• 締切済み

日本農業の事情

「消費者」としては,国産であるかどうかではなく,安くて美味しいものを選ぶのは当然です. その結果,日本の農業は,作業者が減少しており,生産量も大きく減少するといわれています. そうなった場合,何が問題になりますでしょうか? ◎食品の安全性が低下する ◎水害が起きやすくなる ◎農村の伝統的景観が悪化する …などの問題が発生するという警告がありますが, いまひとつ1)不確定である または 2)深刻ではない という印象があります. 一方で,そもそも食糧生産は国策として可能な限り自給するべきである…という意見には賛意もあります.これは,「納税者」として当たり前のことのように思えます. (エネルギ自給ができないのに食糧自給しても意味がない…という意見(S屋太一)もありますが,食糧生産に使う石油エネルギはそれほど多くはないように思います.) 結局は外圧(スーパー301条,WTO,minimal access)によって,農業生産品を輸入しなければならない…ことが大きいようです. 日本と同じような工業製品を生産しているアメリカ・フランスなどなどは農業生産品を輸出しているのに,なぜ日本は輸入せねばならないのでしょう?

みんなの回答

回答No.6

食料問題は自給生産と備蓄の2方向から考える必要がります。 自給は生産効率を高くし、安くて良いものを供給するように、農業を変えていかねばなりません。農業は今も将来も日本を支える産業ではありませんが、農業に国家予算をつぎ込める余裕のあるうちに改革が必要です。また、植物や石油/石炭から安全な食料を作る生産技術も必要ですネ。 備蓄は、ナポレオン時代の缶詰が10年前に見つかり食べたら旨かったという話がありますが、液化石油ガスタンクやビルのような巨大なものに密閉して海や山に放っておくなんて事を進める必要があるでしょう。使わなかったら、2~300年後にブタの餌にすればよいのです。

  • tomoyaok
  • ベストアンサー率40% (79/195)
回答No.5

カロリーベースでは4割の自給率も 金額ベースで見ると7割くらいあったりします。 つまり値段が張る(=腐りやすい、と置き換えられるかもしれません) 野菜や果物は比較的国内産のものが多いと言うことです。 が、そういうものは「もしも」の時に貯蔵ができないのが難点です。 また、カロリーベースで自給率が4割しかないといっても、 廃棄率が5割くらいあるので、急に輸入がストップしても、 完全配給制をやれば飢えでバタバタ倒れていくということも理論上はありません。 ただ、世界のエネルギー事情により食料生産の場がエネルギー生産の場に 今後変わっていくことが予想されます(バイオエタノールとか) しかも、農業技術の継承がなされなければ、潜在的自給能力も 落ちていくでしょう。 そうならないために農業における競争と保護をバランスよく考えていく 必要があると考えています。

回答No.4

ご質問の趣旨は  1)農産物の国内生産量がこのまま落ちていった場合の問題点  2)他工業先進国と比較して、なぜ日本だけ(輸入せねばならないぐらい)生産量が落ちてしまったのか つまり「現状を招いた理由(原因)と今後の見通し」ということだと思います ■私の意見 みなさん「農業をしたくないと思っている」から生産がふるわず、「人がいない地域は自然災害が多発し(あるいは、その原因となり)、その地域の有形無形の文化が消滅する」というのが今後予想される事態だと思います。たいして深刻ではないと受け取る「消費者」「納税者」の方も多いことだろうと想像できます たしかにここ数年、ちょっと風向きは変わってきているようではあります。都会から農村部へのヒトの移動が進みつつあります。しかし産業としての農業の構造が大きく変わることはなさそうです。 安くて美味しいモノを選ぶことは当然ですが、本当に安いか、本当に美味しいかについて、もう一度確認が必要とも思います。現在の輸入農産物・輸入飼料のあり方は、決して単に安いモノではなく、どこかで誰かがツケをかぶせられていると思っています。 日本が輸入を増やしたのは、日本の消費者がそれを選んだからであり、耕地面積や自然環境から導かれる潜在的な生産能力は決して低くありません。能力ではなく、方向選択の結果だと私は思います。

  • yui_o
  • ベストアンサー率38% (1217/3131)
回答No.3

No,1です >>日本からの輸入量より、日本に対しての輸出量が極端に差があり > >これがアメリカがいうほどそれほど極端ではないように思えるため >質問とさせていただいておるのです… 今現在はそのような状態はだいぶ解消されています。 それは、日本からの輸出という形態をとらず企業が輸出先の国で工場を設立し そこで現地の人を雇用して生産を行っているからそうなっているだけです。 過去の貿易摩擦の状況については、下記アドレスが参考になるかも 高校の先生向けに作られたHPなので、他のページを見ても参考になることが多いですよ http://www2u.biglobe.ne.jp/~hmminami/note-masatu.htm この話は、今現在だけで見るのではなく過去30年以上前から続いている日本の貿易に関することを見ていけば楽しいことが見えてきますよ。 (農業についての話なので省きますが) >>それ以外の生産物に関しては、軒並み50%以下と言う状態になっています。 > >野菜や肉もかなり自給できております.輸入のほとんどは飼料だとおもうのですが. http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyuuritsu/dat/H17sanko-2.pdf pdfにリンクしていますが、農林水産省が発表している日本の食料自給率の一覧です。 そのほかのものは下記アドレス参照で http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyuuritsu/012.html 一覧になっているので野菜全体や、肉全体という表現になっていますが 肉類は半分は輸入、野菜も一部のものに関しては輸入に頼っている状態です。 供給熱量ベースの自給率で算出してしまうと4割という状態になっています。 (毎日食べている食料の半分以上は輸入のものに頼っているということです) さらにいうと、飼料の輸入がストップするような状態になれば 肉類の自給率がさらに低下することも考えられます。

