- 締切済み
卒業制作に苦しむ美大生です
締め切りまであと一週間なのに、無気力状態で絵を前にすると動悸がして息が詰まり、頭が真っ白になって動けなくなります。誰よりも朝早くアトリエにきて、皆が談笑してようと遊んでようと作品と向き合い、弱気な自分に鞭打って筆を取りますが、描いても描いても終わらない地獄に涙を浮かべながら描いている状態です。教授からの言葉に右往左往され、表現したいことが描けない自分の力量不足に情けなくなり、もうどうしたらいいのかわかりません。三年次の後期から「何も描きたくない、描けない」というスランプに陥り、今まで何とか課題だけは乗り越えながらやってきましたが、ここにきて現実と直面してしまいました。卒業制作というプレッシャーに押し潰され、人からの評価が気になって前に進めません。先生が見たらどう思うか、卒制を見に来た両親に飽きれられるのではないか、と頭がいっばいになり夜も眠れません。何をするにも怯えていて、心に余裕がなくて友人とも会話をしなくなりました。 矛盾しているようですが、それでも私は絵が好きです。今更になって本当に描きたいものや自分の制作スタイルに気づき、そのためにもっと勉強して腕をあげるべきだったと後悔ばかりです。もう大学生活の四年間は戻ってこないと思うと絶望しかありません。卒業間近の四年生のくせに未熟者です。 どうか、こんな私に何かご助言頂けないでしょうか。毎日毎日苦しくて死にそうです。 .
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
- 畑 茂夫(@Flareon)
- ベストアンサー率28% (459/1605)
やあ。 なんだかかわいそうでね。 > 「自分の世界」は常に持っています。自分の内面性を表現したくても、色彩や技法など技術的な力がなくては描けません。私はそれがまだまだ足りないのです。自分でも悔しくてもどかしくて仕方ありません。 百歳のジジババになっても、自己の心の世界が枯れる事はない。 それを常に携えていると言われても当たり前すぎる話だ。 君の場合はたまごっちのイラストでもネットで収集してみたまえ。 まさしく幼稚園児の落書きのようなイラストがもてはやされている。 君にかけているのはそれだ。 幼稚園児の落書きのような作品を発表したまえ。
- 畑 茂夫(@Flareon)
- ベストアンサー率28% (459/1605)
A3です。 芸術は自己表現だからね。 > 私は自己を確立できていないのでしょうか?毎日のように苦悩し、自分に厳しく人には優しく、親には感謝の心を忘れずに生きてきたつもりです。 これはいかんよ。 自分の幸せよりも他者の幸せを重視してそれこそが私なのだと言えればそれは博愛だ。 それならそれでいい。 しかし自らを不幸にして他者bの幸せにいそしむならば間違いだよ。 不幸な心からは芸術は生まれない。 要するに、やっぱり大きなお友達なのさ。 年配者から一言言えば、それも今だけの話だろうさ。 時が解決するよ。
- cheese16
- ベストアンサー率50% (33/66)
大学院で美術教育を学んでいる者です。 行き詰まりを感じてお辛いでしょう… 痛いほどにわかります。 好きなものだからこそ、評価を得たい、自分の力を試したい… そんな気持ちが大きいのだと、お察しします。 個人的な意見としてしか言えないのですが… 思い出してください。制作をするのが楽しかった時の頃。作品と向き合うのが生き甲斐だった時のこと。 何のために表現しようとしていましたか? 作品への評価は、確かに、自分への評価として返ってきますね。しかし、表現する喜び、作品への思いは、自分だけの宝物です。 今、もう一度、なぜ自分がそれと向き合うのか、「心」を見つめてください。評価のためですか?自分を示すためですか?それとも、とにかく作品をつくるのが楽しかった自分を、自分が認めるためですか? 評価を気にしないでください。 サボったこともあったかもしれません。時間を無駄にしたこともあったかもしれません。 でも、本当にそうですか?全て、今のあなたに繋がっています。無駄に思えたことさえもが、今のあなたをつくってくれていますよ。気づくのに、遅いも早いもありません。ちゃんと、表現したいものに行き着けたんですから。それだけで進歩なんですよ!! 後悔しなくていいと思います。また、結果を残そうと思わなくていいと思います。 ただもう一度、美術と向き合うことが好きだった自分に戻って、残る時間、思う存分、あがけばいいのではないでしょうか。 きっとその先に、また新しい何かが見えますよ。 自分のための人生なんですから。自分のために、絵を描いてください。 自分の表現したいものが見つかった。素晴らしいじゃないですか。未熟でも、追いつかなくても、わかりかけてる何かを、掴みにいきませんか?
- 畑 茂夫(@Flareon)
- ベストアンサー率28% (459/1605)
自己を表現するのが芸術で、体裁よく形になる物を残そうとするのは芸術ではありません。 評価を気にして、体裁の良い形だけ整えようとするからスランプなのです。 幼稚園児の落書き並みでいいですから、これが私の心だと言いきれる作品を目指してください。 おそらくそれが出来ないのは、大学を卒業する年齢になっても自己を確立できないで、親に甘えているおっきいお友達だからです。
お礼
回答ありがとうございます。 「人からの評価が気になる」といっても、絶賛されたいとか賞がほしいとかそういうことではありません。自分の力量不足を痛感し、とても臆病になっていることが人の目を気にしてしまう原因です。 「自分の世界」は常に持っています。自分の内面性を表現したくても、色彩や技法など技術的な力がなくては描けません。私はそれがまだまだ足りないのです。自分でも悔しくてもどかしくて仕方ありません。 私は自己を確立できていないのでしょうか?毎日のように苦悩し、自分に厳しく人には優しく、親には感謝の心を忘れずに生きてきたつもりです。私は自宅から通学しており、親に甘えてしまうこともありますが、だからこそ気持ちを強く持って取り組まなくてはいけないと思っています。 .
