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糖尿病→低血糖について。
以前、こちらで質問させて頂いたものです。 (http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=723492) 無事、母も入院を終え、昨日退院しました。 お迎えにいったついでに先生にお話を伺ったのですが、少しわからなかったので、教えて頂きたいのです。 1、高血糖(母は今まで血糖値が500以上のことが多かったです。)の人が急に低血糖になると眼底出血や脳梗塞を起こす危険がある、という話を聞きました。 血糖が低くなる分には問題ないと思っていたのですが……急に下がると危ないんでしょうか? 今、大体朝の血糖値が140~160くらいだって言ってました。 先生にもいろいろ教えて頂いたのですが、よくわからなくて……。(なんだか血管がつまりやすくなる、と仰っていたのですが、申し訳ないのですが、よくわかりませんでした。 どうして高血糖から普通の血糖値になった時に血管がつまりやすくなるんですか? 教えて頂けると嬉しいです。 よろしくお願いします。
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急激に血糖値をさげることの危険についてですが 前の方々の回答に少しつけくわえたいと思います。 血糖値が高いかたは血圧も高めのかたが多いのですが、おかあさんはいかがですか?血糖値ばかりに気をとらわれず、この血圧という観点から考えてみると・・・ 血糖値が高いかたの血管のなかでは、血糖値が高い(=どろどろ)の血液が血管のなかでぎゅうぎゅうと一生懸命流れようとがんばっているわけです。血管という決められたスペースの中でぎゅうぎゅうと押し合いながら流れているところを想像してください。血圧は血管を血液が流れる際の血管壁にかかる圧力だから、こういった場合血圧が高くなるのがわかりますよね?(糖尿病のかたは、長年の高血糖で糖尿病でないかたより動脈硬化が進んでいることが多いので血管自体の弾力性が弱くなっていたり、血管のなかが狭くなっていたりして、そういった原因も高血圧になりやすいという根拠になります。) 血糖値と血圧の関係はわかっていただけました? そこで、高血糖から急激に低血糖となったときの血圧の変動を考えてみましょう。どろどろ、ぎゅうぎゅうしてた血液が、血管のなかで急にさらさらと流れはじめました。すると血圧は下がります。さらさら流れるならいいじゃない?とおもうかもしれませんが、急激な変動というのがよくないんです。血液のなかには糖だけでなくいろいろな成分がながれています(血球とかコレステロールとかね)。いままで血管の硬いところも、狭いところもぎゅうぎゅうと押し合うことでなんとか通り抜け、流れていたそれらの成分が血圧が急に下がることで通り抜けられなくなり、つまってしまうんです。 補足ですが、出血と梗塞はちがいます。出血は血管が破れたり破裂したりして、血液が血管のそとに流れ出てしまうことで、これは普通、急激に血圧が上がったときにおこることが多いです。それに対し、梗塞は血管のなかがなんらかの原因でつまってしまい、その血管が血液(栄養)を供給するはずの組織にそれを供給できなくなることをいい、これは先にかいたように、急激に血圧が下がったときが危ないのです。脳出血と脳梗塞、混同しているかたが多いですが、このような違いがあることを知っておいてください。(ちなみに脳卒中といったときはこの両方をさします。) あと、ここでいう血糖値の高い・低い、血圧の高い・低いというのは、平均値と比べて、という意味ではありません。そのかたの今の血糖値・血圧と比べての急激な変動のことをいっているので、間違えないようにしてください。 血糖値も血圧も、高くなければいいというものでは決してなく、そのかたにあった目標の値で大きな変動なくコントロールしていけるのが一番なんです。 ややこしい話、なるべくわかりやすく書いたつもりですが、どうでしょう? 原因はこれ!といえないむずかしさが人のからだ・病気にはあるので、とことん理解しようとすると大変だけど、自分や家族のことは大切だもの、納得いくまで医師、看護師に聞いたり、こういったサイトを利用してひとつひとつ解決していってくださいね。
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- pirox2
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No.5に追加です。 眼底出血についてですが・・・ 急激な低血糖発作ではそういったことも起こりうるとは思いますが、明らかなデータはないようです。 ただ、急激な厳しい血糖コントロールによって、糖尿病網膜症の急激な悪化は起こることが明らかになっています。 糖尿病の専門でない医師がコントロールを行うとこのような危険があるようです。 おかあさんの場合は、入院してコントロールをおこなっているようなので、このような危険は考えにくいとは思いますが。 いずれにしよ、眼科の定期受診も忘れずに行ってくださいね。一生懸命血糖コントロールをおこなっていて、内科受診は定期的にしていても、眼科には行ってないという患者さんが結構いますが、糖尿病網膜症も早期発見早期治療が大切です。自覚症状がでてからでは、視力予後はかなり悪くなってしまいます。3ヶ月に一回、半年に一回と網膜症の進行度により、受診間隔は異なりますが、眼科医の指示どおり定期受診をしてください。 質問の直接の回答にはなっていないと思いますが、眼底出血に関係して、普段わたしが糖尿病の患者さんに接していて感じることを書かせてもらいました。
