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若者の教育に関して。
若者の教育に関して質問なのですが、 ある文献で 「現代の子供たちは、多様性を否定する画一的な檻の中へ囲い込まれていた時代とは異なって・・・」 と書かれているのですが、「多様性を否定する画一的な教育」とはどのような教育なのでしょうか?
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回答が無いようなので,あえて誘い水として答えてみます. 必ずしも体系的な説明にはなっていないので予めお断りします. 日本では多様性や個性を否定的に捉えた時代が過去にありました.典型的には戦時です. 右倣えの思考形態が望まれ,隣組体制などで,締め付けを良しとする社会は,一つの合目的的な仕組みでした.善し悪しとは別に,統制による高効率の社会が実現できる可能性があるのです. 明治以降も欧米の軍隊システムが輸入されたこともあり,形としては現在でも詰襟学生服とかセーラー服が制服として残っています. 教育システムでも右倣え方式は,学校や教師にとって,高効率の教育が可能です.学級サイズも要素です.その結果,個性が抑えられたり,規格に合わない子供達へのいじめが発生する状況が残っています. したがって,「画一的な檻の中」という表現で示される状況は,未だに残ってはいるのですが,たまたま,少子化という現象があったり,グローバリズムの波の影響で,個性が重要だとする意見は増えているようです.一方で,少子化は,競争がより少ない,のんびりした世相をもたらし,海外留学しようとする学生も減ってきていることがあります.高校卒業生の半数が進学し,ほとんどの場合,入試受験も無く大学に入学できる状態になっています.大学もトコロテン式に卒業でき,就活の面接での同じ様な想定問答を準備しているとなると,逆に多様性が否定される状況が復活しているようにも見えます.
お礼
ありがとうございます。 参考になりました!
補足
今の若者の人間関係は多様化していて個性が重視された人間関係ということが分かったのですが、 「画一的な若者の人間関係」とはどういったものだったのでしょうか?