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発生と臨床学的意義について

医療において、内胚葉・中胚葉・外胚葉由来の重要性とは?悪性新生物の治療や薬効に関係するのでしょうか。

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  • USB99
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回答No.1

悪性新生物の治療や薬効には直接的には関係ないです。 悪性新生物の治療という観点でいえば、悪性細胞と正常細胞のわずかな違いを治療のターゲットにするので、内胚葉由来とかそういうおおまかな観点での違いは治療には役立ちません。 ただ、病気は悪性新生物だけではなく、例えば、直接的には二分脊椎などの病態の理解に役立ちます。 しかし、大きな目でいうと、内胚葉・中胚葉・外胚葉由来を調べるという事は分化を調べるという事です。 たった一個の細胞からどのように分化していくというのが完全に分かれば、iPS細胞からなんらかの臓器をつくるのにも役立ちますし、この臓器は内胚葉由来だから、この分化系統に乗っけてやって臓器を作る..というような戦術がたつ事もあるでしょうし、以前、問題になっていたiPS細胞からつくった臓器の癌化の問題もこのような理解から対応がなされる事もあるかと思います。 まぁ、知的好奇心がない人には無用なものかもしれません。