- marumotan
- ベストアンサー率52% (42/80)
芸大を卒業して作家をやっている者です。 美大の卒業作品なんて、そんな深刻に捉えなくてもいいとおもいます。 4年間の集大成ではなく、数々のチャレンジや実験のうちの一つと考えてみてはどうですか? 実際卒業してから、卒業制作のスタイルのまま作家をつづけている人がどれくらい居るのでしょう? 多分全く居ないと思います。 本当に描きたいものや自分の制作スタイルに気づいただけでもすごいとおもいます。 それに気づかず無闇に描いてるよりはよほど発展が望めます。 未来へ向けての足がかりを作るつもりでやってみては?
お礼
回答ありがとうございます。これまでの学生時代に自信の持てる作品を最後まで完成できたことがないため、描くことに臆病になっていました。「数々のチャレンジや実験のうちの一つ」という言葉にハッとさせられました。卒業制作だから四年間の集大成を出さなくてはと肩に力を入れすぎていたのかもしれません。 うちの大学の卒制サイズは大きいので、300号くらいの油絵を描いているのですがキャンバスに圧倒される毎日です。大きな作品は学生時代しか(場所的に)描けないからと無理に挑戦したのも失敗だったかもしれません…。何とか画面にかじりついてでも描き上げられるように頑張ります。 .
- hikidashi
- ベストアンサー率33% (1/3)
わたしも美大の4回生で、来週が締め切りです。 同じ境遇…とは言えないかもしれませんが、 気になって書き込みました。 ものすごく絵が好きで努力されていることが伝わってくる文章です。 少し感動しました。 わたしの先生がよく言ってくださることなのですが、 「卒業制作はゴールではない」。 あと50年、60年、死がゴールだとして死ぬまでずっと制作を続けるのだとしたら、 通過地点に過ぎないのです。 たとえ今卒業制作がうまくいかなくても、今からの長い人生で自分の納得のいく作品を作れる瞬間はきっといくらでもあります。 逆に今、自分が人生最高だと思えるものを作ってしまうことができれば、きっともうそれで終わりです。 今が頂上になってしまいます。 4回生…だから22歳?か、浪人などされていればもう少し年上の方かもしれないですね。 まだまだ人生の未熟者で当たり前です。 苦しい今を乗り越えて、将来もっといい作品が作れるようにお互い頑張りましょうね! アドバイスにはなっていないと思います。すみません。 お友だちとは無理して話さなくていいと思いますよ! 私ももう切羽詰まって誰とも話したくないので、しばらく誰とも口を聞いていません。笑 ひとりでおいしいものを食べるのがおすすめです。
お礼
ありがとうございます。泣きながら読ませて頂きました。 こんな絵しか描けないなんて、四年間苦しい思いをしながらも応援してくれた両親に申し訳なくて、ご指導下さった先生方に顔向けできなくて、理想に近づけない自分が情けなくて悔しくて悔しくて。片道2時間の通学、教職過程、バイト、徹夜で課題の日々…この四年間を振り返るたび、人一倍努力していたはずだったのに、あんなに毎日ワクワクしていたのに、スランプに陥ったことで自堕落な生活から長い時間抜け出せず、どうしてこうなったんだろう…と自分を責めるばかりです。私は大学生活で何を得てきたのか、最後に結果として表れなければ無意味なんじゃないか、と…。 回答者様の言葉が胸に染み入りました。同じ美大生としてとても嬉しいです。ちなみに私は22歳です。予備校に通わせてもらえなかったので現役で入りました。今思うと、予備校で絵画の基礎をしっかりと学んでいたらもっと有意義に過ごせたかもしれないと感じています。 .
お礼
回答ありがとうございます。 私が油絵をやり始めたのは高校生からで、毎日が楽しくて世界がキラキラしていて、周りに絵を描く友人がいなくても一人で黙々と描いていました。下手くそでしたが、とにかく頭の中は絵のことでいっぱいで、美術展などに出品する度に胸が躍るようでした。大学入学後1、2年生の頃は様々な課題が新鮮で「私は美大生なんだ、これから成長できるんだ!」と思っていました。しかし3年生になって自己のテーマの追究となった時、自分の中身がカラッポのような気がして立ち止まってしまいました。それでも時間は待ってはくれず、漠然としたまま毎日を過ごしてきました。そして今に至ります。 なぜ表現しようとするか、それは突き詰めると「描かずにはいられないから」だと思います。描くのが嫌になっても、また描きたくなってしまう。頭の中のイメージを実物の目で見たいから、何とかして絵を作りたくなってしまう。現実はこんな有様で厳しいですが…。 長々と自分語りしてしまってすみません。苦しくても、足掻いてみたいと思います。 .