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念力は測定できるか

念力はエネルギーとして科学的に測定できるものでしょうか。明治時代に東大の福来友吉先生が念写の実験をして世に発表したと聞いていますが、これが本当なら念力が物理的なエネルギーと言えそうですが、その後、この種の実験と研究は進んでいるのでしょうか。

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  • drmuraberg
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回答No.2

明治時代は科学の転換期で、日本にもその流れが押し寄せて来た時期です。 X線の発見等、未知の物に対する探求心の反動とし「念力」「念写」等々が喧伝されました。 当時は科学者もウブで、科学的な手段も方法論も成長段階で色々と世間を騒がす話題の引き立て役 になりました。 今でも科学者の目の前で手品をしても、種が見えない科学者が多数ですから、仕方なかったの かも知れません。 当時の様子を伝える有名な話として、N線が有ります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/N%E7%B7%9A X線がドイツ人により発見されたのに対抗するフランスの国威発揚科学として話題になりました。 さて「念力」「念写」ですが、全てが眉唾物です。 有名な例は「月の裏側」の念写です。 月探索機が裏側の写真を撮ったら、全く違うので大笑いになりました。でも、このトリックは 明治から宇宙時代まで生き延びたわけです。 「念力」も同じ様な物です。 脳が活動時に微弱な電磁波を出していますが、頭部近傍で漸く受信できる微弱電波で、これは「力」と 呼ばれるほどの強さでは有りません。 現在の技術では増幅してすぐ近くに置かれた何らかのコントローラを動かすことはできる様です。 念力で人を転がす等という程の大きな力は持ち合わせていません。 「念力」関連は、そのための研究よりは、脳科学や通信科学の副産物として、ある日思いがけない 展開をするかも知れません。 昔読んだSFで、アマゾンの奥地に脳波の強い部族が居て、テレパシーができ、他種族の脳内で 映像化された姿がアンデスの民族の神の姿(デニケンによれば宇宙人)だというものです。 コンピュータ時代、彼らはネット内に入り込む能力を身に付け、不可思議なサイバーテロリストとして 追われるという話でした。 その内、人間にも突然変異種がでて、人の脳に入り込み、その人を金縛り等する念力現象を 起こすかも知れません。 <諸国大名は弓矢で殺す、糸屋の娘は眼で殺す>はそのはしりかも知れません。

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  • chiha2525
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回答No.3

進んでいないでしょう。 自然界には遠隔力と呼ばれる力が4つほどあります。重力、電磁気力、強い力、弱い力。後ろ2つは原子核内で働く力ですので、私達が直接見たり感じたりすることはありません。(ちなみに今話題のニュートリノは重力と弱い力しか反応しないので、非常に観測しにくいわけです。) 今の物理学では、基本的に遠隔力を肯定していません。ですので上記4つの力は、なんらかの粒子の交換によって直接的に伝わっている、と解釈しています。電磁気力が分かりやすく、これは電磁波(光子)によって力が伝わっていると考えています。 念力にもどりますが、これが電磁気力による何かなら、測定も簡単でしょうし調べればすぐに分かるでしょう。例えば方位磁石を念力によって、任意にくるくる回すことができれば念力は電磁気力といえそうですが、実際には出来ないので違うのでしょう。 強い力、弱い力は力が伝わる距離が非常に短いので念力の元にはならないでしょう。 重力は、この力自体は非常に弱いのですが、物を動かしたりするほど強い重力が何らかの仕組みで生み出されるか?と考えると疑問ですし、特定のものだけに作用させるのは難しいでしょう。 となると、既知の遠隔力以外の力によって念力が働く、と考えなくてはならないのですが、こうなると色々と大変なことになってきますので、理論を考えるより、まず念力があるかどうかが知りたいところです。 で、実際にその念力という力が働くのかどうか、ということですが、例えば重力加速度を測定する実験とかですが、非常に小さな力にも過敏に反応して値がずれたりします。そのような実験で、念力が測定された事はないので、念力自体が存在しないと考えられています。

回答No.1

 現在の有名なところだと明治大学教授の石川幹人氏が研究しています。現状では「確実にあると断定する証拠はないが、もしかしたらあるかもしれないというぐらいの結果は出ている」というぐらいのようです。 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/

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