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家を建てたいのですが、土台の木について教えて下さい

自分で家を立てる計画をしているのですが、一般には土台の柱はヒノキかスギで少し等級を上げればクリ材というのが一般的に言われていますが、近くにカシ(アカガシ・シラカシ)、コナラ、クヌギなどの広葉樹がたくさんあるので、それを家の土台に使いたいと思うのですが、反りや耐久性について使用しても大丈夫でしょうか?長所・短所と、絶対だめならはっきりと教えてください。宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.9

#3です。 >高さ1メートル×60センチ×60センチのトンブロック(四角いコンクリートの塊)を1本あたり3個を基礎にして、 これは昔の木造建築で、基礎石を並べてその上に柱を建てたのとと同じ発想ですね。基礎石の代わりにコンクリートブロックを利用すると考えられますが施工上の問題があります。 それは、独立した複数のコンクリートブロックを”同じ高さに”並べると言う事が困難だからです。 古代の建築は基礎石の高さが不ぞろいであっても、一本一本の柱の長さを微調整して建て物を建てています。 この”現場合わせ”には大変な労力と時間がかかりますが、時間のかかる現場合わせをなくし、同じ長さの柱を使えるようにするために連続基礎が出来ました。基礎は連続しておけば、仕上げ時に水を流すことで高さのばらつきが調整できます。これから水準という言葉が生まれています。具体的には、ノロと呼ばれる水溶状のセメントを基礎の上に流しておくと、乾燥後にこのノロが基礎の上面に一体化し、簡単に水平をとることができます。 こうして水平が保障されたコンクリートの壁の上に、材木を横に置いて木の”土台”つくると、柱と土台を木の切り込み(仕口)を咬み合わせることで接続することができるようになります。木と木との仕口での接合は、同じ木材同士できっちりと咬み合い、欠損部分を相方の材で埋めるので、結果的に一体の材木に近い強度が確保できるわけです。 現代に基礎石のようなコンクリートブロックを使うとすれば、そのコンクリートブロックが埋められる地中面に、その深さで水平を取った連続基礎を隠しておくのが良いでしょう。独立ブロックの底辺の高さが一致することで、上面の高さもわずかな誤差程度におさめることができます。 >この冬に切り倒したものですが春に角材に製材して、そのままほぞ穴を工作して来年の秋に立てようと思いますが、乾燥中に反りや、ねじれはどれくらい発生するものでしょうか? マツではなくて、カシの芯持ち材を、主に赤みで使うのであれば、乾燥による反りやねじれを気にする必要はないとおもいます。荒削りで角材に製材し、乾燥後に超鉋仕上げで正確な寸法を出してもらってください。ほぞ穴を刻むのは乾燥後です。 >高床式に平屋の20坪ほどの小さい家を建てようとしています。 神社仏閣のアーキテクチュアに似ていますね。 神社仏閣のアーキテクチュアである、高床式、土台を使わない柱の直建てを現代の住宅に応用しようと言う面白い会社がありますので、ご紹介しておきます。 http://soken-style.com/product/ この工法で建てる工務店の中から、良いところを選んで、質問者さんが製材した材木を施主支給するという発想が良いかもしれません。

utaki-58
質問者

補足

mokuzo100nenn様 回答心待ちにしておりました。 たいへん詳しいご説明、有難うございます。 たくさんの回答者様の意見をお伺いしながら、木材市場や林業関係者、また銘木店や大工さんにも相談しております。 結果として、丸太を7尺の角材に挽いて横の土台はなくして、ほぞ穴が要らない利点もあるので、縦にトンブロックの上に固定しようと思います。紹介された創研工法は、ホールダウン工法とちがってたいへん参考になります。太い柱ですのでトンブロックに特殊な金具で固定する金具をもう少し進化させるつもりです。 トンブロックの水平レベル出しは、オートレベルで大丈夫と思います。 樫の赤みは中心部なのですべての柱に使える文を切り出すのが、もっと難しいことになってきました・・・ 他にも高床式の土台を使わない工法の工務店があればぜひ紹介お願いします。                        