  • azuki24
  • ベストアンサー率49% (907/1826)
回答No.2

アメリカやフランスは先進工業国ですが農業大国でもありますね。 どの国でも食糧自給は基本政策として手厚い保護政策を取っているようです。 日本の農業は、戦後の経済復興・高度経済成長期に働き手を都会の工場に奪われました、国策として食糧の自給よりも加工貿易で外貨を稼ぐことが優先されていました。 農業のほうは、昔ながらの個人経営の小規模農家が多く農業機械や肥料の購入が重い負担になり、生活環境の変化に伴って現金収入が必要になって兼業農家が増えるといった悪循環で加速度的に衰退してきました。米価維持政策によって米作りへの依存性が高くなりすぎた問題もあります。米の消費が減って米余りになると補助金を出して減反を進める。農業を活性化する方向には考えない。農業法人のような形で大規模で合理的な経営への転換を進めなかったのは大きな失政でしょう。 農産物を輸出しようにも、現在のような国産価格ではとうてい太刀打ちできません。高付加価値の果物などの輸出は行われているようですが、輸入量に比べればゼロに等しい状況です。 というわけで、今の日本は外圧がなくても輸入に頼らざるを得ない現状です。日本に食糧を輸入できる外貨が充分あって、諸外国に輸出できるだけの生産高が確保されている状態であれば問題は無いでしょうが、異常気象や戦争などが発生すると事情は急変します。 中国やロシアが異常気象で穀物を大量に輸入すると国際価格が急騰します。穀物が高騰すると飼料穀物も高騰して畜産物の価格も高騰します。南米チリ沖でエルニーニョが発生すると日本で豆腐の価格が上がるという話もあります。 食糧安全保障の点では日本はほとんど無防備に近い状態と言えるでしょう。

  • yui_o
  • ベストアンサー率38% (1217/3131)
回答No.1

>「消費者」としては,国産であるかどうかではなく,安くて美味しいものを選ぶのは当然です. >その結果,日本の農業は,作業者が減少しており,生産量も大きく減少するといわれています. > >そうなった場合,何が問題になりますでしょうか? 最悪のケースで話しますが 何らかの理由により、食料品の輸入が出来なくなった場合 生産率の低下から、自給率の低下が原因で食料品に不自由するということが考えられます。 今考えられる最大のものといえば、韓国や北朝鮮からの宣戦布告や中国や台湾情勢の変化により日本が巻き込まれるということもありえます。 戦争体制や、準臨戦状態では輸出入に対して制限がかかるしそれにより輸入品に対する税金等が高くなるということも考えられます。 また、食料の自給率をコントロールすることによりそれを盾に輸入国をコントロールできるようになるとも考えられます。 自給率がほぼ0で、輸入に殆ど頼っている場合 極端に高い言値でも、輸入しなければ食糧不足になってしまうためそれを受け入れざる得なくなるし ○○ということを行わなければ、食料の輸出を停止するということを言われればそれを受け入れざる得ません。 一度休耕してしまった畑を再度生産できるようにするためには最低3年、場合によっては5年以上かかります。 そのため、その間は輸出国の言うことを聞かねばならない状況になります。 今現在米の自給率は100%以上をキープしていますが それ以外の生産物に関しては、軒並み50%以下と言う状態になっています。 食というのは、人間が生きて生きていくうえで欠かせないものです。 昔は戦になると、兵糧攻めなど食べ物を無くして相手の戦意喪失させたり戦いを有利に動かしていたりもしました。 今の戦争でも、物資(食料など)の輸送路を優先的に断つことで相手の戦意喪失をさせるということも行われています。 >日本と同じような工業製品を生産しているアメリカ・フランスなどなどは農業生産品を輸出しているのに,なぜ日本は輸入せねばならないのでしょう? これ自体は、小学校の社会などで勉強したと思いますが 日本からの輸入量より、日本に対しての輸出量が極端に差があり それに対して輸出先の国が不満を持ったのが原因です。 (お前の国の製品は沢山買ってるけど、うちのものぜんぜん買ってくれないよね? うちからもなんか買ってくれないと、お前のところの製品も買わないようにしちゃうぞ って言う強引に押し切られたっていう部分もあるみたいだけど。)

norioP
質問者

お礼

ご回答をありがとうございます. >日本からの輸入量より、日本に対しての輸出量が極端に差があり これがアメリカがいうほどそれほど極端ではないように思えるため 質問とさせていただいておるのです… >それ以外の生産物に関しては、軒並み50%以下と言う状態になっています。 野菜や肉もかなり自給できております.輸入のほとんどは飼料だとおもうのですが.

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