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メタノールの導電性について
危険物取扱者の試験を受けてきて、どうしてもわからない問題がありました。それは、メタノールの性状についての問題で、誤りは、どう考えても、「電気の導体である。」「水面に漏れると、大量の水で希釈され、引火の危険は次第に小さくなる。」のうちのどれかしか考えられないのですが、たぶんメタノールは他の多くの引火性液体と同様、不導体ではないかと思うのです。従って、「電気の導体である。」が誤りではないかと思うのですが、過去に水溶性危険物は導体が多い、というのをどこかで目にしたような記憶もあります……。このメタノールの導電性について御存知の方、御教授をお願いいたします。
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「過去に水溶性危険物は導体が多い」 『水溶性の物質(が溶けたもの)は導体が多い』の誤りでしょう。ある溶媒に溶けるためには、その溶媒物質内に均一に分散しないとなりませんが、水は特別な物質で、分子一つ一つが強く分極して、分子間に非常に大きな力が働いています。そのため水に溶けるためには、その物質が水と強く結びついて周囲に水分子の衣をまとうか、水分子と極めてよく似た構造を持ち水中に紛れ込むしかありません。とっても仲の良い女の子の集団に紛れ込もうとしても、はじき出される。周囲に女の子をまとわり着かせて外から女の子の集団として見せるか、女装するかないということ。 塩などは前者に、アルコールは後者に当たります。
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メタノールは水と完溶しますが、少しの加熱で表面から気化し、引火源があると「冷炎」(blue frame)という形で引火し水をかけても消えません。炎の温度が非常に低いのです。 ジメチルエーテルなども同じ性質を持ちます。 ただ、これが他の可燃物の引火源になり得るかというと、良く分からないと言うしかありません。
お礼
なるほど、そうですか……。ただ、薄まることで引火の危険性は低くなるのは、一般的に考えて妥当でしょうね。ありがとうございました。参考になりました。
- nerimaok
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http://www.kanto.co.jp/denshi/pdf/spec_1.pdf 比抵抗が3MΩcm以上となっていますので、メタノール単体では絶縁物と考えていいと思います。
お礼
ありがとうございました。参考になりました。ちなみに、理化学辞典というのものには、誘電率が32.6 とありました。たぶん、この値からして絶縁体なんでしょうね。
お礼
なるほど、アルコールなどの水溶性物質は、そのようなしくみで水に溶けているわけですね。ありがとうございました。大変参考になりました。