その他の回答 (9)

  • kuku82
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回答No.10

#6,8です >(金物で強度を得ようとする考えは捨てたほうがいいです。)(自然乾燥材と金属は相性良くないです。)の意味 これは、質問者さんがイメージされている通りです。 工場でしっかり乾燥された木は、ほとんど金属・樹脂です。 なので、コレを金属でガッツリ固定してもさほど問題ありません。 質問者さんのケースの場合、自然乾燥材レベルで、大口径を使うと言う事なので、 それだけ変形の影響が出やすいということです。 また、木は変形・復元はしますが、金属は変形したら戻りません。 従って、質問者さんのケースであれば、金属は固定というよりも  補助的な位置づけにするのがいいと思います。 拙宅では、土台を寝かしてますので、ホールダウン金物は使っています。 構造合板や間柱などには、金属というか、2×用釘は使ってます。 柱・梁などの接合凸凹部分は辺材を取り去り、芯の部分にてしており、金属は使っていません。 あと、2Fのベランダを支えるための柱に対しての斜めの補強には、ほぞだけでなく、太いボルトで補助しています。 が・・・このボルトは冬場クルクル回りますw(もちろん、スプリングワッシャちゃんと入れてますw) 万が一、ほぞが外れても、一気にドスーンとならないための補助です。 つまり、構造を損なわないための金属ではなく、万が一、損なったとしても、 それによりグシャ・・と一気にならないように時間を稼ぐ為のものです。 ですので、そもそもの「万が一」をどれだけ低減するか?が大事となるので、木組みがシッカリしてる必要がありますよね。 ちなみに、ウチがどれ位かというと・・・ 棟上げ時のクレーン運転してた人が、「この家の解体に来るのは、嫌だなぁ・・」って、言ってましたw

  • kuku82
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回答No.8

#6です。 なるほど、「常識を覆す家」ですね。 それは、イイことだと思います。 私の家は、日本式では無いですが、8寸以上の柱に真壁を採用した家で、 構造合板以外は全て無垢という、全く持って、現代では一般的ではないのですが、 コレを遥かに超えますね。聞いていてこっちもワクワクします。ありがとうございます。 樫は、高価で強い材ですよ。 しかも、そんなに大きいのがあるのなら、そりゃ願ったり・叶ったりです。 但し、現代の科学技術はすごいですから、上手に有効活用してくださいね。 ちなみに、工場で油まで吸い取るくらい人工乾燥させた木は、その後の暴れは無いですが、 自然乾燥レベルでは、製材したあとでも縮みますし、暴れます。 その程度がグリーン材に比べないってだけです。 割れに関しても、高高や意匠に拘るのでなければ、必要以上に心配する必要はありません。 ただし、金物で強度を得ようとする考えは捨てたほうがいいです。 自然乾燥材と金属は相性良くないです。 また、エアコンつけて猛スピードで乾燥を促すのが、現代の家です。 この辺りもイメージとして持っておいてください。 高床というのは、補修・修繕というのを前提にしています。 清水寺の舞台の土台なんて、修繕されまくりです。 すごいのは修繕するのを前提に、縮みを計算して、基礎が縮み後サイズになってることですね。 超個人的には、2バイと昔ながらの日本建築を足して2で割ったくらいのものが、 色んな意味で一番いい家なんだろうと思っています。 次建てる家は、多分、こうすると思います。 がんばってください。見えないところから応援してます。

utaki-58
質問者

お礼

たいへんご丁寧な回答有難うございます。樫の丸太はチップ工場に運ばれる運命なので安価で手に入るので、それを生き返らせる為に発想した試みなのです。もうひとつお聴きしたいのですが、回答の中で(金物で強度を得ようとする考えは捨てたほうがいいです。)(自然乾燥材と金属は相性良くないです。)の意味がわからないのでもう少し教えて抱ければ幸いです。というのはいろいろな方々の回答を伺って、工法を土台じゃなく柱として縦に使い、ほぞをなるべく少なくして、金属で固定する工法を考えているところです。金属とは固定する金具のことでしょうか?宜しくお願いします。

