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植物を育てて思ったこと・・
大きな鉢で育てた植物よりも、小さな鉢で育てた植物の方がやっぱり小さく育ってしまいました。何となく予想はしていましたが、一体なぜこういうことになったのか詳しく知りたいです。植物ホルモンとかが関係しているのでしょうか??
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- nijuroku
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こんにちは、NO.4のmomyuさんの補足要求に対して回答します。 いま、昔勉強した本を取り出して読み返ししています。(汗) >>エチレンは確か果実の熟成に関係のある植物ホルモンでしたよね >>アブシシン酸は落葉や落果を促進するホルモンですよね 確かにそうです。でも、その他の働きもいろいろあります。 エチレンの働き・・球根の休眠打破、成長の促進あるいは抑制、側枝の伸長促進 葉・花・果実の脱離促進、開花の促進、雄花の雄花化、 呼吸作用の促進、タンパク質の合成促進、アレロパシー 老化促進、耐病性の増大 アブシジン酸の働き・・葉や果実などの離脱、種子や芽の休眠誘導、成長の阻害 気孔を閉じ葉からの水分蒸散を防ぐ、など >>植物体が何らかのストレスを受けると、どちらのホルモンも生長を阻害するよ >>うに働くのでしょうか? 植物がストレスをうける→エチレン、アブシジン酸の量が増大する→成長を阻害する、でよいと思います。 >>盆栽の場合は確かに人間が加えた「ストレス」により、伸長成長 を阻害して植 >>物体が横に成長(肥大成長)したものだと思われますが そのとうりです。人間の手によって、添え木したりして無理やりに抑えられ、横にされたりしています。主たる原因はそうなんですが、植物のホルモンはどういう変化を起こすかというとエチレン・アブシジン酸が増大して、オーキシン・ジベレリンが減少し、植物自身が成長を抑えるようになります。 最初のatitiさんの質問にかえってみると、大きな鉢と小さい鉢との植物の大きさは植物のホルモンが関係しているかどうかというもので、 私の回答の意図は、 ・まず新根の量が違うので、大きさに違いがでる。(主原因) (これはmomyuさんも同意見ですね。) ・植物ホルモンが関係しているかという問いに対して、「植物ホルモンではこんな変化、働きがあり、植物ホルモンも関係していますよ」という、回答のつもりです。わかっていただけたでしょうか? 参考URLをのせておきます。(じっくりみる時間がなかったので、他にもっと良いホームページがあるかもしれませんが) ここの植物ホルモンのところをみると、オーキシンはエチレンと、ジベレリンはアブシジン酸と拮抗作用があるようです。
- momyu
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NO.3の方にお聞きしたいのですが・・・ エチレンは確か果実の熟成に関係のある植物ホルモンでしたよね? このホルモンは果実が成熟する直前に多量に合成されるものであると勉強しました。 アブシシン酸は落葉や落果を促進するホルモンですよね? 植物体が何らかのストレスを受けると、どちらのホルモンも生長を阻害するように 働くのでしょうか?その辺を詳しく教えていただければありがたいです。 それともう一つ、盆栽の場合は確かに人間が加えた「ストレス」により、伸長成長 を阻害して植物体が横に成長(肥大成長)したものだと思われますが・・・ >盆栽があるでしょう、あれは植物に、節水したり・センテイしたり・なでたり、 >ストレスを与えつづけて作るから、あんなに小さい鉢で、立派なものができるん >です。エチレンとアブシジン酸が大いに関与しています。 小さい鉢でも立派な盆栽ができるのは、エチレンとアブシシン酸が関与していると されていますが、結局どういうことなのでしょう?私の頭の中も混乱してわからな くなってきました。 植物の生長に植物ホルモンが関与しているのは確かな事です。オーキシンなどは有 名で、伸長成長・呼吸促進・細胞分裂の促進に関与しています。このホルモンは同 様の濃度でも根・茎・葉に異なる影響を及ぼすこともわかっています。それゆえに 植物の成長に関わる重要なホルモンです。私はありえるとすればこのホルモンの影 響であると思っていますが、もし思い違いであれば誰かご教授下さい。(^-^; 私的には根の範囲と栄養の関係が一番大きいと思うんだけどなぁ・・・
- nijuroku
- ベストアンサー率57% (35/61)
こんにちは、 植物ホルモンを独学で勉強したことがあるので、・・・ 大きな鉢と小さな鉢では結果的には大きさが違ったのですが、最初から大きさが違ったのではなくて、最初のうちは同じ大きさで途中から大きい鉢のほうが大きくなったと思いますが、どうでしょうか? 植物の根からの養分吸収は、主に新根の先端で行われます。 よって大きな鉢には新根が多くあり、小さい鉢には新根が少なく(根の先端が鉢にあたってしまうということです)大きな鉢の方が、大きい植物になります。 同時に、小さい鉢の方では、根が順調に伸びていたのに、鉢に底に当たってしまい 養分が吸収できていたものができなくなり、いわゆる「ストレス」が発生し、植物ホルモンである、アブシジン酸、エチレンが増大して、植物の生長を抑えた、ということが言えます。 植物の生長・花を咲かせる(子孫を残す)・種が発芽するすべてのことに、植物ホルモンは関係しています。 人間だって、成長ホルモン・男性ホルモン・女性ホルモン、人間の活動にすべてホルモンは関与しています。こちらは詳しくありませんが(笑) 順調に育っている植物は、ジベレリン・オーキシン・サイトカイニンというホルモンを盛んにだしていますし、何らかのストレス(栄養不足、水不足、日照不足、温度不足など)があるとエチレン・アブシジン酸がでます。 盆栽があるでしょう、あれは植物に、節水したり・センテイしたり・なでたり、ストレスを与えつづけて作るから、あんなに小さい鉢で、立派なものができるんです。エチレンとアブシジン酸が大いに関与しています。 参考にして下さい。
- Satsuki10
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高校の部活で植物を扱っていました。 細い容器で育てている物と植木鉢で育てている物で葉っぱの大きさなどが全然違っていたので先輩に尋ねたところ、 「根っこがぶつかるところで自分が育てる広さを確認して広さ相応の大きさになるのでは」 と、教えていただきました。 広いところに移植後出てくる葉っぱは大きくなっていたので当時すごく納得してしまいました。 でも下の回答より科学的じゃないので自信がありません。
- momyu
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やっぱり土壌(土)に含まれる栄養分の関係ではないでしょうか? 鉢が大きいということは土も多いということで、つまりはその分だけ植物の栄養と なる無機塩類が多いというわけです。 しかも、植物が根を張る面積も広くとれるので、吸収率もよいと思われます。 植物ホルモンなどは微量で作用がとても強く、大きさを比べる2つの植物が、よほ ど異なる環境にある場合でなければそんなに大きな影響は見られないと思います。 (例えば周囲にガス灯があるとか、りんごがいっぱいあるとか・・・) 主に植物の成長に関係するホルモンはオーキシン(インドール酢酸)などで、植物 由来の天然ホルモンですから、人工的に合成したナフタレン酢酸や2.4-ジクロ ロフェノキシ酢酸などが近くに存在しない限り、2つの植物の成長に違いが出ると は考えにくいです。 これは余談ですが、大きなお家で育った子供は考え方も大きくなるらしいです。 これも考えると面白い話ですよね。(^-^