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ラグビーのエアモールにおけるオブストラクションについて
- ラグビーのエアモールにおいて、相手チームが参加しない場合について質問があります。
- ボールキャリアが先頭であれば、モールのようなバインドを組んで前進しても良いのか、ボールキャリアが後ろにいてもバインドを組み前進した場合はどうなるのかについて教えてください。
- また、ラインアウトモールに参加しない行為がラグビーのボール争奪の精神に反するのかどうか、レフリーの判断基準についても教えてください。
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スコットランド協会から似たケースについての疑義がIRBに提出されています。 http://www.rugby-japan.jp/laws/2009/0911_ruling.html で、競技規則10.1(c)-(e)は (c) タックラーヘの妨害:いずれのプレーヤーも、故意に相手側のプレーヤーがボールキャリアーにタックルするのを妨害する位置へ動いたりまたはその位置に立ってはならない。 罰:ペナルティキック (d) ボールヘの妨害:いずれのプレーヤーも、故意に、相手側のプレーヤーがボールをプレーするのを妨害する位置へ動いたり、またはその位置に立ってはならない。 罰:ペナルティキック (e) ボールキャリアーが前方の味方プレーヤーのところへ走り込むこと: いずれのプレーヤーも、故意に前方の味方プレーヤーのいるところと走り込んではならない。 罰:ペナルティキック この場合、問題となるのは、「故意に」という言葉で、レフリーが故意と判断すればペナルティと言うことになります。 (1) この場合はオフサイド位置にいるプレーヤーはいませんからペナルティはありません。タックルドプレーヤーをそのままサポートして押し込むプレーと同じです。 相手がコンテストしていない場合にはフライングウェッジ類似のプレーになリますが、これはフライングウェッジとは見なされません。根拠は以下の通達 http://www.rugby-japan.jp/laws/2006/0613_scrum.html (2) 2009年通達からすると、ディフェンスが接触した時点(B)で故意と判断されればペナルティ、一連のプレーの中で偶然と判断されれば相手ボールのスクラムということになります。尤も、実際にはレフリーは手でちょっと触ったくらいでは笛は吹かず、明確にボールコンテストする意思を示し、明らかに妨害になったという時点でしょうね(この辺がローの精神)。こういった扱いでルールの不備を較正していると思います。 (3) 不快なプレーですが、これを罰する規則はありません。レフリーも苦笑いで済ませるでしょう。 この場合、とにかくボーメキャリアが先頭で後ろを向いていればボールコンテストは避けられるのですから、オフェンスも相手がこういうプレーをしてきたら、(1)で書いたフライングウェッジにはならないというのを最大限利用して、すぐに切り替えて前進すべきで、相手がバインドしてからモールに切り替えれば良いのです。
お礼
ありがとうございます。 参考文書までお教えいただき、非常に勉強になりました。 感謝です。