utaki-58
質問者

補足

金属というのは、金属で柱を固定するホールダウン方式や、柱に切り込みを入れて鉄板と金棒で固定をする工法の事だと思いますが、乾燥する前に使うと緩みが出るということでしょうか。また、高々に意匠に拘るという言葉に深い意味がありそうなので、もう少しお聞かせ下さい。よろしくお願いします。

  • jg0nww
  • ベストアンサー率24% (67/269)
回答No.7

>樫が使えるということで実現への計画が近づきました。もう少し詳しく教えてくれればたいへんうれしく思います。横に使う土台ですが、計画として仮に樫の土台として7寸~8寸の四角で長さ18尺(5.4メートル)を、高さ1メートル×60センチ×60センチのトンブロック(四角いコンクリートの塊)を1本あたり3個を基礎にして ↑という事なので、大丈夫ですね。(工夫・技術は必要ですが) 良く乾燥させて、白太(しらた)を挽き落として芯(赤身)の部分を使用して下さい。 親分(内装屋の親方)の自宅は、真壁造りでジジが、土台にハリエンジュ(ニセアカシア)の大木を土台に使用しています。 在来工法の浴室が傷み、数年前にリフォームしましたが柱は白蟻に食われていましたが土台は傷んでいなかったです。 栗は、白蟻に食われない!!と回答しているど素人がいますが、白太は被害に遭います。 ウチの親方(棟梁)の言葉!! 他人にどんな変わった家を建てた!!と言われても良い。 住む人が、良ければ(気に入って)それが最高の家だ!!が格言です。 頑張って下さい。

参考URL:
http://www.fuchu.or.jp/~kagu/siryo/mokuzai.htm
  • kuku82
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回答No.6

はじめまして 質問者さんが、どんな目的で建てたいのか?質問者さんの腕・知識は?協力者の腕・知識・経験は? このあたりが一番重要なんですが・・・はっきり言うにはwww では、 (1)何処まで耐久性をイメージされてるのかわかりませんが、以下の木種の中で心材を得られるのであれば、 (2)にお進みください。 得られないなら 諦めてください。  ヒノキ、ヒバ、米桧、米スギ、ケヤキ、クリ、米ヒバ、台湾ヒノキ、ウェスタンレッドシーダー 同等材   サワラ、ネズコ、イチイ、カヤ、コウヤマキ、インセンスシーダー、センペルセコイヤ (2)心材ですので、乾燥させておかないと、割れ・反りが発生します。 また、乾燥させるとやせますので、乾燥させた後、目的のサイズになるような材が手に入るのならば、(3)にお進みください。 (3)乾燥させることの出来る工場をご存知でしょうか? ご存知なら(4)へ、ご存知無いなら(5)へ。 (4)土台の材料は確保できそうです。 ただし、その工場が長尺ダメなら、継がないといけません。 土台の継ぎ技までは、私は知りません。専門家にご相談ください。 (5)葉枯らしというのがあります。私も詳しくはありませんが、伐採した状態で放置し、自然乾燥させます。 これにはプロがいらっしゃいますので、其方へご相談されるのがよろしいかと思います。そんなに待てないよぉ・・なら(6)にお進みください。 (6)防腐・防蟻剤処理です。この場合は辺材グリーンでもOKです。ただ、加圧注入したほうがいいですので、工場をお探しください。どうしても・・というのなら、比較的強い木種に塗り塗りされるが限界です。 ちなみに、ベストな土台の木種を選んでも、基礎内の通風とか地面からの距離とか、そうゆう事をしっかり考えないと、効果薄いですよ。 んで、効果薄いとして、土台修繕もいとわない・・くらいに気合はいってるなら・・・ プロにお願いしましょうw

