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STAPで話題の研究ノート、源氏物語研究でも使うの
- STAP細胞を巡る研究ノートの使われ方について、人文科学、社会科学、自然科学、民間企業の視点から考えてみました。
- 人文科学の源氏物語研究や社会科学の意識調査、自然科学の彗星解析など、さまざまな分野で研究ノートの活用が見られます。
- ただし、民間企業では企業秘密の保護が優先されるため、研究ノートはあまり活用されないことが多いです。
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質問者が選んだベストアンサー
1、源氏研究という時、特に、生命科学で言う研究ノートはありません。具体的に文体解析ということでしたら、語彙索引作りからスタートすると思います。あるいは、信頼できる語彙索引(研究書)が既にあるとすれば、その事実確認、追跡調査から始まると思われます。そして、今までの到達地点、今、どういうものが定説とされているのかを確認します。で、そのうえで、新しい解析論、新しい仮説が立てられるのかを探ります。ポイントは、この時、特に、確認した時期、つまり、日時記載は必要ないということですかね。仮説を思いついた時期を明確にする必要もありません。文系は、意外に、未だにアナログなのだと思います。語彙収集とかのカード作りなど、人手を頼りに、手作業で行われていると思います。 2、どんな時、どの場所での調査という意味で、日時、場所、対象者などの記載は必須。 3、何月何日、新星の発見というように、日時の記載ノートは必要。パソコンに入れるだけでなく、発見当時の状況にリアリティを持たせる意味でも、発見時の興奮が窺える手書きのノートというのは有効。 4、何時、いかなるミスで、パソコンでのメモリー機能が消えてしまうかも知れません。そして、誰しも、大切にしていたメモリーを消してしまったという経験をしています。そうなると、普通の人は、是非、手書きのアナログノートが必要と考えます。ノートだって、紛失する可能性はありますが、まあ、これを失くしてしまう研究者はいないと思いますね。 理系と文系との論文の認識違いはありますね。 文系では、一切の引用文は、明確に初出を記載しなくてはいけません。一方、理系では、引用に対して無頓着で、「科学論文に著作権は無い」ので、誰が最初に言ったことなのかとか、誰が最初に論文発表したのかを明示しないで、とりあえず、それは、今日的な定説の説明文なのだから、誰が書いても同じになる筈で、そういうものに対して、いちいち誰の文章かを言う必要はないという考え方。 だが、文系では、なかなか誰もが認める定説というのは確立しがたく、よって、書き手が、独自の視点で言えることとして、「今日までの定説」を記載することになり、それで、それも著作権の範囲となっているのでしょうね。
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- TANUHACHI
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「研究ノート」は自分で使いやすく、第三者に対しても容易かつ適切に記録内容を伝えるために存在するのであって、様式云々の問題ではありません。 何か「理研用研究ノート」との様式が市販されていると勘違いなさっているのではありませんか?。研究発表や報告で使うレジュメと同じです。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 >市販されていると勘違いなさっているのではありませんか?。 市販されていますよ。何か勘違いなさっているのではありませんか?。 いずれにせよ、私のほうがくわしいようですね。
- TANUHACHI
- ベストアンサー率31% (791/2549)
どんな分野であっても、記録を残すことは大前提ですね。何も実験ノートだけが研究ノートでありません。 学会誌を毎月読んでいますと、年に何点か「研究ノート」と題される、論文の中間報告的な投稿も見かけます。 それによって、どの様なテーマをどうアプローチして、現在は研究段階のどの段階にあるかを判断する材料ともなります。 「ノート(note)」には、メモ・覚え書き・下書きといった意味が本来はありますので研究過程を記録すると理解するのであれば不自然ではありません。 事実がどうのこうのと仰るのは勘違いに基づく筋違いであり、研究の正当性を示す証拠としての保全を行うのは当然です。 時代がパソコンやスマホだからといっても、それらは記憶媒体であることに変わりもしません。その辺りを勘違いしていますね、この質問は。 企業での研究開発に携わるのは個人だけではありません。チームでの共同開発もしますから、そこでの研究記録は自ずとチーム全体の成果ともなり、そのチームは企業の下に編成されてもいますから、自ずと企業の知的財産ともなります。 そして「そのノウハウ」をライセンスとして供与することで利益を求めるケースもありますので、企業機密に対する守秘義務とは一概にいえないケースも出てきます。 二元区分の発想で考えないことですね、そうした発想は浅薄でしかありませんから。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >どんな分野であっても、記録を残すことは大前提 >「ノート(note)」には、メモ・覚え書き・下書きといった意味が本来はあります お尋ねしているのは、「(なんらかの)記録」や「(一般論の)ノート(note)」についてではなく、 《理研が使っているような研究ノート》 についてです。 源氏物語を研究している学者は、あのような研究ノートを使っているのでしょうか。
- abewainpo
- ベストアンサー率8% (53/611)
(4)ノートに記録はしますよ。コンピュータ並みに記憶だけに頼れるほどの人間はまずいません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おっしゃる通り、記憶だけに頼れる人間はいません。が、いまや家計簿でさえパソコンやスマホでつける時代。企業の研究記録や研究日誌をノートに──それも手書きで──つけているんでしょうか。デジタルデータを使うのでは?
- nankaiporks
- ベストアンサー率23% (1062/4473)
どの分野でも使ってるのかはわかりませんが、科学分野では重要なものではないでしょうか? それは特許などに絡む場合、重要な証拠になるからです。 例えば、同じ研究結果が2人(組)同時に発表・申請された場合、 このノートの日付で、いつ、どういう結果にたどりついていた、かが決め手になります。 おそらく、民間企業の研究機関でもノートの記帳はされてるんじゃないでしょうか? そんな大切なノートですから、持ち出し厳禁、中には金庫に保管してるところもあるそうですよ。
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。 >どの分野でも使ってるのかはわかりません いやいや、それをお尋ねしているので、そこを「わかりません」と回答されても困惑しますが……
お礼
ご回答ありがとうございます。 >「科学論文に著作権は無い」 ええっ!? そうなんですか? 私も著作権に多少関係ある仕事をしていますが、初耳です。 もし著作権なしなら、「コピペは不可」なのはなぜか? 初学者には基準がむずかしそうですね。 ところで、u-jk49さんはいろいろな学問分野・現場にお詳しそうですが、u-jk49さんご自身はどういう分野・立場のかたでしょうか。差し支えなければ、お教えいただければ幸いです。