- bableboom
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こんにちは。私の義父が糖尿病で入退院を繰り返していたのですが 先月治療のかいなく他界しました。 最後の入院のさい、血糖のコントロールがうまくできず、よく低血糖発作をおこしており、脳梗塞をおこしました。 糖というのは、脳へ血液をおくるうえで重要な役目をしているので、低血糖になることで、虚血状態になり 血管内の血液の走行に障害をきたし、もともともろくなっていた血管がつまる・・・そんな説明だったと思います。うろ覚えですが。 義父は、糖尿病以外にも腎障害・肝機能障害・肺炎・通風などを併発していたため、死期を早めてしまいましたが、糖尿病は上手にコントロールし、合併症さえ予防できれば、それほど怖くない病気ですから日常生活習慣をあらため、よい方向に導いてあげてくださいね。
- shivatyann
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糖尿病者の血管は、何年もの間、血管内が高血糖の状態で(いえば砂糖漬け)きたので、もろくなってしまっているのです。 細い末梢の血管は特に崩れやすく、その結果網膜症や腎障害、神経障害などを引きおこします。 また血管の柔軟性も失われる為、血管内がもろくなり、崩れたところに、コレステロールがくっつき、動脈硬化にもなりやすいのです。 高血糖の状態から血糖値を下げても、血管がすぐに元の状態に戻るわけではありません。 ましてや急激な低血糖は血管の浸透圧によって、もろくなっている血管内壁が壊れ、細い血管に飛ぶのではないでしょうか。 いずれにしろ、一生のお付き合いの糖尿病。直る事はありませんが、直ったと同じ状態でずっと過ごせたら、体の為にも良いと思います。 あまり役にたたなくてごめんね。
- ikkame
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こんにちは。 増殖性糖尿病性網膜症の人は、激しい運動はだめです。なぜなら、低血糖を起こして、眼底出血を起こすと言われております。医師ならば誰でも知っていると思います。たぶん、長期間、高血糖が続いているならば、糖尿病性網膜症は、少なからずともあるかもしれません。 脳梗塞については、僕は知りません。ただ、何時出血するかわからないぐらい血管がぼろぼろならば、高血糖から急激に低血糖にすると、脳出血など起こしやすいかもしれません。血管の中の血糖の濃度が急激に変わると血管の浸透圧(濃度)や血管の透過性などが急激に変わり、血管に負担がかかり出血する可能性が予測されます。 と、いろいろ怖いので、500位の高血糖ならば、血管がそれになれてしまっており、急激に下げると何が起こってもおかしくないので、安全を第一に考え、血糖を徐々に下げていきます。たぶん、正常よりちょこっと上ぐらいに安定させることを目標にしているのではないでしょうか。お医者さんは、高血糖より、低血糖による問題を心配しています。 また、低血糖では、動脈硬化にはなりにくいと思うのですが、たぶん聞き違いでしょう。たとえば、高血糖の状態が続き、血管に徐々に梗塞ができていても、小さな梗塞ならば症状はないです。しかし、血糖を急激に下げたりすると、血管の透過性などが変わり無症候性の梗塞部分からから大出血し急激に症状がでるかもしれません。 糖尿病の専門家ではないので、詳しくはかけませんが、専門家が答えてくれるまで参考にしてください。
- Y-at
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私は、高血糖の人が急に低血糖になると眼底出血や脳梗塞を起こす危険がある、高血糖から普通の血糖値になった時に血管がつまりやすくなるなどの話を聞いたことはありません。 低血糖により、意識がなくなるということと、動脈硬化になりやすいということはありますが。 やはり、先生に遠慮せずに詳しく教えて頂くことをおすすめします。
お礼
早速の回答、ありがとうございます。 低血糖により意識がなくなるのは低血糖発作ですよね。 どうして動脈硬化になりやすくなるんでしょうか? 低血糖ということは血糖が少ないってことですから、逆に動脈硬化にはなりづらくなりそうな気がするのですが……。 もしお時間がありましたら、教えて頂けると幸いです。
お礼
お礼が遅くなってしまって、大変申し訳ありません。 いろんな方の意見を聞くことが出来て、とても参考になりました。ありがとうございます。 申し訳ありませんが、こちらでまとめてお礼をさせて頂きます……。