utaki-58
質問者

補足

たくさんの役に立つご回答有難うございます。(1)の素材は素直ないい木ですが、森林組合で聞いたところ高価なものです。常識を覆す家としては面白くないですね。

  • atelier21
  • ベストアンサー率12% (423/3293)
回答No.5

広葉樹は硬質で耐水性も良いが、垂直材が取れるほどの大木が中々なく 硬い為に、大工が嫌がる、できる大工が少なくなってきた 土台=横に敷く工法でなく、基礎上に柱を直に建てましょう 古い家屋(神社等)も、最近の工法にも取り入れられ、当方も何棟か造っています

utaki-58
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。実際に経験を積んだ回答と感じました。高床式にして縦に使うという工法で、挑戦したいと思います。

  • toteccorp
  • ベストアンサー率18% (752/4134)
回答No.4

杉はだめでしょう。 ヒバはシロアリに強いと言われています。 私の家は築55年ですが土台のクリはシロアリにやられません。 シロアリがクリを蟻道を作り避けていきます。 杉の束や大引きは芯まで全滅。 ヒノキもあまりやられていません。 欅の柱も1本ですがわずかにシロアリの食害がありましたが、針葉樹のようにボロボロにはなっていません。 広葉樹の芯はシロアリにやられていません。

utaki-58
質問者

補足

ご回答有難うございます。計画では1メートルの高床式にしますので、風通しがよくシロアリには大丈夫です。

回答No.3

>一般には土台の柱は 土台は木材を水平に置き、柱は木材を垂直に置きますので、”土台の柱”というものは存在できません。 ”土台の材木”と置き換えてお答えすると、樫は使えると思います。あまり流通していないので使う事例は少ないと思いますが、土台に要求される性質をそなえております。 詳しくは、下記のURLをどうぞ。 http://www.naturalserve.com/ngc/kinoshurui.htm

参考URL:
http://www.naturalserve.com/ngc/kinoshurui.htm
utaki-58
質問者

補足

Mokuzo100Nenn様 御回答ありがとうございます。 樫が使えるということで実現への計画が近づきました。もう少し詳しく教えてくれればたいへんうれしく思います。横に使う土台ですが、計画として仮に樫の土台として7寸~8寸の四角で長さ18尺(5.4メートル)を、高さ1メートル×60センチ×60センチのトンブロック(四角いコンクリートの塊)を1本あたり3個を基礎にして、高床式に平屋の20坪ほどの小さい家を建てようとしています。その為約8寸という太さが必要と思っています。この冬に切り倒したものですが春に角材に製材して、そのままほぞ穴を工作して来年の秋に立てようと思いますが、乾燥中に反りや、ねじれはどれくらい発生するものでしょうか?。私の家の考え方は、太く、小さく、がっしりで、で既成概念や常識にはとらわれない建物を作りたいと思っています。宜しくお願いします。

  • nabituma
  • ベストアンサー率19% (618/3135)
回答No.2

土台の杉はやめときましょう。 ヒノキか栗とか・・・ 近くにカシとかクヌギなど広葉樹が・・・と言っておられますが、 製材されたよく乾燥したものですか? 生木はいくらあっても使えません。(これから乾燥したらちょっと間に合わないでしょう)

utaki-58
質問者

補足

ご回答有難うございます。広葉樹は反り・ねじれよりより、割れが一番多いのはわかっています。計画では1年乾燥して、常識にとらわれない誰もがあっと驚く住居を作る計画です。

  • ks5518
  • ベストアンサー率27% (469/1678)
回答No.1

全体的に虫が好むような物はダメです。 杉は柔らかすぎるので、土台は避けたいところです。 土台であれば出来れば、檜よりはヒバを使いたいところです。

utaki-58
質問者

お礼

ご回答有難うございます。青森ヒバはよく聴く素材ですね。しかし高価なのが問題なのですね。

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