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言語学・音声学に詳しい方…その2
前回に続き、こちらもわかる方がいらっしゃったら回答お願いします! 問題 日本語の中のタ行の中で/t/の音が音声学的には異なるが、音韻的には同一の音素とみなされる音声学的根拠を説明しなさい。(音声学的に異なるのはなぜか、その理由も) まるで分からず困っています(;Д;) 参考になる本などもあればぜひ教えてください!
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- ゆのじ(@u-jk49)
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音声学的に異なるのは、日本式表記が世界と違うからです。 た行が歯茎の閉鎖音云々というのは一切関係なく、漢文(字)を日本式に修正したリしてきた過程で、伝統的に日本式というものが、一音に一字を充てるというものでなく、一音素に一字をあてがうという方法だったのです。で、こういうことが、世界の言語学者に大きな衝撃を与えて、絶賛されました。 音素と音韻学の相対的理論としての模範実例とされたのです。 ヘボン式ならば、ta chi tsu となるべきところを、日本式ですと、た行の子音としての音素は t と決定されていて、これ以外ありません。言語学上の一貫性とはそういうことです。そういうわけで、日本式の模範実例では、ta ti tu になってしまいました。つまり、ta ti tu と書くのが「音韻学」上、正しいことになっているのです。 音声学的には、一音一字の世界標準に対して、ローマ字変換した際の一音素一字の日本式との違いが、「音声学的には異なるが、音韻的には同一」となる理由と思われます。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
1。分布を見る。 a. ch -/i/ (これは「い」の前で起こる) b. ts -/u/ (これは「う」の前で起こる) c. t (これはそれ以外で起こる) a,b,c は相補う分布である。従って/t/という一つの音素に纏められる。 2。音声学的根拠 a は、破擦音化と口蓋化の結果 b は、破擦音化の結果 c は、変化なし。 3。 参考になるもの 下記の「音韻史」の項をご覧下さい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E また「破擦音化」(tu>tsu)、「口蓋化」(ti>chi)なども、お調べください。