲ではこの7つのコードを組み合わせてコード進行が作られているのですね。(基本的に違うコードが出てきた場合は転調になります) 実はこの7つのコードの組み合わせ(どういう順序で繋げるか)は、人間の心理的なものもあって「こういう流れが自然」とか「このコードが出た後はこのコードに行きたくなる」という法則性があります。 様々な楽曲で比較してみると実は同じコード進行で構成されていたり、ヒット曲に使われる必殺コード進行なども分かってきます。 ただし、複数の楽曲のコード進行を比較するときにキーが異なると、当然ダイアトニックコードも異なってしまいますから、比較すると言っても何だか良くわかりませんよね? そこでコードを数字で考えるようにします(ディグリーといいます) 先ほど出てきたCメジャースケールのダイアトニックコードに左から順に数字をつけていきます。 C・Dm・Em・F・G・Am・Bdim ↓ I・II・III・IV・V・VI・VII と置き換えます。 こうして数字化することでキーが異なっていても全く同じものとして管理することができます。 Dメジャースケール(ニ長調) レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ ダイアトニックコードは D・Em・F#m・G・A・Bm・C#dim これもディグリー表記にすると I・II・III・IV・V・VI・VII となります。 ここでちょっとコード進行を比較してみましょう。 キーがCだとします。とある楽曲で F→G→Am というコード進行があったとします。日本人が大好きなコード進行でJ-Popsで良く使われるパターンです。 これをディグリーに置き換えれば表記すると、 F→G→Am = IV→V→VI となることが上の説明より分かりますよね? もう一曲、キーがDにおける楽曲で G→A→Bm というコード進行があったとします。 これをディグリーに置き換えると… G→A→Bm = IV→V→VI となることが分かるはずです。 つまり、「F→G→Am」と「G→A→Bm」というコード進行はキーが違うだけで実は同じコード進行(キーを一緒にしたら同じコード名になる)ということが分かるようになります。 このようにしてビートルズの楽曲やその他の楽曲のコード進行をディグリー表記で並べてみると比較しやすいため、比較解説しやすいと思います。 ちなみにスケール上でIの音をトニック、IVをサブドミナント、Vをドミナントと言います。 この3つは非常に重要な関係を持っており、最小限のコード進行を作る際に利用されます。 ブルーハーツなどのパンクバンドはスリーコードと呼ばれる3つのコードだけを組み合わせてシンプルな曲を作るのですが、この時使われるコードは上記3つです。 もし興味を持たれましたら詳しいことはご自分で勉強されるとして、パンクバンドのようなスリーコードを活用したシンプルな楽曲からスタートすると手慣らしに良いと思いますよ。 スケール理論もコード理論も人によって分かりやすい分かりにくいがあるので、どの書物がオススメとは言えません(音大にいくためのバイブルとか定番書はありますけど)。 専門書だけでなく楽器の練習本にちょこっと書かれている音楽理論の解説が分かりやすかったり、雑誌の連載コラムが納得のいく説明をしていたりと、いろいろです。 自分のなかでしっくりくるものに出会うことが大事で、どこかで一つ理解を深めたことをきっかけに分からなかった本も理解できるようになる、といった感じで徐々に範囲が広がってゆきます。 無理に一冊を極めようとせずに、さまざまな文献から少しずつ知識を吸収して理解を深めていくようにすると良いですよ。 ご参考になれば幸いです。
その他の回答 (1)
- IDii24
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まずコード進行の何について発表するのでしょうか。声楽について理論的な展開を解説しろという事ですか? それなら和声法の書いてあるとおりに言えばいいだけですよね。 それと知らない事をここで聞いて、受け売りで話すのはあまり関心しません。まず勉強して解らなければ疑問を投げかける感じで発表したらどうですか。
お礼
回答ありがとうございます。
お礼
すごい詳しくありがとうございます 役に立ちました。