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世界の食料生産事情を教えて下さい
- 世界の食料はどこの国の、どんな農業に何%ずつ支えられているのか?また、地下水を犠牲にした農業は食料全体の何%を支えているのか?
- 地下水の大量浪費など、長続きしない農業が終わった場合、どこの国々が人口分の食料を安定生産でき、どこの国々が安定生産できなくなるのか?
- 世界的な食糧不足が深刻化し、日本でも貧困層に餓死者が出始めた場合、日本の山を切り崩して農地を作る事は現実として可能なのか?食料価格がどこまで高騰すれば山を切り崩しても採算が取れ、どれ程の土地が土壌改良すれば農地に使えるのか?
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>しかし土壌ミネラル、微生物、土質の分類、水はけ、虫害、連作障害。 >人材も技術情報の伝達、共有、失敗と対策、作物選択など >急速に改善させる事は可能なのではないでしょうか? 残念ですが、現在の地球工学でもそれはまず不可能でしょうね。 貴方が考えている以上に自然という物は複雑な関係の上に成り立っている物なのです。 山や谷を削り取ったとしても、今も進行中の砂漠化を推し進める後押しにしかなりません。 最初にお答えになった方の補足ですが、 現在の日本の人の手が入った山林や山というのは表面上緑に満ち溢れていますが 地面の状態は『人為的に砂漠化した状態』からさらに悪化しつつある状態です。 『人の手が入る=切り出しや手入れの為に“入りやすい” =砂漠化の一歩手前=人間の手が及ばないと維持不能。』 という図式が崩れて来ているんですね。で、それまで停滞していた砂漠化が進行中であると。 日本の森林の約8割以上は既に人工の森林です。逆にいうとそれだけもう後がない状態。 腐葉土が積もった土地なんてもう既に1割切ってしまっているのが現状です。 当然の事ですが、山が荒れれば農業だけでなく、漁業にまで支障を来たしています。 これは水の循環図を想像すれば楽ですが、栄養分は山側から供給されていますからね。 日本の未来を考える上ではまずこの事を最初に念頭に置かないといけないのですが、 なにせ表面上は緑に満ち溢れているので、殆ど理解されていません。 良く箱物で人工ダムを造ろう!!ってのはそういうのをやるコストよりかはある意味簡単だから。
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- Mumin-mama
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質問内容とはずれているかも知れませんが、 以前、日本は木材の関税を撤廃した途端、木材1本の値が1本200円の大根と同じになったそうです。 その結果、後継者不足と合間って、日本の林業は衰退し、放置された日本の山林や山は今、外国資本の餌食になっているそうです。 山林や山が外国人の手に渡れば、勝手な伐採が行なわれ、山津波の被害が起こったり、水源の権利の為に、山里や麓の村の水が涸れたりすることもありえます。 飲料水確保は先進国の重要課題で、世界の飲料メーカーは世界中の水源を狙っています。 >日本の山を切り崩して農地を作る事は現実として可能でしょうか? 田畑というのは長い年月をかけてやっと作物が育つようになるものです。 また、それには代々受け継がれてその土地にあった種子と知恵と人材が必要です。 人間の骨格や筋肉も仕事の内容で変わるもので、事務をしていた者が鍬を握ったところで、木の根っこをどけることもできません。 日本は今まじめに食料自給率をあげることを考えなければいけない時期だと思います。 世界の食料自給率グラフ http://www.words-garden.com/081120-sekainosyokuryoujikyuuirtu/index.html
お礼
ご回答ありがとうございます。 北海道で「中国が水資源を狙って生態系を破壊する」 という危機感が問題になっていましたね・・・。 日本の農地がそうなるとどういう影響が出るのか・・・ 未知数な脅威が有るのですね。 日本では当たり前の、 「周囲の環境や暮らしに被害が出たら賠償義務を負う」 なんて法律が早急に必要なのかもしれませんね。 日本人は暗黙で守るルールが多すぎますし。 >田畑というのは長い年月をかけてやっと作物が育つようになるものです。 >また、それには代々受け継がれてその土地にあった種子と知恵と >人材が必要です。人間の骨格や筋肉も仕事の内容で変わるもので、 >事務をしていた者が鍬を握ったところで、 >木の根っこをどけることもできません。 ・・・確かにそうですね。 しかし土壌ミネラル、微生物、土質の分類、水はけ、虫害、連作障害。 本当に人が餓死し始め、国も人も本気で取り組み始めれば、 人材も技術情報の伝達、共有、失敗と対策、作物選択など 急速に改善させる事は可能なのではないでしょうか? それでも3~5年は最低かかるでしょうし、 収穫量が十分に上がるのは、農業経験を多く積まないと駄目ですし、 10年、20年単位で個人の農業の危機管理能力が上がってから になるのかもしれませんが。 実際に起きないとこればかりは解らないのでしょうか。 それにそんな事をするならば放棄されがちな農地を 復元させた方が早いのかもしれませんね。 時代が進めばもっと別の栽培技術が発展して、 ビルの中で土を殆ど使わず栽培して食べるなんて そんな産業が急速に伸びてくる可能性も有るのでしょうか。 うーん・・・。 >世界の食料自給率グラフ 日本、穀物となると恐ろしく低いですね・・。 ご回答ありがとうございました。 参考になります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど。 杉林や傾斜がキツい場所は、今の技術では とても利用できる土地にはならない のですね。 国定公園や保護されている広葉樹林地帯や カルデラ地形の草原なら何か使えるのでしょうか。 何か世界中の過酷な土地の植物を 掛け合わせれば何か栽培できるのかもしれませんが、 それはそれで掛け合わせるのに何年も何年もかかる上に コストに見合う収量を得られるとは言えないのかもですし。 せめて杉林を少しずつ元の森に戻せれば 土の状態だけでもマシになるのでしょうかね。 ご回答ありがとうございました。 現状は、想像以上にシビア なのでしょうね。
補足
そういえば、作物の生産には昆虫、土中の微生物、 本当に色々な物との相互作用で成り立っているのでしたね。 一部の作物は土無しの栽培が行えていますが、 まともな収量を得ようとすると困難なものが多いのが現状 なのでしょうかね。 目には見えない影響 が複雑に絡み合うのが植物である。 という事を忘れていました。 ご回答ありがとうございました。